国/地域:
富士ゼロックスでは早くから環境技術と呼ばれる分野の技術開発に力を注いでいます。複合機・プリンターの利便性を考慮した省電力性の追求をはじめ、静音性などのオフィス環境への配慮、さらには、製造時のCO2削減のための技術開発、そして複合機やプリンターのリサイクル率向上など、省エネの幅広い分野において技術開発を進めてきました。
その成果として、業界での連続受賞記録をさらに更新して、11年連続『省エネ大賞』受賞(1999~2009)という記録を樹立するにいたりました。

ApeosPort-IV/DocuCentre-IV
C2270/C3370/C4470/C5570シリーズ
省エネ性能だけではなく、使いやすさも考慮し、省エネ性と利便性の両立を高い次元で実現しました。
複合機のなかで最もエネルギーを消費する定着装置には独自のIH定着技術を採用。厚さ数μmの電磁誘導発熱層を内包するIHベルトや加熱効率の向上を徹底させた装置構成により、立ち上がり時間3秒注1を実現しました。これにより立ち上げ時に予熱なしで急速に定着温度まで到達させることができます。さらに高い色再現性で定評のある従来のEAトナーよりも定着温度が20℃以上低いEA-Ecoトナーを独自の乳化凝集の技術によって開発。クラストップの省エネ性(TEC値比較注2)に貢献しています。
また、ネットワークからの応答性改善のために従来機に導入された電力マネジメントハードウェアをSoC (System-on-a-Chip) 化し、さらに微細プロセスによって低電圧化。スリープ中の漏れ電流対策として、境界部にFencing回路注3を導入することにより、スリープ電力1.5Wacの省エネを達成しました。
これらの省エネ技術の導入により、25~55枚/分クラスの複合機でクラストップの省エネ性能(TEC値)と利便性(スリープモード復帰時間)を両立させました。
原稿読み取り部の光源に従来のキセノンランプに替えてLEDを採用し、照明部の電力を70%削減。独自の光学部品と画像処理アルゴリズムの開発で、高速でもキセノンランプ並みの安定した画質を提供します。


ApeosPort-III/DocuCentre-III
C2200/C3300/C2205/C3305シリーズ
DocuPrint C2250/C3360
高い生産性を提供するとともに環境配慮型社会の実現に貢献するダントツの環境性能を有するこれらの商品には、使用時の消費電力を低減する技術、製造時のCO2を削減する技術が導入されています。
スリープ時にコントローラーCPU電源をオフしていてもネットワークとの通信機能を保持する「省エネコントローラー」技術を新規開発し、省エネ性を大幅に改善、スリープ電力2W以下注1を達成しました。また、露光装置には従来のレーザー方式に替わる、軽量・高画質の「LEDプリントヘッド」を開発・導入したことにより、レーザー方式で必須のポリゴンミラー回転モーターをなくすことができ、レーザー方式の機種と比較して露光装置の電力を45%低減するとともにモーターによる騒音をなくすことができました。
これらの新技術の搭載により、TEC法注2によるエネルギー消費量は2.46kwh(ApeosPort-III C3305 PFS)であり、業界トップクラスの省エネ性能を達成しました。
製造時のCO2を削減する技術として、植物由来成分を重量の30%以上含むバイオマス樹脂をドラムカバー部分に使用しました。従来のABS樹脂に比べ、製造過程におけるCO2排出量を16%以上削減しています。また、植物成分を25%以上使用しているプラスチック製品に与えられる「バイオマスプラマーク」(日本バイオプラスチック協会認証)を業界で初めて取得。可動部に適応できるバイオマス樹脂の開発も業界初です。

DocuPrint C1100
カラーニーズの中核を担う、コンパクトなカラープリンターであるDocuPrint C1100には省エネを実現する様々な新技術が搭載されています。プリンターの消費電力の大部分を占める定着器においては、富士ゼロックスの省エネ技術を牽引してきたフリーベルトニップ定着技術をさらに進化させました。定着器内部の構造を小型化し、熱容量の20%改善注1を達成。さらに SoC(System on a Chip)技術を活用してプリンター制御用デバイスを1チップ化し、ネットワークへの接続を維持した省エネ(スリープ)モードで、待機電力を5 Wまで低減しています。これらの新技術の搭載により、DocuPrint C1100は従来機と比べ50%以上のエネルギー消費量削減注2を実現するとともに、1台あたりの年間CO2排出量を30kgも削減注3しています。さらに、従来機注4に比べ本体体積比を11%小型化したことで、輸送効率が向上(輸送回数減)し、物流段階における CO2発生の抑制にも貢献しています。

