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最新の展覧会

Fuji Xerox Art Space

河口 龍夫展 2017.6.5(Mon)-2017.9.1(Fri)

今回の「ハンネ・ダルボーフェン」展では、ドイツの現代美術を代表する女性作家ハンネ・ダルボーフェン氏の作品を展示します。
ダルボーフェン氏(1941年生まれ)は、ハンブルクの有名な商家に育ち、1962年から65年までハンブルクの美術大学で学びました。その後1966年からニューヨークに2年間滞在して、当時広まりつつあったコンセプチュアル・アート(作品の外面的な特徴よりもそれに込められた思考や概念を重視するという美術の動向)に触れました。
ダルボーフェン氏は、格子や下線を引いたカレンダー状や楽譜状のフォーマットに、日付などを独自の規則で分解した数列、記号、文字を規則的に書き連ねて制作するなど、コンセプチュアル・アートの影響を強く受けた作風で知られ、こうした自らの作風について作家本人は「私が筆記するのは数学的な文学、数学的な音楽であり、筆記はするが描写はしないし、記したものを読むことはない」と語っています。

今回展示する《私の父へのオマージュ》は、96枚で構成され、そのうち12枚に白黒写真を印刷した図版が貼り付けられています。この作品の元となっているのは1988年にペンで描かれた《私の父へのオマージュ》で、この作品はA4サイズのものでした。今回展示する版画の《私の父へのオマージュ》は、オリジナルのA4シートを2枚ずつ上下に合体し、A3縦型にして96枚で再編したものです。この作品は、方眼紙と数字・文字による一種のカレンダーで、1988年という「時間」を作家独自の視点(8枚×12カ月=96枚)で視覚化したものといえます。

『私の父へのオマージュ』1989年

ドイツを代表するコンセプチュアル・アーティストであるハンネ・ダルボーフェン氏の世界をどうぞお楽しみください。

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会場および日程

  • 会場:
    富士ゼロックス・アートスペース
    (Fuji Xerox Art Space)
    〒220-8668 神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目1番
    富士ゼロックス R&D スクエア 1F
    地図
  • 日程:2017年9月11日(月)~12月8日(金)
  • 開館時間:平日11:00~19:00(最終入館は閉館15分前まで)
  • 休館日:土・日・祝日
  • 入場料:無料
  • 最寄駅:
  • 各JR・地下鉄・私鉄線「横浜」駅より徒歩8分
    横浜駅中央通路から東口に進み、はまみらいウォークから日産グローバル本社を経由して、とちのき通り西交差点・横断歩道を渡り1F入口すぐ。
  • みなとみらい線「新高島」駅3番出口よりとちのき通り西交差点・横断歩道を渡り1F入口すぐ。

展示作品

富士ゼロックス版画コレクションより以下の作品を展示します。

Fuji Xerox Art Spaceの全景

ハンネ・ダルボーフェン氏(1941年~2009年) プロフィール

略歴

1941年 ドイツのミュンヘンで生まれる
1962-65年 ハンブルクの美術大学で学ぶ
1966-67年 ニューヨークに滞在し、ソル・ルウィット、カール・アンドレ、ジョセフ・コスース、ドナルド・ジャッドらと親交を結ぶ
1967年 デュッセルドルフの画廊コンラート・フィッシャーで最初の個展を開催
1969年ベルンで開催されたコンセプチュアル・アートの企画展「態度がフォルムとなるとき」に出品 その後、世界最大規模の国際美術展ドクメンタ5、6、7および11への出品や、サンパウロ、ヴェネツィアでのビエンナーレへの参加、また、バーゼル市立美術館、アムステルダム市立美術館、パリ市立近代美術館、ハンブルク美術館など世界各地の美術館で個展を開催
2009年 67歳で逝去

富士ゼロックス版画コレクションについて

絵画・彫刻・版画等、美術作品は私たちの生活を豊かにし、観る者の心を高揚させ、あるいはその心を静謐な精神世界に導いてくれます。その一方で、今までの歴史を振り返ってみますと、洋の東西を問わず、その時代や地域、人々の生活、世界観、そしてその時代の進む方向を映す鏡ともなってきました。言いかえれば、美術作品はその時代固有の姿を眼に見えるかたちで伝えるドキュメントとして、後の人々に時代や歴史を検証する重要な手掛かりを与えてくれているのです。

1988年、富士ゼロックスは社会貢献・文化活動の一つとして、事業の根幹をなす印刷・複製技術「ゼログラフィー」とも関係の深い版画作品を中心とした美術作品の蒐集を始めました。コレクションの開始から25年以上が経ち、現在では900点を超える作品が収蔵されています。