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電子ペーパー

富士ゼロックスでは、次世代のドキュメント閲覧ツールとして、電子ペーパーの研究開発を行っています。電子ペーパーは、紙とディスプレイの良さをあわせもつ表示媒体です。書換えが可能で、紙のように読みやすく、表示に電力を必要としません。ここでは電子写真技術を応用した“光アドレス型カラー電子ペーパー”について紹介します。

図1:光アドレス型電子ペーパーの
基本構造(レッド表示例)と動作原理

光アドレス型電子ペーパーの基本構造と動作原理を図1に示します。一対の透明電極付きフィルム基板の間に、表示層、光吸収層、OPC層( Organic Photoconductor層)をはさみ込む構造になっています。表示層はマイクロカプセル化されたコレステリック液晶(ChLC)で構成しています。光吸収層には特定の色光を吸収する顔料分散膜を用います。OPC層には電子写真の感光体を応用しています。

画像の書込みは、透明電極にバイアス電圧をかけた状態で、画像パターンのアドレス光を照射することにより行います。アドレス光が当たったところではOPC層内にフォトキャリアが発生し、表示層にかかる電圧が増加します。それにより、アドレス光のパターンに応じてChLCの向きが変化します。ChLCには特定の向きのときだけ光を反射する性質があり、ChLCの反射色が見える部分と表示層を透過して光吸収層の色が見える部分ができ、画像を形成します。

カラー電子ペーパーは、図2に示すように、ブルーとグリーンを表示する層と、レッドを表示する層を重ねあわせる構造です。これら3つの色の反射状態をそれぞれ変化させて、加法混色によるフルカラー画像を表示します。図3にシステムの外観を示します。光アドレス装置に電子ペーパーを挿入して画像を書き込みます。電子ペーパーは、光アドレス装置から取り外した後も、画像を保持します。

図2:光アドレス型カラー電子ペーパーの構造

図3:光アドレス装置とカラー電子ペーパー


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