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「富士ゼロックスデジタルワークウェイ(FXDWW)」では、3D-CAD等のデジタルデータを設計から生産までシームレスに流し、関連部門がこれらのデジタルデータを軸に連携しながら、実際に試作物を作る前のバーチャルフェーズで設計根拠と生産準備根拠を明らかにしていきます。
設計の進捗に沿って刻々と変化するデータを設計から生産までシームレスに流し、且つ、大勢の設計者や関連エンジニアが常に最新の情報にアクセスできるように、富士ゼロックスでは、これらのデジタルデータを管理するPDM(Product Data Management)システムを構築しています。
設計者は、設計のアウトプット情報として3D-CADデータ(部品データ、組み立てデータ)、CADデータ(図面データ)、属性情報などをPDMに格納していきます。PDMには、これらのデータを管理するための機能として、チーム設計機能(排他制御)、データ更新機能、データ共有機能の3つが具備されています。
チーム設計機能(排他制御)は、1人の設計者が部品データを変更している時、他の設計者が同じ部品のデータを同時に変更できないように制御し上書きを防止する機能です。
データ更新機能は、データ改定の履歴を自動的にナンバーリングし、どのデータが最新なのかが一目で判別できるようにする機能です。
データ共有機能は、設計者が既存のCADデータを使用する場合、使用したいCADデータをファイルごとコピーするのではなく、オリジナルデータにリンクし、参照しながら使用する機能です。参照しながら使うので、リンク先のオリジナルデータが変更された場合、即座に変更内容が手元のデータにも反映され、常に最新のCADデータで設計作業を行うことができます。
この3つの機能によって、大勢の設計者や関連エンジニアに、常に最新で正しい設計情報を提供することを実現しています。
また、PDMで管理されているデータは、生産準備部門、調達部門、海外拠点の開発部隊、その他の社内関連部門と共有しています。常に最新の設計情報が履歴や関連情報と紐付けされているため、設計図面が完全に出来上がる前段階から、関連部門が必要なデータを活用し、製品安全、生産準備や調達業務などを設計活動と並行して行うことができます。

【図1:PDMシステム】
さらに、PDMには3D-CADデータ等の設計データの他に、部品トラブル情報、生産準備部門や調達部門などの関連データ(部品の品質データやコストデータなど)を紐づけて管理し、これらの情報を設計者と関連部門が共有することで、コストダウン検討やトラブルの未然防止活動に役立てることができます。