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植物由来成分30重量%以上の
バイオマスプラスチックを開発

2007年7月5日

  • CO2排出量を約16%削減
  • 難燃性と衝撃強度を両立させ、商品に採用へ


富士ゼロックス株式会社 (本社:東京都港区赤坂9-7-3、代表取締役社長:山本 忠人、資本金:200億円)は、富士フイルム株式会社(代表取締役社長:古森 重隆)の技術協力を得て、植物(今回はとうもろこし)由来成分を30重量%以上含むバイオマスプラスチック注1を開発いたしました。富士ゼロックスは、このプラスチック製部品を順次商品に採用していく予定です。このプラスチックを採用することで、従来のプラスチック(ABS樹脂)を使用した場合に比べ、CO2排出量を約16%削減することが可能です(LCA評価による)

バイオマスプラスチックを部品や商品に使用する場合、ある一定値以上の難燃性(燃えにくさ)と衝撃に対する強度が要求されますが、難燃性と衝撃強度は相反するため両立させることが難しく、また、植物由来成分はその性質上高い湿気や温度で分解するという問題を抱えています。そのため通常は全重量に占めるバイオマス樹脂の割合を下げ、難燃剤や石油系強化剤の割合を上げることにより、両立が図られております。

富士ゼロックスは通常より植物由来成分を多く使うことでCO2の排出量を削減することを目指し、植物由来成分25.0重量%以上注2を目標に開発に着手し、優れた耐衝撃技術や成形技術を持つ富士フイルムとの共同プロジェクトを立ち上げました。
そして(1)難燃剤の使用量を従来の半分以下とすることが可能な処方を開発し(2)その分植物由来成分を増やして30重量%以上とし(3)同時に弱点とされていた耐衝撃性および耐湿熱性の向上をはかることにも成功、植物由来成分を増やしながら難燃性と衝撃強度・湿熱安定性を両立いたしました。

機構部品(可動部に使われている部品)へも適応可能なバイオマス樹脂の開発は業界初です。これにより、富士ゼロックスが使用している従来のプラスチック(ABS樹脂)は機構部品を含めてバイオプラスチックに代替えが可能になります。

注1: バイオマスプラスチックは、植物(今回はとうもろこし)を原料にして作られたプラスチックで、枯渇資源とされる石油から精製されるプラスチックを使う割合をできるだけ少なくすることによって、CO2の排出量を減らすことを目的とした、環境に配慮したプラスチックです。
注2: 日本バイオプラスチック協会 (会長:冨澤龍一・(株)三菱ケミカルホールディングス代表取締役会長)の定義では「バイオマスプラ」は、同研究会がネガティブリストに記載されないバイオマスプラスチック組成中のバイオマス由来成分を、製品中に25.0重量%以上含むプラスチック製品でなければならないと規定されています。

富士ゼロックスは材料設計・分析、難燃性と安全性評価、成形性の検討等について富士フイルムと知見を出し合うとともに、開発初期より素材メーカーであるユニチカ株式会社(代表取締役社長:大西 音文氏)の協力も得て、バイオマスプラスチックを開発してまいりました。今後は3社協力のもと、さらに改良を加え、より高い仕様に適応 させるための技術開発を進めていきます。


◆ お問い合わせ先:富士ゼロックス株式会社お客様相談センター
フリーダイヤル :0120-27-4100 土・日・祝日を除く、9:00~12:00、13:00~17:00

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