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環境に配慮した紙の供給

環境に配慮した紙の供給方針

紙の供給がこれからも持続可能であるためには、森林と、それらを取り巻く生態系全体への配慮が不可欠です。
富士ゼロックスは、「環境・健康・安全に配慮した用紙調達規程」により、事業活動のすべてにおいて、環境に配慮した紙のみを使用することを定めています。

環境・健康・安全に配慮した用紙調達規定

2004年12月、富士ゼロックスは、国内外のすべての関連各社とともに、「環境・健康・安全に関する調達規程」を制定しました。
これは、紙の供給過程で、森林伐採による資源の枯渇や、生態系、地域住民の生活に破壊的な影響などを発生させないことを目的としています。
この規程はゼロックス・コーポレーション(本社・米国)の規程とあわせ、世界共通でコピー用紙仕入先様に対しての原材料調達に関する要求項目を設定したものです。各社が販売する用紙や使用する用紙は、この活動に賛同した仕入先様からのみ調達することにしています。

調達基準の原則

  1. 法律や規制が遵守されていること
  2. 持続可能な森林管理がなされていること
    • 第三者機関により認証を受けた森林であること
    • もしくは、管理がされた状態にある森林であること
  3. 再生パルプは原料古紙の供給元が明らかであること
  4. 使用する化学物質は安全が確認されていること
  5. 紙製造は、無塩素漂白処理で行なっていること
  6. 生産工場は環境管理システムを保持していること

森林認証品の拡大

昨今、森林の違法伐採が世界的な問題となっています。これに対応して国のグリーン購入法で木材原料の合法性の確保が求められるようになり、企業・官公庁においても、違法伐採由来の製品を排除するグリーン調達、CSR調達が進められています。この際、木材原料の合法性を保証するのが第三者機関による「森林認証制度」です。そして、森林認証制度の中でも、合法性のみならず、環境保全や社会的利益、経済的持続可能性などのCSR的観点まで含めた厳しい基準で、適切な森林管理がなされているかを判断して認証しているのがFSC(Forest Stewardship Council: 森林管理協議会=本部:ドイツ)となります。
富士ゼロックスは、2002年度より、FSCによって原料パルプ供給の際の環境配慮・合法性を保証された「認証林パルプ」の使用の推進を開始しています。また、認証林パルプを使用して生産された紙についても、その商品が確実に「適切に管理されている森林」に由来するものであることを保証する認証(FSC-CoC認証)を取得。2007年度末には12品種に認証を拡大し、また、富士ゼロックスおよび関連会社が直接販売するコピー・プリンター用紙の約40%がFSC認証紙となりました。

森林認証制度とは

「森林認証制度」とは、森林を適切に管理し、そこから産出された木材を積極的に利用することで、健全な森林の育成を支援すると同時に、保護すべき森林の伐採抑止にもつながる仕組みで、現在世界中で活用され始めています。
この森林認証制度の中で、世界的規模ではもっとも歴史が古く、その認証基準が厳しいとされているのが「FSC」で、日本で最も普及している第三者認証です。
FSCが推進する「適切な森林管理」とは、環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも持続可能な森林管理のことを指します。認証には、森林管理自体の認証である「FM(Forest Management)認証」と、認証された森林から切り出された木材を使用した製品が、製造・加工・流通のどの過程でも、非認証林からの製品と混ざり合わないことを証明する「CoC(Chain of Custody)」の2種類があります。
FSC認証製品は、その製品が確実に「適切に管理されている森林」に由来するものであることを保証し、また、いつ・どこから仕入れ、いつ・どこで加工されたかなど、消費者に渡るまでの経路が分かる仕組みになっています。

植林事業と自社植林チップ配合紙

富士ゼロックスは、「自ら使うものを自ら育てる」ことを目指して、ニュージーランドSPFL社に1996年から出資し、植林事業に参加しています。
当植林地はFSC認証を取得しており、1992年から植林を始めたユーカリが伐採可能となったため2004年8月より伐採を開始。2005年6月より、その自社植林パルプを配合した環境バランス用紙「FR」の発売を開始しました。
SPFL社は、ユーカリの植林を毎年行なっており、2007年3月現在、植林面積は約9,861haに達しています。今後は毎年一定面積からの収穫・出荷を継続し、その跡地に再度ユーカリの苗木を植林し続けることによって、2010年以降は年間180,000トン前後(実数量換算)の安定した供給を見込んでいます。ここから作られるバージンパルプの量は、現在富士ゼロックスおよび関連会社が販売している用紙に用いられている量の半分に相当します。

今後の方向性

2008年度以降も引き続き、適切に管理された森林由来の原料を使用していることを保証する森林認証品の拡大など、より高い基準で環境に配慮した紙の供給を進めていきます。また、古紙パルプや森林認証を受けた木材原料の供給が今後ますます難しくなることが予想されるため、紙一枚あたりの使用パルプ量を抑制する技術を採用した紙を市場導入することを検討していきます。

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