富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂2-17-22、社長:有馬 利男、資本金:200億円)
は、UMG ABS株式会社(本社:
東京都中央区明石町8-1、宮本利雄社長 、資本金:30億円)と共同開発したリサイクルプラスチック(ABS樹脂)で成形された部品を9点、中国・シンセンの生産拠点「富士ゼロックス・シンセン」において卓上型オフィスレーザープリンター「DocuPrint
211」と「DocuPrint 181」に導入いたしました。当社がリサイクルプラスチック部品を、海外で生産する商品に投入するのは初めてです。
両社が共同開発したリサイクルプラスチックは、当社が市場から回収した複写機よりプラスチックを分解、分別し、破砕・洗浄後、外観や性能に悪影響を与える異物を除去してリペレット化し、このリペレット材を原料として25%以上使って、UMG ABS社の品質基準に適合したABS樹脂として量産されております。
両社はこのリサイクルプラスチックを'98年3月、国内でデジタル複合機などの外装カバーなどに初めて導入、'02年に韓国への輸出を始め、韓国の成形メーカーで複写機の部品に成形した後、日本国内に輸入するボーダーレスなリサイクルを進めてまいりました。
そしてこのほど、リサイクルプラスチックを中国に輸出し、日系メーカーで成形した部品を「DocuPrint
211」と「DocuPrint 181」に導入いたしました。導入した部品は、ユニットのカバーやストッパーなどとして使う部品9点です。
当社の'04年度のリサイクルプラスチック使用量は、中国の生産拠点における導入や商品運搬用に使用しているパレットへの使用拡大などにより、1000トンに達する予定です。
[ABS樹脂リサイクルについて]
当社は'95年12月、限りなく「廃棄ゼロ」を目指し資源の再活用を推進するため「クローズド・ループ・システム」を構築、回収した複写機を分解/洗浄し各種部品を当社の品質基準に適合したパーツとしてリサイクルし、生産ラインに投入しており、このループの一環である「プラスチックのクローズド・ループ・システム」についてUMG ABS(株)と共同でシステムを構築いたしました。
UMG ABS(株)は、素材メーカーとして、'90年初めより市場から回収した成形品の素材としてのリサイクル技術の検討に取り組んでまいりました。そして'97年より本格的活動を開始したRC(レスポンシブル・ケア)の基本方針に沿うべく、(1)「環境負荷低減」(2)「製品安全」(3)「社会からの信頼向上」の観点から有限資源の有効活用を具体化・実践するために、富士ゼロックスと共同で、新造品と同等の品質でリサイクルプラスチックを提供するリサイクルシステムを構築してまいりました。
今回の共同開発によるクローズド・ループ・システムは、複写機のリサイクルパーツを生産ラインに投入する際に確立した品質保証の体系と市場から複写機を回収するシステムを持つ富士ゼロックスと、樹脂内部の異物を除去し、自家着色技術と混練のノウハウを有するUMG ABS(株)が、各々の技術とノウハウを結集することにより実現いたしました。
とくに、回収した複写機の分解・分別・破砕・洗浄・異物除去におけるノウハウ、品質管理などにおいて、ユーザーである富士ゼロックスと素材メーカーであるUMG ABS(株)が協力することにより、素材メーカーからユーザーへという既存のルートに加え、ユーザーから素材メーカーという新たなルートを接続させたことが、クローズド・ループ・システムを実現できた大きな要因と考えております。
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