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多彩な情報を求めて、膨大な数のユーザーがアクセスするポータルサイト「goo」。同サイトを運営するNTTレゾナント株式会社では、動画のストリーミング配信サービスにおけるストリーミングサーバーの負荷分散装置として、NortelNetworks社のロードバランサー「ApplicationSwitchシリーズ(旧Alteonシリーズ)」を導入した。膨大なアクセスを制御し、ユーザーに安定したサービスを提供するためだ。そのシステムとはどのようなものであろうか。
*2005年5月時点の情報です。
2003年12月、NTTグループが推進している「“光”新時代ビジョン~ブロードバンドでレゾナントコミュニケーションの世界へ~」を実現するために、NTT-X、NTT-BBの業務を引き継ぐ形で設立された。ポータルサイト「goo」を運営するほか、映像コミュニケーションサービスや、ビジネスアプリケーション開発事業などが主な業務内容。



NTTレゾナントが運営するポータルサイト「goo」は、1997年に各種のサービスをスタートした。検索サービスをはじめに、その後も順次サービスを拡充。現在では検索、ニュース、各種サービスなど、多彩なコンテンツを提供する一大ポータルサイトとなった。サービスの多様化とともに、利用者も順調に増加しており、多くのインターネットユーザーがアクセスする“定番”サイトの一つとなっている。
「goo」の特徴としては、独自に開発した検索エンジンを使用していることだ。特に日本語による検索に力を入れている。また、「教えて! goo」のような独自のサービスを展開している。そんな「goo」のサービスの一つが『gooブロードバンドナビ』だ。これは、動画のストリーミングサービスで、数多くのジャンルのコンテンツの動画配信を行なっている。2005年3月現在の“番組”数は100以上にも及ぶ。ブロードバンド回線の普及で、インターネットで動画を楽しむ人が増えているのだ。
このストリーミングサービスを支えているのが、Nortel社のロードバランサー「Application Switch」だ。常に安定した状態でサービスを提供することを目的とした、コンポーネントの一部として、2004年11月に導入された。「今回の導入にあたって、何よりも重視したのは信頼性でした。アクセスが集中したときにシステムがダウンすることは許されません。どんな状況でも、安定して稼働してくれることが大切だったのです」と、同社のプラットフォーム部門担当部長増尾剛氏は説明する。信頼性を重視して選ばれたのが「Application Switch」だったのだ。「現在、『gooブロードバンドナビ』を提供するシステムの一部に、Application Switchを導入しています。信頼性、パフォーマンス、そしてコストを検討した結果、Application Switchがもっとも優れていると判断したからです」と語るのは、プラットフォーム部門で「goo」のシステムを管理する江口明氏だ。
「goo」のようなポータルサイトの場合、日々のアクセス数は膨大である。アクセスが集中したときでも、安定してサービスを提供するために、システムを構築する機器には多くの条件が要求される。
信頼性を最重要視する……とは言うものの、動画のストリーミング配信の場合にはパフォーマンスも重要になる。動画の場合、安定してコンテンツを提供できても、速度が遅ければユーザー(視聴者)のストレスがたまってしまうことになるからだ。アクセスが集中したときに速度が落ちないことも、導入時の重要な要件だった。
「そこで、その稼動実績から候補として挙がってきたのがApplication Switchだったのです(江口氏)」。実は、今回の導入より前に同社では「Application Switch」のテスト導入を行なっている。そのときに江口氏が感じたのが、その高い信頼性とパフォーマンスだ。また、増尾氏は「サービスの性質上、運用実績がない機器には不安がありますが、Application Switchはすでに市場で高い評価を受けていました。そんなこともあって、導入候補としてクローズアップされたのです」と指摘する。
こうして「Application Switch」が候補として選定されることになった。ここで行なわれたのが、実際に「goo」のストリーミングシステムに接続しての実証実験だ。この実験では、さまざまな切り替えテストの他、トラブルが起こってしまった場合にどのようなリカバリー動作を行なうかもチェックされた。「複数のパターンに分けて、一月ほどテストしてみました。まず感心したのは、問題がほとんどないということです。万が一壊れてしまうようなことがあってもシステム全体がダウンしてしまうことがないよう冗長構成にしたことで、大きな安心感につながりました。もちろん、パフォーマンスの面でも問題ありませんでした。このテストを行なったことで、“Application Switchでいける”という感触を得ましたね(江口氏)」。実験を行ないながら、「Application Switch」が「goo」のストリーミングシステムで最大限の効果を発揮するような構成を検討した。「ITパートナーである日商エレクトロニクスと富士ゼロックスとは、様々な検討を重ねました。かなり無理な要求をしたこともありましたが、丁寧な対応をして頂くことができました。これで安心してApplication Switchを導入できる環境が整ったわけです(江口氏)」。
「Application Switch」の導入が始まったのは2004年11月のこと。各種の検証を経て、現在のシステムになった。「導入期間中も導入後も、まったく問題はありませんでした(江口氏)」。ポータルサイト「goo」では、今後もさらなるサービスの拡充を考えている。2005年4月にはトップページのデザインを変更するなど“使いやすくて、楽しい”サービスにするための取り組みも行なわれている。サービス内容やユーザー数の変化に伴って、システムの変更も頻繁に行なわれている。その中で、「Application Switch」が使われる場面も増えてくるに違いない。
「最終的には、アクセスしてくださる方のために、もっともっと使いやすい/楽しいサービスを提供していきたいと思っています。そのために、さまざまな機器を“適材適所”で使っていきたいと思っています(増尾氏)」。今後も、日商エレクトロニクスと富士ゼロックスは、同社のパートナーとして、ネットワークの拡充をサポートしていく。

ポータルサイトのアクセス数は、膨大だ。それを支えるのが、信頼性とパフォーマンスを両立させたロードバランサー「Application Switch」だ。Web上でサービスを提供している企業なら、ぜひ導入を検討したい。
| 販売代理店 | 富士ゼロックス株式会社 |
|---|---|
| 販売パートナー | 日商エレクトロニクス株式会社 |
| 開発元 | ノーテルネットワークス株式会社 |
| 関連製品 | Alteon Application Switch |