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事業とかかわる分野への支援

拡大教科書製作支援活動

拡大教科書とは、視力が非常に低い(弱視の)児童・生徒のために、手書きやパソコンで文字を大きく書き写して製本した教科書のことです。富士ゼロックスは、この拡大教科書製作を支援するため、全国の営業拠点や販売会社のフルカラー複写機を無料開放しています。
2007年度は48の営業拠点・販売会社で実施、コピー枚数は79万枚、前年比4.8%の増加となりました。今後もこの活動を富士ゼロックスおよび関連会社全体の取り組みと位置づけ、さらに活動を拡大させていきます。

また、拡大教科書の製作は、拡大コピーを使うものから、コンピュータの画像処理ソフト上で文字や画像を拡大する方法に変わりつつあります。この流れを受けて、フルカラー複合機の開放や、ボランティアの方が使うことのできるパソコンの設置、デジタルデータ作成の支援などにまで活動の範囲を広げることを検討しています。

ボランティアによる拡大教科書の製作/カラー複合機で製作した音楽の拡大教科書

版画コレクション

富士ゼロックスの事業の中心である「複写・ドキュメント」と深い関係を持つプリントアート(版画作品)の収集および展示活動を行なっています。
1988年より、20世紀以降の芸術諸活動の歴史を体系的に概観できるよう、版画作品を収集し、現在では総点数約900点、作家数220名を超え、日本でも屈指の版画コレクションとなりました。2003年からは旧本社2階のギャラリー「Fuji Xerox Art Space」で一般への公開を開始しました。

2007年3月30日より、本社の移転先である東京ミッドタウンで、ギャラリーをリニューアルオープン。この移転によって、「リニューアル・オープン記念展」の一日平均来場者数が2000人を超えるなど、来場者が大幅に増加し、活動の認知度アップにつながりました。
2007年度には5回の展示会を開催するとともに、展覧会に関連するシンポジウム、フロアレクチャー、ギャラリートークなどを開催しました。また、埼玉県立近代美術館、札幌芸術の森美術館、横須賀美術館で開催された『澁澤龍彦―幻想美術館 展』に作品を貸し出しています。 2008年度以降も、広く一般に版画コレクション作品を知っていただけるよう、引き続き広報活動を行なっていきます。また、ギャラリートークやシンポジウムなどを通じ、現代美術や版画への理解を深める機会を提供していく予定です。

詳しくは「富士ゼロックス 版画コレクション」をご覧ください。

「戸村浩展」で出品された作品の一部
「戸村浩展」でのレクチャーの様子/「グラフィックデザイン1930」展シンポジウムの様子

ゼログラフィー技術と文化~アート・バイ・ゼロックス

「アート・バイ・ゼロックス(ABX)」は、「アートとテクノロジーの融合」をテーマに、マルチメディア時代にふさわしい現代アートへの支援・教育・研究などの領域で、サポート活動をしています。

この活動は、1990年に複写機やプリンターを設置した「アート工房」を開設し、無料でアーティストに提供したことから始まりました。アーティストはこの工房でゼログラフィー技術を活用した作品や、自分の作品カタログ、本のかたちをした作品(アーティストブック)を制作することができます。また、美術館やギャラリー展示の際の大型展示物作成、ポスター作成などの各種プリント出力での支援も行なっています。

一方、社員および一般の美術愛好者からなる支援団体「ABXクラブ」を結成しています。月1回の会員による解説つきの美術館ツアー「アートツアー」などを通して、現代美術に親しみ、理解を深める活動を行なっています。

2007年度は、アート・バイ・ゼロックスギャラリーにおける登録作家の個展を8回開催しました。また、アート工房では若手作家を中心に46件(2008年3月現在)の作品制作を支援しています。8月の浜田涼個展では現代アートと触れ合う親子のワークショップを開催し、7家族17人が参加しました。

親子で楽しむアートワークショップ

2008年度以降は、作家の作品制作をより充実させるため、工房の機能を強化します。また、会員作家同士が工房の活用方法などの情報を交換できる場を設け、会員相互の交流の活発化を促す予定です。

