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商品における天然資源保全への取り組み

商品における天然資源保全の方針

富士ゼロックスは、1993年に、商品リサイクル全社方針「限りなく『廃棄ゼロ』を目指し、資源の再活用を推進する」を定め、環境負荷低減のために、企画・設計・調達から再資源化に至るまで、商品ライフサイクルすべての段階を視野に入れた取り組みを進めています。
この取り組みは海外を含む富士ゼロックスの全活動地域へ展開しています。

資源循環システムの考え方

富士ゼロックスの環境保全活動の柱の一つが、「使用済み商品は廃棄物ではなく、貴重な資源である」という考えが基本にある資源循環システムの推進です。
資源循環システムは、市場に出した商品は回収して使い切り、新たな資源の投入を抑えて、閉じた輪の中で部品を循環させる「クローズド・ループ・システム」を中心に、上流の企画段階から下流の再資源化(リサイクル)までを大きく二つの考え方で構成しています。その一つが、部品の再利用を前提に環境負荷の少ない商品づくりを目指す「インバース・マニュファクチャリング(逆製造)」。もう一つが、再使用できない部品を分別・再資源化し、再び新資源として徹底的な活用を目指す「ゼロ・エミッション」です。

資源循環システム

詳しくは「資源循環システム(商品リサイクル活動)」をご覧ください。

推進体制

富士ゼロックスの資源循環システムは、担当役員と関連部門長で組織される「リサイクル推進委員会」で審議・決定された方針や活動計画を関連会社を含め全社を挙げて推進しています。

2007年度のトピックス

2007年度、国内では2006年度に引き続きオフィス普及型カラー複合機の新商品として“資源循環型商品”を市場導入しました。資源循環型商品の生産工程においては新たな生産システムを本格導入し、また、リユース設計とリユース生産技術の連携により、これまでリユースが困難であった部品を一点でも多くリユースするための取り組みを継続しています。
その結果、2007年度の資源循環型複写機・複合機の生産台数は1.7万台と順調に生産台数を伸ばし、延べ生産台数は2007年10月末時点で30万台を突破しました。2007年度の新規資源投入抑制量は3,860t、CO2排出抑制量は25,000t-CO2に達しました。

海外では、2008年1月に中国で統合リサイクルシステムを稼動させ、中国全土からの使用済み商品やカートリッジの回収、リサイクルを開始しました。
これにより、富士ゼロックスの販売/サービスの活動地域である日本、中国およびアジア・パシフィック地域での使用済み商品の回収・リサイクルの基盤が完成したことになります。

カラー複合機の新製品、資源循環型商品「DocuCentre C2101」を市場導入

富士ゼロックスは、オフィス普及型カラー複合機で、新造機と同等の品質を保証した資源循環型商品の開発を進めています。その最新の技術を搭載した商品として2006年5月にリユース部品を一台あたり60%以上使用している「DocuCentre C2100」を市場に導入しました。この商品は、2007年度には延べ生産台数が10,000台を突破しています。そして、2008年2月には、資源循環型カラー複合機の第2弾として「DocuCentre C2101」を市場導入しました。

部品使用履歴を把握するシステム

2005年度試験導入し実証テストを繰り返してきた「部品使用履歴を把握するシステム」を、2008年2月、本格導入に踏み切りました。このシステムは、構成している部品/ユニットごとの使用状況を元に自動的にリユース判定を行ないます。従来は、使用コピー枚数や使用期間を判断基準とし、基準以上に使用した商品は、その中にリユース可能部品が含まれていても再資源化されていましたが、新生産システム導入後は、商品自体が記憶している「使用履歴情報」と「部品寿命マスタ」のデータを照合して自動的に部品ごとのリユース可否の判定を行なうことができるようになりました。
今後、このシステムの対象機種を拡大することによって、さらなる部品としての資源の有効利用を拡大していきます。