DocuPrint C3050
DocuPrint C3050は、低消費電力のみならず、静音性、省スペースなどを極限まで達成した小規模~中規模オフィス向けのA3判フルカラープリンターです。
熱流体解析に基づいてマシン内のエアーフローを設計し、排気効率をアップさせることで、A3カラープリンターとして初めて機内冷却用ファンを全く必要としない自然排熱システムを実現しました。これにより消費電力削減と同時に待機時の無騒音(オフィスの暗騒音以下)化を実現しています。さらに、低電力モードを2段階設け、ディープスリープモード時には、消費電力を4w以下に抑えています。
また、本体サイズをモノクロ機と遜色のない幅(499.5mm)に抑え、給紙や消耗品交換などの全ての操作を装置前面から行うことでコンパクトなデスクトップサイズを実現しています。

ApeosPort C7550 I 他全6機種、12商品
一連の商品は、高速カラー印刷性能を向上した新フリーベルトニップ定着技術により、カラー毎分50枚 (ApeosPort/DocuCentre C7550 I, C6550 Iシリーズの場合)の高速印刷を実現しながら省エネルギー性を向上させました。さらに、露光装置に高出力ながら低消費電力、かつ均一性に優れた面発光型半導体レーザー(VCSEL)を採用した露光装置(VCSEL-ROS)を開発したことで、2400dpiの高解像度印刷を実現しています。これらの技術を搭載した受賞対象のカラー複合機は高速・高画質を実現しながら、当社従来機に比べ、平均エネルギー消費量を最大36%削減※しています。

DocuCentre Color a450/f450+
センターウエアフローサービス
DocuCentre Color a450/f450およびCentreWare Flow Serviceは、複合機の諸機能をネットワークコンピューターと連携させるソフトウェアパッケージを組み合わせた、ドキュメントマネジメントシステムです。
省エネ性能の高いデジタルカラー複合機と紙文書の電子化を促進するソフトウェアの連携が高く評価されました。

DocuPrint C2425/C2426
DocuPrint C2425、DocuPrint C2426は、製造工程において、二酸化炭素の発生量、発熱を圧倒的に減少させた新EAトナーを採用。オフィスでの複合機利用時だけでなく、トナー製造時における環境への影響にも着目し、トータルでの環境問題解決へ貢献しています。

DocuPrint 181/211シリーズ
「DocuPrint 181/211」は、加熱時の消費電力を抑えた低消費電力型定着器(Quick Fuser)を搭載することでウォームアップ・タイムを14秒に抑え、プリント指示から終了までの時間も10秒*に短縮しました。また、省電力設計のプリンターコントローラーを採用し、待機時の電力消費量を削減しています。さらに低騒音、オゾンレスを実現しているほか、低ランニングコストを実現するトナーセーブ機能の搭載や各種部品の再利用を前提としたリサイクル対応設計など、環境への影響を配慮しています。

DocuCentre 507/607/707 シリーズ
DocuCentre 507/607/707シリーズは、新省エネ技術であるRoll in Roll定着システムを世界で初めて高速領域で開発・採用することにより、従来困難とされてきた高速領域の大幅な省エネを達成しました。この技術は、オフィスの省エネを一挙に加速させる、21世紀型省エネルギー技術です。また、Roll in Roll定着システムは、さらに高速領域への展開が可能であり、今後もいっそうの省エネが期待できる技術です。

DocuPrint C2220
DocuPrint C2220は、独自技術のFree Belt Nip Fuser(FBNF)採用により、定着時間の短縮化・低消費電力に成功しました。カラー機としては、初めて1分を切る世界最速のウォームアップ・タイムを達成。プリントデータを受信すると、瞬時に各部を起動し、45秒以内で立ち上がります。高速カラーレーザープリンターでありながら、「スリープモード時 5W」というクラス最高レベルの低消費電力を実現。「国際エネルギースタープログラム」に適合した省電力設計です。

DocuColor 1250
DocuColor 1250、DocuColor 1250 CPシリーズは、定着用ヒーターやカラーイメージ読み取り用照明ランプの電力低減の実現、制御系回路・直流電源の低電圧化などにより、高速のプリントスピードを実現しました。また、モノクロだけでなくフルカラーでも両面コピー・プリント使用が可能で、用紙節約により森林保護とCO2排出量削減に貢献することができます。さらに、部品は再生・再使用を前提に設計され、リサイクルパーツ使用可能率は質量比70%以上、再資源化可能率は質量比95%以上を達成しています。