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富士ゼロックスでは、複合機やプリンターの管理や運用に関わる複数のソフトウェアをひとつにした統合ソフトウェア「ApeosWare Management Suite」を提供しています。ApeosWare Management Suiteは、「機器管理」「ユーザー管理」「ログ管理」「プリント管理」「文書配信」の各機能注1を単独のソフトウェアとして提供するのではなく、統合化されたソフトウェアとして価値を提供しています。
ApeosWare Management Suiteシステムは、複数のコンポーネントを組み合わせた構成であり、さらにシステム内の各商品(5商品)が共通で利用可能なコンポーネントを、表1の6項目のシステム要件に基づいてプラットフォーム化し、ApeosWare Management Suite以外のシステムにも適用可能なシステムに構築しました。その結果、他のソフトウェアとの連携や操作性も向上させることが出来ました。
| 項目 | システム要件 |
|---|---|
| 1.スケーラビリティ | 複合機5台程度のワークグループ環境から100台以上のエンタープライズ環境まで対応可能なシステムとする |
| 2.アダプタービリティ | カスタマイズおよび機能の追加、削除、更新を容易にする |
| 3.認証/ユーザー管理 | 認証/ユーザー管理の一元化に対応する |
| 4.セキュリティー | セキュリティーポリシの共通化、スケーラビリティに応じたセキュリティーポリシ変更に対応する |
| 5.国際化 | 各仕向け地(国内/国外)に適合したソフトウェアを提供可能にする |
| 6.操作性 | ソフトウェア間の共通した操作性を実現する |
ApeosWare Management Suiteのアーキテクチャーについて解説します。図1のようにApeosWare Management Suiteは、最下層に1.プラットフォームを配置し、その上に2.ApeosWare Management Suite共通コンポーネント、最上層に3.各商品(サービス)を配置した、大きく3つに大別できるアーキテクチャーで成り立っています。

図1:ApeosWare Management Suite アーキテクチャー
プラットフォームは、派生商品注2を含む各商品が共通に利用可能なコンポーネントである共通PFと、派生商品内で利用可能なコンポーネントである商品PFに大別できます。共通PFの代表的なコンポーネントは、システム要件(表1)の項目「3.認証/ユーザー管理」を具現化した富士ゼロックスの共通認証基盤Identity Management(アイデンティティ管理ツール)です。商品PFは、機器管理PF、プリント管理PF、配信管理PFで構成されています。
ApeosWare Management Suite共通コンポーネントは、ApeosWare Management Suiteシステム固有の機能において共通に利用可能なコンポーネント群です。主な共通コンポーネントには、WebUIの生成を支援するためのWebUIフレームワーク、ApeosWare Management Suiteのバージョンアップを支援するアップデートサービス、セキュリティーのためのデータ保全モジュール、機器のグループ管理および状態監視や設定をおこなうBasic Device Managementがあります。
「機器管理」、「ユーザー管理」、「ログ管理」、「プリント管理」「文書配信」の各機能を、それぞれ5つのソフトウェア、ApeosWare Device Management、ApeosWare Authentication Management、ApeosWare Log Management、ApeosWare Print Management、ApeosWare Flow Managementで提供しています。