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主要取引先とのエンゲージメント活動

協業によるQCD向上への取り組み

富士ゼロックスは、これまで主要取引先に行なってきたQCD(品質・価格・納期)評価に2006年度から相互合意評価を導入し、2007年度には評価項目にCSR・グリーン調達を加えるなどQCD評価の改善を図ってきました。
相互合意評価とは、取引先の自己評価と富士ゼロックスの評価を相互に行ない、相違のある項目について話し合って決める(相互合意評価で決定する)評価制度のことです。この評価制度を通して明らかになった課題は、各取引先にフィードバックするとともに協業で改善計画を作成し改善活動を進めています。中でも重要度の高い取引先やリスクの大きい取引先とは、取引先ごとに決められた富士ゼロックスの担当役員が毎月1回のQCD改善活動や、半年に1回のレビュー会(双方の役員が同席)を実施するなど、きめ細かなコミュニケーションを通じたQCD改善活動を進めています。
さらに、QCD評価結果総合点の上位3社を富士ゼロックス賞(金賞・銀賞・銅賞)として、また特別な改善を進めた取引先を改善特別賞として選定し、主要取引先で構成されるグローバル共栄会会員取引先に対し開催する富士ゼロックス経営方針説明会において表彰をしています。

  • 富士ゼロックスの主要取引先の中から選ばれた75社で構成され、富士ゼロックスの事業活動を通して富士ゼロックスおよび会員がともに発展することを狙いとし、富士ゼロックスの経営方針の共有化や相互の交流を目的として活動しています。

CSR調達の推進

富士ゼロックスは、生産資材だけでなく物流や、その他間接材(用紙、一般購買物等)におけるすべての調達活動において、取引先とともに環境や人権、労働環境など社会的側面に配慮したCSR調達に取り組み始めています。
CSR調達を進めるにあたり、取引先への説明会開催、CSR調達セルフチェックの実施および分析結果を踏まえた改善計画の策定と改善活動の支援などを取引先と協働で実施することでCSR調達の徹底を図っています。
2008年度は、取引先からのCSR調達セルフチェックリストの回収率は95.3%となりました。今後もすべての取引先からの理解を得て、協業していけるよう努めていきます。

CSR調達セルフチェックリスト

EICCに基づき、「環境(73項目)」「人権・労働(148項目)」「企業倫理(42項目)」の3分野、計263項目で構成。設問には「法令遵守項目であり、遵守されていない場合に企業経営上重大なダメージやインパクトを与える項目」「左記以外の法令遵守項目」「法令遵守項目ではないが社会的に要請される事項」の三つのレベルがあり、重要度が分かるようになっています。

  • EICC(Electronic Industry Code of Conduct):2004年にDELL、ヒューレット・パッカード、IBMの3社を中心に策定された電子・電機業界の行動規範。労働、健康安全、環境、 管理システム、倫理の各項目における適切な管理を求めている。

生産資材におけるCSR調達

2008年度は、生産資材における対象企業が、CSR調達セルフチェックリストの遵守項目を90%以上適合していることを目標に、取引先現場の確認や改善計画の協業による立案、取引先への研修、セルフチェックリストの回答依頼などに取り組みました。これらの取り組みにより、取引先のCSRへの理解は深まったものの、CSRセルフチェックリスト遵守項目を90%以上達成している取引先が72.5%と目標を達成することができませんでした。
2009年度は、90%以上の項目に適合する取引先の割合を100%にすることを目標に、取引先の改善支援を強化していきます。

物流におけるCSR調達

物流取引先へのCSR活動説明会物流分野におけるCSRへの取り組みについては、業務委託先である富士フイルムロジスティックスの1次取引先を対象に、CSRへの理解促進とCSR活動への協力を目的とした「CSR活動説明会」を2009年2月に開催しました(主催:富士フイルムロジスティックス)。主要取引先の98%が参加し、CSRの重要性を理解いただき、現状把握としてお願いしたCSRセルフチェックの結果も80%以上の取引先から提出いただきました。
今後は、取引先との定期的なコミュニケーションをとりながら改善活動を推進していくとともに、対象範囲を拡大しています。

環境・健康・安全に配慮した用紙の調達

富士ゼロックスの商品であるコピー・プリンター用紙について、環境・健康・安全に配慮した調達に取り組んでいます。2008年度からは古紙偽装問題を受け、国内で販売する用紙の製造元である製紙工場の定期的な監査を実施しています。
また、世界共通でコピー用紙取引先に対しての原材料調達に関する要求項目を設定し、取引先にチェックリストを配布。この活動に賛同した取引先から誓約書とともに回収しています。
引き続き、定期監査を徹底するとともに、環境・健康・安全に配慮した用紙の調達に努めます。

地域社会の発展を目指した調達

富士ゼロックスは、取引先との公正・公平な調達活動を進めるだけでなく、生産拠点のある中国の地域経済への貢献と最適品質・価格を追求するため、原材料・部品の現地調達比率の拡大を考慮しています。
2008年度は、海外生産拠点(中国)における原材料・部品の現地調達比率は63.7%となりました。

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