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コントローラー消費電力低減技術

環境への意識が高まる中、オフィスの複合機においても、消費電力やCO2発生量の削減が求められています。そのため待機時の複合機は、スリープモードを設けてコントローラー以外の電源をOFFし、消費電力の削減に対応しています。複合機全体を制御するコントローラーは、スリープモードにおいてもホストPCからの印刷指示やジョブ監視、ステータス確認などネットワークからの処理要求に迅速に対応するため電源をOFFすることができず、電力を消費していました。特にコントローラーの構成回路の中では、CPU電源が多くの電力を消費していました。

そこで富士ゼロックスでは、図1に示すように、(1)CPUの高速復帰機能と(2)通信パケット格納メモリー処理機能をコントローラー制御として内蔵し、ホストPCからのネットワーク処理要求に対し、 CPU電源をOFFしてもプロトコル上問題が発生しない時間内(約150msec)にレスポンスを返送できる回路構成を実現しました。このコントローラーにより、スリープモードの消費電力を前任機から85%低減することに成功しました。

図1:コントローラー消費電力低減技術概要図1:コントローラー消費電力低減技術概要

またコントローラー内には、半導体チップ上のプロセスを微細化して低電圧化する一方で、Fencing回路によって漏れ電流を防いだ新開発のSoC※1を搭載し、コントローラー消費電力をさらに削減しています。一方、ネットワークインターフェイス部には、(3)パケットフィルタリング機能と(4)特定パケット自動応答機能を搭載する事で、ネットワークからの特定パケットに対し、CPU電源をOFFした場合においても、自動応答できる制御回路を開発しました。それにより、CPUの復帰回数を必要最低限に抑えることができ、コントローラーの消費電力削減に貢献しています。
このようなコントローラー消費電力低減技術により、複合機のスリープモードの消費電力は、業界トップクラスの1.5WAC(CPFS構成)を実現しています。

  • ※1SoC(System-on-a-Chip)1つの半導体チップ上に、必要とされる一連の機能(システム)を集積する集積回路

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