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お客様満足実現のために

「お客様の満足」への考え方

富士ゼロックスは、お客様の満足(CS: Customer Satisfaction)が企業活動のすべての起点になると考えています。お客様に満足していただくためには、まずお客様が何を期待し、要求しているかを知ることが必要です。そのため、富士ゼロックスはお客様とのコンタクトポイントにおけるコミュニケーションを大切にしています。そして、全社を挙げてその期待と要求にお応えし続けることで、お客様との長期的な相互信頼関係を築くことを目指します。その基礎となる従業員一人ひとりの価値基準として、次のような行動指針を定めています。

富士ゼロックスおよび関連会社 CS行動指針 1.「お客様の言葉」に耳を傾けることが、私たちの仕事の始まりです 2.「お客様の目線」で考えることが、私たちの仕事の基本です 3.「お客様の期待」に応えることが、私たちの仕事の責任です 4.「お客様の感動」を得られたときが、私たちの仕事の喜びです 5.「お客様の評価」こそが、私たちの仕事のものさしです

「お客様の満足」を実現するための体制

2008年度は、オール富士ゼロックスのお客様満足向上への取り組みをより強化するために、お客様の声に耳を傾けるという基本に立ち返り、社長を議長とする「CS会議」(14回実施)を新たに設け、経営層が中心となってお客様満足向上について徹底的に議論を重ねました。
さらに、CS会議の決定事項を受け、具体的な課題解決を行なう機能として営業部門担当の専務執行役員が議長の「お客様接点CS委員会」(8回実施)を新設しました。
また、開発・生産担当の専務執行役員が議長の「品質会議」(10回実施)でも、商品にかかわるCS上の問題解決を推進しました。
そのほか、販売会社などのお客様との最前線においても販売・保守・配送・事務部門のお客様接点責任者を中心とした「CS向上委員会」を組織し、お客様接点における活動の品質課題を明確にし、プロセスの改善や強化を図っています。

お客様とのコミュニケーションの仕組み

富士ゼロックスおよび関連会社では下図のような仕組みで、お客様とのコミュニケーションを図っています。

お客様とのコミュニケーションの仕組み

VOC

お客様とのコミュニケーションを強化していくため、全国の営業担当者や保守担当者、そしてコールセンターでは、日常的な活動を通じてお客様から寄せられた不満や要望を記録しています。この仕組みをVOC(Voice of Customer:お客様からの総合的な情報収集の仕組み)と呼び、2008年度はこのVOCシステムに約57万件の情報が入力されました。集められた「お客様の声」は、社内各組織で共有され、問題解決や再発防止そして新製品の企画・開発につなげています。
その具体的な事例として、保守部門での「コールバック管理」が挙げられます。これは、お客様から機器の保守サービスの要請を受けた場合に、手配された保守担当者「カスタマーエンジニア(CE)」が、電話をいただいたお客様に15分以内にコールバックし、訪問予定時間や修理内容などを事前にお知らせする仕組みです。このシステムの導入で、保守サービスの要請があったお客様からの「いつ来るのか」と催促の電話があった件数を前年比で60%減らすことができました。
なお、当社に寄せられたお客様の声のうち、苦情・クレーム対応については全社で統一した回答期限(一次回答まで48時間以内)を設け、クレームの発生から解決までをチェックするシステムを整えています。

お客様相談センター

お客様相談センターは、会社全体に対するご意見・ご質問、商品購入についてのご相談など、お客様からの幅広いご意見・お問い合わせを、電話(フリーダイヤ ル)やメールでお伺いする窓口です。この業務を通じて、(1)富士ゼロックスの商品・サービスおよび企業活動について、お客様へ正確な情報を提供し、お客様との信頼関係の維持と強化に努めること、(2)「お客様の声」を、積極的に社内展開し、商品や仕組みの改善につなげること、(3)「お客様の声」を経営層に伝えることを役割としています。

2008年度は、お客様対応品質の向上、および社内へ発信する情報の品質向上に重点的に取り組みました。2008年度の総受付件数は32,944件で、FAQの定着・充実もあり、2007年度と比べて18%減少となりました。
お客様からのご意見・お問い合わせに対して、電話/メールを受けた相談員が直接解決・回答できる「一次回答率」については、70~80%以上という目標を設定していますが、2008年度の実績は75%となりました。
また、お客様相談センターに寄せられたご意見・ご要望は、それぞれ社内の該当部門に伝達し、問題の解決・状況の改善に向けての提案を行なっています。たとえば2008年度は公式サイトを見たお客様から「プリンタードライバーがOSに対応しているか分かりにくい」との問い合わせを受け、関連部署と協業して「OS対応状況」ページの表記方法を検討し、情報を追加するなど分かりやすい記載に修正しました。また、消耗品(トナー回収ボトル)交換後に使用する返却用内袋については「ファスナーが止まりにくい」とのご意見をいただき、商品担当者へ改善を依頼した結果、開発部門で対策が施されることとなりました。

今後もお客様のご意見・お問い合わせに対して、適切かつ迅速な対応をしていけるよう相談員の教育および体制の強化に努めていきます。

問い合わせの内容・年度ごとの推移グラフ

お客様満足度調査

富士ゼロックスは、お客様満足の実態を正しく把握し、より高い満足や長期的な信頼関係を築くために定期的にお客様満足度調査を実施しています。
このお客様満足度調査は、事業別・地区別および形態別など数種類の調査を実施していますが、2008年度は、営業部門において、お客様に商品を購入していただいた3カ月後に行なう機器設置後調査を徹底しました。このことにより商品購入後の関心事や意見を把握したり、購入前と購入後の満足の差を確認するなど、よりきめ細かいお客様への対応が可能となりました。この結果は、個々のお客様に活用するだけでなく、開発部門へフィードバックされて新しい改善の活動方針にも反映されています。

2008年度のお客様満足度調査実施状況
  対象 項目 頻度 件数
富士ゼロックス
独自調査
お客様 無作為抽出 営業・保守・請求・配送・製品 年1回 19,206件 886件
定点事業所 企業活動全般 3,113件
導入初期
事業所
営業活動中心 年4回 14,041件
導入初期
事業所
製品中心 不定期 1,186件
外部調査 お客様
+他社
事業所従業員規模5人以上
営業・保守・請求・配送・製品 年1回 14,169件

今後の方向性

2008年に実施した各種のお客様満足度調査の結果から、お客様の期待や要望を確実に見極め、当社がより強化しなければならない課題が明らかになりました。2009年度はこれらを踏まえ、その対応策をスピーディーに徹底して実行していきます。
今後も当社は日々のお客様の声を起点として、より魅力ある、新しい価値を提供することでお客様満足の向上を目指します。

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