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三重県四日市市内に プラスチックリサイクル工場を建設

2006年4月18日

  • 循環型経済社会の実現を目指して


  鈴鹿富士ゼロックス株式会社注1(本社:三重県鈴鹿市伊船町1900、社長:塚本 卓三、資本金:40億円)は、三重県四日市市の「四日市エコタウンプラン注2(2005年9月16日、経済産業省・環境省承認済)に参画、約3億円を投じて同市内の三菱化学株式会社四日市事業所川尻地区内に使用済プラスチックを年間約2300トン再資源化する能力を持つプラスチックリサイクル工場(四日市事業所)を建設し、4月より稼動いたします。本工場は、上記プランの中核施設に位置づけられ、 同社はプラスチックリサイクルを事業化し、2008年度に約6億円の売上げを計画しています。  

  本工場では、富士ゼロックスや販売会社などが回収した使用済デジタル複合機・複写機から分別した使用済プラスチック(スチレン系注3以下同じ)のほか、近接のOA機器リサイクル工場や家電製品リサイクル工場などで分別されたプラスチックを、洗浄、粉砕し、リペレ注4助剤注5などの添加材を混合、ペレット(粒状)化された原料を、素材メーカー経由で市場に提供いたします。使用済プラスチックを使用した素材を、複写機や家電製品などに組み込まれることで、資源として再生し 循環いたします(図参照)  
図:リサイクルプラスチックの流れ

  一般的に、使用済プラスチックを100%使用してリサイクルする場合、弾性や衝撃強度といった物性が劣化してしまうため、強度の低いプラスチックへのリサイクル(公園の擬木など)に留まっています。  

  プラスチックの機能や品質を損なわずに再利用する場合には、使用済プラスチックの使用比率を25%程度に抑え、75%程度は新品の材料を混合しています。しかし、当社が用途発明をした添加剤(リペレ助剤)を混合、押出しの工程で添加・混合すると、劣化した物性を回復させることができるので、使用済プラスチックを原料として100%使用することが可能です。さらにこのリサイクルにより、CO2の発生量を1/10に削減する注6 ことが可能です。  

  また、リペレ助剤を活用すると緩衝材や食品トレーなどの発泡スチロールをリサイクルし、物性劣化のないプラスチックへ再生することも可能となります。当社は今後、分別回収等で回収される発泡スチロールから再生プラスチックへリサイクルすることも検討してまいります。  

  当社は、富士ゼロックスや販売会社などが回収した使用済複写機を分解、品質保証した部品を生産ラインに投入してリユースする資源循環型生産システムを、2005年5月から富士ゼロックス海老名事業所より自社工場内に移管して稼動しております。ここで分別した使用済プラスチックも新設する工場でリサイクルするほか、今後さらに富士ゼロックスと連携して資源循環を加速させ、循環型経済社会の実現を目指してまいります。  

注1   富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂、社長:有馬 利男)の関連会社で、OA機器やその関連部品から組立最終製品の開発・生産・販売を担う会社。
注2 「四日市エコタウンプラン」は市民・企業・行政の協働により、3R(リデュース、リユース、リサイクル) を基本とした事業を主に展開し、プラスチック類のリサイクル拠点化を中心とした循環型経済社会を目指すプラン。
注3 家電製品やOA機器の筐体・内部のプラスチック部品として幅広く使用されている耐衝撃性・成形性・耐熱性などを有する樹脂。
注4 リペレは鈴鹿富士ゼロックス社の登録商標です。プラスチックリサイクルにおける『物性劣化』、『成形バラツキ』『色の再現』に関する技術的な課題を解決するシステムです。
注5 熱ストレスを受け強度などが低下した樹脂の物性を、リペレット時に回復および維持させる熱安定性の高い添加剤。
注6 LCAソフトと産業連関表を用い、樹脂ペレットから樹脂成形品までの一連の加工におけるCO2換算をすると、リサイクル材を使用した場合、CO2の発生量を新品素材の使用に比べ約1/10に削減することが可能という計算結果になります。

  ◆ プラスチックリサイクル工場の概要  
  ・名称 鈴鹿富士ゼロックス株式会社 四日市事業所
  ・所在地 三重県四日市市川尻町 1000
(三菱化学株式会社 四日市事業所 川尻地区場内)
  ・業務内容 使用済プラスチックの再資源化によるプラスチック製造業
  ・敷地面積 1,820㎡
  ・工場棟のべ床面積 770㎡ (鉄骨造 平屋建て)
  ・処理能力 2300トン/年
  ・従業員数 13名
  ・投資(工場・建屋・設備) 3億円

  ◆ 本件に関するお問い合わせ先は、鈴鹿富士ゼロックス株式会社 総務ユニットまで。
電話:0593-71-8500
 

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