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創立4年目を迎えた総合デジタル広告サービスの株式会社デジタルパレット。その飛躍への2nd Stepは無線LANシステムと共にスタートする。同社は2004年3月、無線LANシステムの全面的導入にあたり「Aruba無線LANスイッチ」を選択した。広告業界が無線LANシステムに求める条件とは、そして「Aruba無線LANスイッチ」導入の決め手とは何だったのか。
*2004年9月時点の情報です。
2001年創立の総合デジタル広告サービス企業。主な事業内容は、Webをベースにしたプロモーション方法の提案/実現、e-マーケットプレイスの構築/運用、通信ネットワークシステムの構築や情報セキュリティに関するコンサルティング、デジタルコンテンツとネットワークシステムの構築/運用など多岐にわたる。「一流のクライアントに、一流のソリューションを提供する」という考え方のもと、順調に業績を伸ばし続けている。




*部署名/商品名などは取材時点の情報です。
デジタルパレットが、社内への無線LAN導入について検討を始めたのは、創立2年目の2002年のこと。同社の渡辺竜介社長が米国でのカンファレンスに出席し、同地で無線LANのメリットに感銘を受けたことがきっかけだった。「宿泊したホテルに無線LANが導入されていました。PCさえ持っていれば、どの場所でもネットワークに接続できることの便利さに感動しましたね。場所に縛られずに仕事ができる、私たちが実現しようとしている創造的なオフィスを実現できるのが無線LANだという印象を強く受けました」。
日本に戻った渡辺社長は、自社への無線LAN導入へ向け検討を始めた。しかし、当時の無線LANにはセキュリティ上の問題があり、直ちに導入することは不可能だった。検討に加わった一人、星名勧副社長は言う。「私たちは、企業の情報セキュリティのコンサルティングも行なっています。そのため、自社では決して問題を起こしてはいけない、と思っています。当時の無線LANシステムには、私たちが求めるような高いセキュリティ機能がありませんでした。そのため、導入を一旦ストップしたんです」。
実は、デジタルパレットは創立当時から情報セキュリティに強い関心を持っている。広告業界においては、情報の安全性ということが非常に重要だからだ。発表前の企業情報が漏れてしまってはプロモーション/ビジネスに多大な支障をきたす。また、個人情報漏洩は顧客企業の持つイメージやビジネスに多大なダメージを与え、自社の信用問題になってしまう。
そうした事態を防ぐため、同社では2002年に「プライバシーマーク認証」を取得し、2003年には世界的な基準「BS7799※」に合格するなど、セキュリティの強化に力を注いできた。そんな同社にとって、2002年時点での無線LANシステムは、安全性の面で満足できないものだった。無線LANのメリットは認めるが、安全性を考えると導入できないという状態だったわけだ。
※BS7799:BSI(英国規格協会)が規定する、企業・団体 向けのセキュリティ管理ガイドライン
そんな状況が変わり、無線LANシステムの導入に大きく動き始めたのは2003年のこと。強固なセキュリティを実現できる無線LANソリューションとして「Aruba無線LANスイッチ」の具体的な導入検討を開始したのだ。同社における「Aruba無線LANスイッチ」の導入ポイントの一つが、高いセキュリティ機能だ。
「Aruba無線LANスイッチ」の特長の一つである不正アクセスポイントの検知・防御機能(不正APの接続を感知し、電波そのものを遮断するエアモニタ機能)は同社の採用要件である情報漏洩防止には不可欠な機能であった。また、アクセスポイントベースではなく高機能スイッチによる強固なデータの暗号化機能も採用のポイントとなった。こうした高度なセキュリティ機能により、先にあげた「BS7799」の基準にも合格できる安全性の高い無線LANシステムを構築できる。利便性と安全性を両立した無線LANシステムが導入できる目処がついたわけだ。
導入のポイントとして、同社のネットワーク構築を担当する富士ゼロックス自身が同じArubaの無線LANシステムを導入済みであったことも、決断の大きな要素だったと前出・星名氏は言う。「同じシステムの運用実績があれば、万が一のトラブルへの対応もスピーディなはずです。また、運用にあたってのノウハウもユーザーにフィードバックされるでしょう。以前から富士ゼロックスのサポート力に信頼を置いていたこともあり、導入にあたって心配する要素はほとんどありませんでした」。
いったん導入を決めたあとの移行作業は、非常にスピーディだった。2004年の3月から始まった移行作業は、わずか1ヶ月ほどで終了。現在では社内のほぼすべてのエリアで、無線LAN環境を実現している。導入後の運用管理にも問題はなく、「既存システムの管理と大きな違いは感じない(情報セキュリティ部・佐藤信也氏)」と言う。
導入後のメリットは、驚くほど大きい。同社では、案件ごとにスタッフを編成する“プロジェクト型”のスタイルで業務を行なう。導入前は、各自のデスクにあるPCを持って集まるのは面倒で、どうしても紙の資料を多く用意しなければいけなかった。無線LANの導入で、こうした手間は劇的に減ったと、同社のeソリューション本部楠田展久氏は言う。「各自がノートPCを持って集まれば、すぐに会議が始められます。サーバー上に置いた資料に各自がアクセスしながら、必要に応じてその場でドキュメントの作成/改訂もできます」。
同社では、複合機による文書のスキャニングと富士ゼロックスのDocuShareなどの情報共有ソフトウエアと組みあわせて使うことで、ぺーパレス環境を実現している。また無線LANの導入により、意思決定のスピードが上がり、業務全体の効率が非常に上がった。前出・星名氏も、「Aruba無線LANシステム」によりセキュリティという障壁が取り除かれたことで、無線LANの持つメリットが最大限に活かされるようになったと指摘する。

Aruba無線LANソリューションは、デジタルパレットがネットワークに求める2つの条件‐セキュリティと利便性‐を共に高いレベルでクリアしていると言える。オープンで創造性のあるオフィスを追求する同社にとって、無線LANシステムの導入は大きな力となるだろう。さらに、広告業界のように、情報の安全度とフットワークの良さを求める企業にとっても、同様のメリットがあるシステムだと言える。
| 販売代理店 | 富士ゼロックス株式会社 |
|---|---|
| 製造元 | アルバネットワークス株式会社 |
| 関連製品 | Aruba WLAN Switch |