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お客様導入事例 株式会社国際電気通信基礎技術研究所様

ネットワークの信頼性とパフォーマンスで、最先端技術の研究開発を支える「Passport 8600シリーズ」!

民間の研究機関として、情報通信分野における最先端技術の研究開発を行なっている株式会社国際電気通信基礎技術研究所。その研究開発活動を支える基幹ネットワークに採用されているのがNortel社のルーティングスイッチ「Passport 8600シリーズ」だ。その採用ポイントとなったパフォーマンスと信頼性とは、どのようなものだろうか。

*2005年3月時点の情報です。

株式会社国際電気通信基礎技術研究所様

「21世紀の高度情報社会を、人間性あふれる真に豊かな生活の場とする」ことを目指し、1986年3月に設立。8の研究所を持ち、電気通信分野における基礎的・独創的研究の一大拠点として、内外に開かれた研究活動を続けている。大坂市内での暫定研究所を経て1989年4月に関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)に現在の研究所を開設・移転した。

会社外観写真大槻弘幸氏

8の研究所を支える基幹ネットワークの構築。

多様化する顧客ニーズに合わせて

研究所外観写真京都府にある、関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)。ここに株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)がある。広大な敷地の中には、「知能ロボティクス研究所(IRC)」や「ネットワーク情報学研究所(NIS)」など、8の研究所が設置され、さまざまな分野の研究者による多彩な研究活動が行なわれている。

ATRで運用されているネットワークの規模は大きい。それぞれの研究所ごとにLANが構築され、日々の研究活動を支えている。また、各研究所のLANは、全社規模の基幹ネットワークに接続されていて、研究所間の、あるいは外部、インターネットへ接続されている。ATRの基幹ネットワーク構築が始まったのは、2001年10月のこと。組織改編にともない、全社規模の基幹ネットワークを導入することになったためだ。それまでは、各研究所がそれぞれ独自のネットワークを構築していたという。

大槻弘幸氏基幹ネットワークの設計にあたっては、各研究所からの要請や要望を活かした上で、信頼性を確保することが最大の目標となった。同社で基幹ネットワークの構築に携わった大槻氏が振り返る。「まず、何よりも重視したのが信頼性でした。基幹ネットワークがダウンしてしまったら、研究活動に支障が生じるからです。ただ、信頼性とは言っても、相手は機械ですから故障することもあります。“絶対に壊れない”という意味での信頼性より、“トラブルが起きても支障が出ない”というエラーリカバリーの方を重視しました。その要求に応えてくれたのが、このルーティングスイッチだったのです」。Nortel社のルーティングスイッチ「Passport 8600シリーズ」により、信頼性の高い基幹ネットワークが構築できたという。

Passport 8600の冗長化技術でネットワークの信頼性を向上。

Nortel社のルーティングスイッチ「Passport 8600シリーズ」には、さまざまなフェイルセーフ機能が用意されている。VRRP(Virtual Router Reundancy Protocol)や、Equal-Cost Multipathルーティングと呼ばれる技術などだ。さらに信頼性を向上するための機能として特徴的なのが、SMLT(Split-Multi-Link-Trunking)だ。この分散マルチリンクトランキング技術は、マルチスイッチを用いたネットワークの冗長化技術である。

マルチスイッチを使った冗長構成には、スパニングツリーという手法がある。これは、スイッチ間を二本の回線で接続し、一方のポートに障害が発生したら、もう一方のポートに切り替えるというものだ。確かに信頼性は高いのだが、通常の状態では二つのポートのうち一つしか利用しないのでパスの無駄が生じるし、障害時の迅速な切り替えも行なえない。

サーバー写真一方のSMLTを利用した冗長構成は、2つのポートは常にアクティブになっている。そのため、パスの無駄が出ることもなく、障害時に瞬時に切り替えられるという特徴を持つ。ATRの基幹ネットワークのように、タイムロスが許されない場合に有効な機能だ。

ATRの大槻氏は、「Passport 8600シリーズ」の機能であるSMLTのパフォーマンスを、高く評価する。「実際に触ってみて、“これはすごいな”と思いました。あちこちの回線にわざと障害を起こして切り替え時間を計測してみたんですが、本当に瞬時に切り替わりました。」もちろん、「Passport 8600シリーズ」の長所は信頼性だけではない。日々の研究に欠かせない情報交換などで、ATRの基幹ネットワークを流れるトラフィック量は膨大だ。大量のパケットを、スムーズに流していくことができるパフォーマンスの高さも評価されている。

障害に強いネットワークの構築。サポートへの信頼。

サーバー写真こうして、ATRの基幹ネットワークの中心には「Passport 8600シリーズ」が採用された。実際の構築から運用開始までの期間は、およそ半年強。各研究所からの要望をとりまとめながら、最終的な仕様が固まったのは2001年12月。2002年4月の運用開始まで、非常に短期間での導入となった。

ここで大槻氏の目を惹いたのが、ネットワークの構築を担う富士ゼロックスのサポート体制だ。「とにかく、サポートのレスポンスが早かったですね。何か要望すると、すぐに答えが返ってきました。しかも、回答の内容が非常に丁寧で、技術的なことに関する質問でも、こちらが納得いくような詳しい答えをもらえました。短期間での導入が成功したのは、このサポート体制によるものも大きいと思っています。」
大槻氏によれば、導入から現在に至るまで、目標レベルの信頼性を確保できているという。「ネットワークに支障をきたすような大きなトラブルは、ほとんどありません(大槻氏)。」

セキュリティの強化へ向けたシステム改良へ。

大槻弘幸氏基幹ネットワークの運用はスムーズに行なわれているが、今後はさらにセキュリティを高めるためのシステムを導入していきたいという。研究開発を行なうという業務の関係上、重要な情報を守る……という意味のセキュリティに対するニーズが高いためだ。また、ATRではさまざまな立場の人が、日々の研究に従事している。社員だけでなく、企業からの出向者、さらに学生まで含めれば、その数は膨大だ。多数の人が利用する基幹ネットワークだからこそ、「誰でも安心して使えるようなシステム(大槻氏)」を構築する必要がある。

セキュリティを高めるための各種の取り組みは、すでにスタートしているという。さらに各研究所の要望を調整しながら、基幹ネットワーク全体の安全性を向上させていく予定だ。富士ゼロックスとNortel社の技術力が、信頼性とセキュリティを両立したネットワークの構築にも協力していく。

ATR ネットワーク概念図

障害に強い冗長化技術でネットワークの信頼性を大幅に向上。

Nortel社の「Passport 8600シリーズ」で、信頼性の高いネットワークを構築した株式会社国際電気通信基礎技術研究所。万一の障害発生時にもすぐにリカバーできるのが特徴だ。ネットワークに高レベルの信頼性を求めるすべての企業に、導入を検討する価値があるようだ。

販売代理店 富士ゼロックス株式会社
製造元 ノーテルネットワークス株式会社
関連製品 Nortel/Passport Series

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