富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂 2-17-22、 社長:有馬 利男)の社員/役員/退職者で構成するボランティア組織「端数倶楽部」は、国際交流・支援活動の一環として、カンボジアで小学校の校舎を建設いたします。2004年4月に着工し、完成は同年9月の予定です。アジアの子どもの教育を支援するとともに、完成後は社会貢献活動の場としても活用し、現地社会および子どもたちとの継続的な交流を行なってまいります。
「端数倶楽部」は1991年12月に発足した富士ゼロックス社内のボランティア組織で、福祉、文化・教育、自然環境保護、国際支援の4つのグループで構成されており、それぞれの分野において社会貢献活動を展開しています。今回、海外活動の一環としてカンボジアのコンポンチャム県にある「プン・プリャ・オン小学校」において1棟5教室の校舎建設を行なうのは国際支援グループです。1棟5教室の校舎を建設するほか、机・いすなどの付帯施設も提供する予定で、総支援額は約400万円です。完成後の10月には当地で海外キャンプを実施、校庭にブランコを製作する計画です。
プン・プリャ・オン小学校には、現在、1997年築のトタンでできた校舎(1棟2教室)しかなく、1年生から4年生までの生徒、約300名/4クラスが二部制で勉強しています。5年生、6年生のクラスがないため、これらの学年の生徒は約7km離れた別の小学校へ通っています。新校舎ができれば、全学年のクラスができる可能性があります。
校舎完成後には、小学校の子どもたちや地域の人たちと継続的な交流を行なっていく計画です。具体的には
1) 運動会、サッカーなどのスポーツ
2) 絵や楽器演奏などの美術/音楽
3) 日本文化を紹介したり、学校内の清掃を行なったりする文化・教育
4) 天体観測や地域の自然、動植物と親しむ自然・科学
の4つの視点で、交流内容を企画しています。また、日本とカンボジアの子供たちの交流を橋渡しするアイデアも検討しています。
「端数倶楽部」は1994年に海外での支援活動を開始し、2000年のカンボジア・スタディツアー実施後、「アジアの子どもの教育」を重点テーマとし、寄付先非営利団体と協力して、カンボジアキャンプやアジアの教育セミナーを実施してまいりました。これは、発展途上国における貧困からの脱出、生活改善、国の復興、心身ともに健全な国民作りを行なうためには、その場しのぎの支援よりも将来を背負って立つ子どもの健全な育成がより重要だと考えたためです。また、子どもの割合が高く(15歳以下が43%、日本では14%)教室数が不足している、いまだに内戦の影響が残り、国づくりのための人材育成が遅れているなどの状況を考慮し、カンボジアを支援先に決定いたしました。
校舎の建設を実際に行なうのは、脚本家の小山内美江子氏が代表の特定非営利活動法人「JHP・学校をつくる会」です。「端数倶楽部」は2002年11月、「JHP・学校をつくる会」の協力のもと、カンボジアで海外キャンプを実施し、小学校の校庭にブランコを製作したり、日本の子どもたちから寄付してもらった鍵盤ハーモニカを寄贈するなど、現地の子どもたちとの交流を深めました。これをきっかけとして、アジアでのボランティア活動に経験が豊富である同会と協力し、小学校校舎を建設することにいたしました。
【建設予定校舎概要】
