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ものを作らずに設計根拠を確定するために、コンピューター上で物理現象を模して数値解析を行うシミュレーション技術が、ますます重要になっています。
ゼログラフィー(電子写真)は、放電・摩擦帯電・粉粒体現象など相互に影響しあう複数の物理現象からなるシステムです。これらの複雑な現象は市販のシミュレーション解析技術では計算が困難なため、富士ゼロックスでは、専門のシミュレーターを独自開発し、電子写真プロセスのパラメーターを設計初期段階で確認して、開発期間の短縮を実現しています。

【ゼログラフィー現像プロセスシミュレーション】
シミュレーションの熟練者でなくても容易に解析ができるように、単純化した部品の組み合わせから基本機能をシミュレーションできるテンプレート(ひな形)モデルも構築しています。CADデータが作り込まれる前段階でも、部品の寸法、パラメーターを入力するだけで様々なケーススタディが可能であるため、品質工学と組み合わせ、設計初期段階にロバスト性*の高い設計パラメーターを抽出できます。
【テンプレート解析モデル例(クリーニングブレード)】
【テンプレート解析モデル例(ロール接触)】
さらに、3次元CADと一体化した様々なCAEツール(構造・機構・振動・熱伝導・熱流体など)を活用することで、複雑な構造に関わる現象や運動をシミュレーションし、ものを作る前のバーチャルフェーズで設計根拠を明確化しています。

【熱流体解析事例(ダクト内流体)】

【熱流体解析事例(複写機内流体)】