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生産準備の業務品質と業務効率を向上させるためには、生産準備ナビシステムのような情報システムの構築のみならず、それらを効果的に運用する業務プロセスを構築し両者をバランスよくすることが重要です。
富士ゼロックスでは、安定した品質を効率的に作り込むための業務プロセスの仕組みとして「フェーズゲート管理によるマネジメント」を実施しています。具体的には「生産準備フェーズゲート監査」と「再発防止審査」という二つの取り組みを行っています。
生産準備フェーズゲート監査は、新商品の生産準備プロセスの達成状況をフェーズで区切って管理するもので、特定のフェーズから次のフェーズに移行する際にゲートを設け、所定の基準を満たしているか審査するものです。サブシステム毎にフェーズゲート管理項目・目標値・クライテリアを設定し、各フェーズでの進捗・達成状況の確認、課題や対応策を審査し、生産準備の手戻りの極小化を図っています。計画的にフェーズゲート監査を実施し、量産後に想定される問題や課題に対して、生産準備プロセスの中で早期に対策を打ち、品質向上を実現します。
再発防止審査は、次期商品の開発において同じトラブルを発生させないために、量産後に発生した重要ランクのトラブルについてその原因を生産準備段階まで遡り、再発防止策を徹底的に審査するものです。
図1に示すように、「PMS(Process Management System)」と「過去トラバンク」から構成される生産準備ナビシステムと、生産準備フェーズゲート監査と再発防止審査の業務プロセスを組み合わせ、生産準備業務の改善が継続的に行われる仕組みを実現しています。

【図1:生産準備業務改革の仕組み】