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富士ゼロックスは、コミュニケーションの進化を通じて人間社会の相互理解を促進し、ステークホルダーの皆様のサステナビリティとその先にある社会と地球のサステナビリティに貢献することを目的として活動しています。
そのためには、社会の変化に応じてステークホルダーの期待や要請を経営に取り込み、社会に提供する価値を常に進化させることが重要であると考えています。「CSRは経営そのものである」という考えのもと、サステナビリティの観点に立って自らの事業活動を変革して当社の競争力を継続的に高めると同時に、ステークホルダーへ新たな魅力を提供して、社会の発展に貢献し続けることを目指します。

富士ゼロックスは、事業とCSRを融合した経営を徹底するため、2010年4月から全社会議としてCSR会議を設けました。CSR会議は、財務や事業の視点だけでなく、ステークホルダーの視点から、より積極的なCSR経営のあり方を経営層が議論することで、当社の中長期的な競争力強化と、当社と社会の相互発展につなげることを目指しています。
富士ゼロックスは、CSR活動の評価とフィードバックを経営プロセスのなかに埋め込み、CSRの定着を図るために、「コミュニケーション」と「モニタリング」を重視し、そのためのメカニズムを構築中です。
サステナビリティレポートやウェブサイトなど、CSR情報の受発信を通じてステークホルダーとの対話を促進しています。なかでも、サステナビリティレポートは従業員に対するコミュニケーションツールの一つと位置付けています。これは、役員・従業員が当社の考え方や行動を積極的にお客様や関係先に説明し、社会との接点を厚くすることで、現場に立脚した課題認識やアイデアが生まれ、ステークホルダーへの価値が提供できるという考え方に基づきます。
私たちの事業活動が社会のさまざまなステークホルダーの期待や要請に現状どの程度お応えしているのかを定量的にとらえ、正確な事実に基づいたCSR課題を抽出し、経営レベルで改善を図ることを重視しています。そのために、ステークホルダーの満足度調査や、国内外の関連会社のCSR側面をとらえるグループ内CSRアンケートなどを実施しています。
2011年度にステークホルダーの視点から当社が重点的に取り組む活動として、右記のテーマについて引き続き検討を進めています。
| お客様 | お客様の期待に応える価値の提供と、それによるお客様の発展 |
|---|---|
| 従業員 | 個が能力を最大限に発揮できる環境の構築 |
| 地球環境・将来世代 | 全社で統合した環境経営への取り組み強化 |
| 取引先 | サプライヤーエンゲージメントの強化 |
| 地域社会 | 事業活動や従業員の社会参画を通じたより良い社会変革の貢献 |
富士ゼロックスは、理念「私たちが目指すもの」を実現するために企業が備えるべき「企業品質」の追求が、私たちのCSRであると考えています。2007年7月に、CSRへの考え方を整理し、富士ゼロックスおよび関連会社が一丸となって活動を推進するためにCSR基本方針を策定しました。
富士ゼロックスは、企業品質を「基礎的企業品質」と「魅力的企業品質」の二つに分けて考えています。基礎的企業品質とは、法令遵守や利益創出など、社会からの要請に対して企業としての基本的な品質を満たすレベルの品格と能力です。魅力的企業品質とは、卓越した価値の提供を可能とする品格と能力です。魅力的企業品質を高いレベルで実現していても、コンプライアンスなど土台の部分が実現できていなければ、企業としての責任を社会に果たしているとは言えません。そのため、まず基礎的企業品質を徹底した上で、富士ゼロックスならではの価値を創出する魅力的企業品質を追求していきます。

売上や利益の多くをアフターサービスに依存する富士ゼロックスにとって、お客様との永続的な関係性は事業基盤そのものです。また、富士ゼロックスのお客様である企業の企業品質向上(CSRの向上)をサポートすることにより、そのお客様の先のステークホルダーに対しても価値創出が可能だと考えています。環境配慮型商品をはじめ、社会の課題解決につながる商品やサービスの提供を通じて、私たちはすべてのステークホルダーに配慮しつつ、お客様を最優先して活動します。

企業品質の基本概念は、企業を社会の公器として認識することから始まっています。富士ゼロックスのCSRはその対象範囲を自社内にとどめず、取引先、そしてお客様から社会にまで広げて、社会に貢献する範囲の拡大を目指していきます。
