富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂2-17-22、社長:有馬利男、資本金200億円)は、環境保護と情報セキュリティ確保を両立させることを目指し、12月中旬から「紙の資源循環システム」のトライアルを開始いたします。自社オフィスで使用したコピー用紙や印刷用紙などを回収・リサイクルし、再度自社用紙として利用するクローズドなリサイクルシステムを、王子製紙、日本紙パルプ商事、富士ゼロックスオフィスサプライとともに作り上げました。
トライアルでは、富士ゼロックス本社、東京事業所(中野区本町 中野坂上サンブライトツイン)および海老名事業所(神奈川県海老名市)で使用したコピー用紙、印刷用紙を、日本紙パルプ商事の関係会社である「JP資源」が中心となって回収し、王子製紙の工場に運ぶ予定です。そこでコピー用紙、印刷用紙としてリサイクルされ、再度富士ゼロックス社内で使用します。機密文書や上質紙でない用紙は回収し、トイレットペーパーなどに再生して利用いたします。
これまで、コピー用紙は回収しても再度コピー用紙にリサイクルされることは品質確保が困難なため、その多くが厚紙等価値の下がる用紙にリサイクルしていましたが、王子製紙、日本紙パルプ商事との協業により、コピー用紙からコピー用紙、あるいは印刷用紙へのリサイクルシステムを構築いたしました。
この「紙の資源循環システム」は環境保護にプラスであるばかりでなく、文書の機密性を確保したまま回収から廃棄まで一貫処理を行ないます。回収した機密文書の入った箱は、家庭紙メーカーにおいて保管せずに箱のまま家庭紙抄紙工程に投入し、再び自社内で使用するトイレットペーパーとしてリサイクルします。また機密文書の処理状況をオフィスにいながらWeb上でリアルタイムに確認できるシステムの導入も検討しています。
富士ゼロックス本社、東京事業所および海老名事業所では年間約1000トンの用紙を使用しています。今回のトライアルでは、セキュリティ確保をした用紙の調達からリサイクルまでにかかるコスト削減も目指します。
今回のトライアルの結果を踏まえて、2005年春から富士ゼロックスの国内全事業所および関連会社にも順次拡大し、さらにお客様にも導入を勧めてまいります。