部品リユース拡大に向けた技術開発

2007年度はリユース設計と、リユース生産時の生産技術の連携強化により、従来リユースが困難であった部品のリユースが可能になりました。

原稿セット部(ガラス)
従来設計では、原稿セット部(ガラス)上を原稿が移動する機構となっていたため、ガラス表面の静電気防止コーティングが剥がれ、リユースできませんでした。そこで、原稿セット部(ガラス)上を原稿が移動しない新たな機構に設計を変更することで、静電気防止コーティングを不要とし、さらに外観品質を保証するための洗浄・検査技術を導入、原稿セット部のガラスのリユースが可能になりました。

用紙のカセット
これまで用紙のカセットは静電気による汚れのため、リユースができませんでした。そこでまず用紙のカセットに分離設計を導入し、取っ手部分と用紙の収納部分の分離を可能としました。取っ手部分は従来同様、退色か触れることによる汚れなどのため、リユースは出来ませんが、用紙の収納部分は洗浄技術の導入によりリユースが可能になりました。

中国の統合リサイクルシステムが稼動

国際資源循環システムの大きな取り組みとしては、2008年1月の中国統合リサイクルシステムの稼働があげられます。これは、富士ゼロックスが中国・蘇州に設立した「Fuji Xerox Eco-Manufacturing (Suzhou) Co., Ltd.」を拠点にした、日本やアジア・パシフィックと同等レベルの資源循環システムで、中国全土を対象に、「廃棄ゼロ」「汚染ゼロ」「不法投棄ゼロ」を目指し、富士ゼロックスの商品の回収・リサイクルを行なっていきます。 システムの構築にあたっては、(1)商品の回収、(2)基幹物流網の確立、(3)リサイクルパートナーの選定、(4)廃棄物の移動規制、など多くの課題がありました。
商品の回収については最近まで使い終わったモノを回収するという習慣がなかったため、商慣習の違いから多くの困難がありましたが、中国の販売会社である「富士ゼロックスチャイナ」が回収システム構築のプロジェクトに参加し、回収協力についてプランニングをしました。また、リサイクルの意味をお客様や販売店様に理解してもらうために、チラシやビデオ、説明会などによって啓発活動を展開しました。こうした活動は、今後も全土に回収を普及させるために努力を重ねていきます。
基幹物流網の確立については、三井物産(上海)貿易有限公司、トライネット・チャイナの協力により郵便物を取り扱う中郵物流有限公司が物流パートナーになったことで、中国全土から蘇州への物流が可能になりました。リサイクルパートナーの選定については、中国国内10社、日本国内4社の協力により再資源化を確実に向上させる体制を確立しました。省や市を越えた廃棄物の移動は、以前は厳しい規制がありましたが、リサイクルに関する法令が整備され支障はほぼなくなりました。

企画・設計・調達での取り組み(インバース・マニュファクチャリング)

富士ゼロックスでは1995年の資源循環システム活動開始当初から、部品リユースを最優先とした活動を行なっています。2007年度には新たな技術的取り組みにより、リユース可能な部品数を拡大しました。

回収・生産での取り組み(クローズド・ループ・システム)

富士ゼロックスは部品を資源としてさらに有効活用するため、新生産システムを2008年2月に本格導入しました。今後、このシステムの対象機種を拡大することによって資源の有効利用を拡大していきます。

再資源化での取り組み

リサイクルパートナーとのネットワークを含めた再資源化体制の構築により、埋め立てをしない「廃棄ゼロ」を実現しています。

資源循環システムの海外への展開

富士ゼロックスは、事業のグローバル化とともに環境分野においても、海外でも日本と同じレベルで環境負荷低減に取り組まなければならないと考えています。この考えに基づき、アジア・パシフィック地域において、日本と同等の資源循環システム構築を目指し、2004年12月より「国際資源循環システム」として展開しています。2008年度は、中国でも資源循環システムの稼動をスタートさせ、全事業エリアにおいての資源循環システムが完成しました。

オーストラリア、フィリピン、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、タイ

環境に配慮した紙の供給

「環境・健康・安全に配慮した用紙調達規定」によって方針を明確に定めるとともに、持続可能な紙の供給を進めています。

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