情報塾

富士ゼロックスの研究技術開発本部は、情報のハンドリングやコミュニケーションへの応用など日頃の研究成果として、次世代を担う中学生に分かりやすく解説する短期セミナー「情報塾」を、2001年より年に6回(中学1年生対象3回、中学2年生対象3回)開催しています。

講座の内容は、(1)情報って何?(体験コース)(2)ホームページ作成(3)会社経営ゲーム(4)ストーリーテリング(5)即興的図解プレゼンテーション(6)アイデア創出と特許などで、「情報とは何か」についてコース毎のテーマを通じて、全体として考えるように設計されています。講師は、テーマ毎に富士ゼロックスの専門家(一部外部の専門家)が担当します。

2007年は中学生対象の基本6コースに大学生向けセミナーなどを加え、年間12回開催しました。
中学1、2年生の受講者数は延べ74人、2001年の開始以来7年間の受講者は、累計では686人に上っています。

情報塾の運営については、「情報塾修了者」と大学生、社会人がボランティアであたり、中学生が世代を超えて広く社会とかかわる経験の場ともなっています。2007年度のボランティアの数は延べ32人にのぼり、受講者数に対して手厚い支援をするのに十分な数となっています。

詳しくは「情報塾」をご覧ください。

「参加者の声」「情報塾卒業生の声」

参加者:
「今日一日、歩き回ったり、計算したり、大変でしたが、結構楽しかったです」
「楽しかったです♪ 情報に敏感になりました」
「初めてでわからないこともたくさんでしたが、とても楽しくできました」
「新しい友達が出来た、協力して出来た」
 (以上、2007年「会社経営ゲームと利益の仕組み」アンケートより抜粋)

「中3の部を作って欲しい」
「変えることはできないと思いますが、やっぱり時間が足りないと思いました」
「やっぱり合宿したいです!」
「休憩が欲しい」
「学校の授業に来て欲しい」
「もっと情報塾の宣伝をしたほうがいいと思います」
 (以上、2007年「ストーリーテリングと電子紙芝居作成」アンケートより抜粋)

スタッフ(修了生):
「昔と比べて受講者のレベルが上がっててびっくりしました」
 (2007年「会社経営ゲームと利益の仕組み」アンケートより抜粋)

「とっても楽しかったんでまた手伝いに来ます」
 (2007年「発想と特許」アンケートより抜粋)

スタッフ(大学生/社会人):
「時間が短い分、どこに力を入れるべきか、スタッフとして知っておくべきだった」
(2007年「アイデア創出から事業化まで」アンケートより抜粋)

「説明をもっと少なくして、実技で個別フォローがよさそうです」
(2007年「ストーリーテリングと電子紙芝居作成」アンケートより抜粋)

見学の保護者:
「中学生のみならず、会社の中でやっている色々なマネジメント研修にもとりあげると面白いと感じました。」
(2007年「会社経営ゲームと利益の仕組み」アンケートより抜粋)

「塾卒業生スタッフの皆様の感じがよく、今後もこのリレーが出来たら良いと思います。」
(2007年「ホームページ作成基礎演習」アンケートより抜粋)

第6期生修了式の集合写真/コースの風景

e-Nakama

e-Nakama(イー・ナカマ)は、2001年10月に富士ゼロックスの社員や退職した社員有志によって設立されたNPOです。e-Nakamaでは、富士ゼロックスで使わなくなったパソコンやプリンターなどを、障がいを持った人たちの施設などに寄付しています。また、それと同時に、社員やOBが、ボランティアとして施設を訪問し、パソコンの使い方を教えたり、話し相手となったりするなど、IT支援を通じた交流の場を作り、ハンディを持つ人たちのコミュニケーション手段の獲得や自立を支援しています。
富士ゼロックスは、社会貢献と環境負荷の軽減という両面から、この活動を全面的に支援しています。

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