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お客様導入事例 ソフトバンクテレコム株式会社様

業界最先端のユーティリティコンピューティング「Nortel Application Switch」がそのリソース制御を支える

オンデマンドにリソースを増強できるユーティリティコンピューティングサービスとして利用が拡大するソフトバンクテレコムの 「ULTINA On Demand Platform」KeyPlat。この先進的なサービスの実現に、大きな役割を果たしているのが高度なロードバランス機能を備えた「Nortel Application Switch」である。KeyPlatの中核を担う独自ミドルウエアと連携し、可用性、拡張性の高いサービス提供を可能にしている。

*2007年6月時点の情報です。

ソフトバンクテレコム株式会社様

本 社: 東京都港区東新橋1-9-1
創 業: 1984年10月
社員数: 4679人(2007年2月1日現在)
ネットワークとIT機能を組み合わせ、様々なICTソリューションを提供。「ULTINA」ブランドのもと、企業の課題を解決するICTプラットフォームサービスを提案している。

会社外観写真上杉謙二氏加藤雅史氏

初期投資や運用コストを最適化するソフトバンクテレコムのKeyPlat

「ICTソリューションカンパニー」を標榜し、従来から行ってきたキャリアビジネスだけでなく、顧客の成功のために、固定通信、ブロードバンド、移動体通信とソフトバンクグループ内に展開される多彩で魅力的なコンテンツやアプリケーションをつなぎ合わせ、新しいビジネスモデルの創造を追求していくソフトバンクテレコム。中でも、先進的なサービスとして注目されているのが、「ULTINA On Demand Platform」KeyPlat (以下、KeyPlat)である。

これは、同社のデータセンターを通じて、システムの基盤となるWebサーバー、アプリケーションサーバー、データベースサーバーやストレージ、さらにはインターネットバックボーン回線までを一括で提供するサービス。その最大の特徴は、グリッドコンピューティング技術を採用し、ユーティリティコンピューティングを実現している点にある。

例えば、ネットショッピングサイトを運営する企業が自社でシステムを所有する場合、新製品発表やキャンペーンなどで予期せず急増するアクセスに対応するため、最初からアクセスのピーク時を想定したシステムを構築しておかなければならない。仮にほとんどの時間、リソースが活用されていなかったとしても、販売機会の損失や信頼低下を防ぐには、こうした投資は必要不可欠となる。

「しかし、KeyPlat上でサイトを運営すれば、自社でシステムを持たずとも、負荷変動に応じ、コンピュータリソースやネットワーク帯域を必要な時に必要なだけ、オンデマンドで利用できるようになります。システムの保守・運用も当社が担当し、お客様は初期投資や運用管理費といったコストを最適化できるため、SaaS 事業者やASP 事業者などでも利用が進んでいま す」と同社の上杉謙二氏は紹介する。

KeyPlat実現のために必要となった3つの制御

ほぼ前例のない独自のサービス体系を構築したKeyPlatだが、実現には様々な課題もあった。その1つが「システムをいかに制御するか」という問題だ。

「大きく分けて3つの制御が必要になると考えました。1つは、CPUリソースの制御。2つ目は、適切にトラフィックを振り分けるロードバランス。3つ目が、お客様の契約内容などを参照しながら、システム全体を最適化する制御です」と加藤雅史氏は説明する。

システムを仮想化するために、日本オラクルのグリッドコンピューティング技術を利用することは、早い段階から決まっていたが、これら3つの課題をクリアするためには、独自にミドルウエアの開発が必要であった。そうして完成したのが、「Workload Management System(WMS)」である。このWMSが、契約で定めた一定のCPU利用率になるようにシステム全体のリソース配分を制御する。例えばあるサイトが、一定のCPUリソースを決まった額で利用 する定額制の契約であれば、それを超えないようにリソース配分を制御。CPU能力の割り当てを抑えると共にエンドユーザーに対し「ただいま、アクセスが混み合っています」などと表示する。

一方、ショッピングサイトなどで、上限なくCPUリソースを利用でき、それに応じた額を支払う従量制の契約をしておけば、予約したCPU利用率を超えたとしてもオンデマンドでリソースを追加割り当てすることで顧客を逃がさず、機会損失を防ぐのである。

そして、WMSの開発と並行してロードバランサの選定が行われた。「KeyPlatは複数の企業がリソースを共有するサービスです。ですから、システム全体を最適化するWMSと連携し、フロントでリソースへのトラフィックを効率よく振り分けるロードバランサは非常に重要なポイントとなります」と上杉氏は強調する。

リソースへのロードバランサとして「Nortel Application Switch」を採用

同社では、複数ベンダーのロードバランサを比較・検討した上で、最終的に富士ゼロックスと伊藤忠テクノソリューションズが共同で提案した「Nortel Application Switch(NAS)」を選定した。NASは、キャリアやISPから一般企業まで、幅広く採用されており、そのパフォーマンスや信頼性、アプリケーションとの親和性には定評 のある製品だ。実は、同社自身も従来からデータセンターにNASを導入しており、「運用部門がNASを熟知している安心感に加え、大量のトラフィックが集中するようなケースでも、安定して稼働している点を評価していました」と加藤氏は話す。

加えて、WMSとの親和性、提案を行った両社が検証作業に積極的に協力した点も採用の決め手になった。「他のベンダーでは、検討が必要で即答できないような要求にも迅速に対応してくれました。検証の結果、WMSと連携して動的にロードバランスできることや、実環境でも安定して動作することが証明されました」と加藤氏は述べる。

今後、ソフトバンクテレコムでは、KeyPlatと企業を専用線やVPNサービスなどで接続し、より広範な領域で活用してもらえるよう、様々な機能拡張を施していく考えだ。「もちろん、その実現においてもロードバランサは重要な役割を果たします。今後も、NASの最新機能の情報提供など、富士ゼロックスにはきめ細かなサポートを期待しています」と両氏は口をそろえる。

ユーティリティコンピューティング市場を切り拓き、ICTプラットフォームサービスを実現したKeyPlatの一翼をNASが強力に支えているのである。

「ULTINA On Demand Platform」KeyPlatの概要

販売代理店 富士ゼロックス株式会社
開発元 ノーテルネットワークス株式会社
関連製品 Alteon Application Switch

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