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| 富士ゼロックス株式会社 | 常務執行役員 齊藤 潔 Kiyoshi Saito |
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21世紀に入って、世界の経済規模はサービス産業を中心に確実に膨張してきている。GoogleTM 検索エンジンに代表される検索システムやウェブサービスはバーチャル世界の進展と相まって知識・知恵の利・活用に大きく貢献している。しかしその一方でCO2排出量の増加や、石油・原材料の高騰など地球環境や経済活動への影響の大きい現象が広がりを見せている。そういう状況の中で企業のグローバル競争はボーダーレスに高速で進行している。
日本企業の国際的な競争力はモノ作りにあると言っても過言ではない。特にすり合わせ又はインテグラル型という領域で強みを発揮している。当社の開発もこの領域に属するのであるが、品質を高める為のプロセスには依然として課題がある。すなわち、すり合わせのプロセスが見える化されておらず、開発の手戻りが発生しやすい状況にあった。
世の中ではITの進化、フロントローディング設計、シミュレーションなどデジタル技術の活用によりこれらの課題に取り組んでいる企業がいくつも存在する。当社もいくつかの企業をベンチマークし、開発プロセスの見える化に努め、富士ゼロックスのモノ作り革新技術として、開発・生産準備プロセス構築に取り組んできた。
今回はこれらの活動内容を中心に報告書にまとめた。手戻りのない開発、高い品質と低コスト、開発・生産準備期間の縮小は、当社にとって企業競争力を高めるドライバー(エンジン)になっている。
当社は2010年春、横浜みなとみらい21に新R&D拠点を構築する。モノ作り革新技術としての開発・生産準備プロセスが、この新拠点と相まって更なる企業力アップになることが期待されている。今後は更にモノ作りの Know-Howや知恵を如何に伝承していくか検討を進めていきたい。
以上、当社の取り組み内容について紹介しましたが、是非本文をご一読頂き、ご助言、ご指導をたまわれば幸いである。