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サミオ食品は、「“おいしい”を世界から。」を合言葉に、鶏肉を中心に、畜産物や水産物などの開発・加工・輸入・販売を行なっています。開発した加工食品を海外の工場で生産し、輸入して、スーパーマーケット、量販店、コンビニエンスストア、外食産業などへ販売するという流れのなかで、「メーカー」と「商社」の両方の機能を自社で持っているのが大きな特徴です。
昨今、産地の偽装やアレルギー物質の表示漏れ、BSE(牛海綿状脳症)など、さまざまな問題が発生するなかで、「食の安全」への関心がこれまで以上に高まっています。食品を製造・販売する企業には、商品ごとに、どこで原材料を生産し、どのように加工して、どんな流通経路をたどったか、正確な情報を開示することが求められています。いわゆるトレーサビリティの確保が、社会的な責任として欠かせないものになっているのです。
サミオ食品でも、これまで食の安全に関して細心の注意をはらってきました。しかし、焼き鳥やフライ商品など、取り扱う商品が300種類以上にのぼり、油や粉といった副資材も含めると原材料は500種を超えることから、商品情報の登録や管理は容易な作業ではなかったのです。
スーパーマーケット、量販店、コンビニエンスストア、外食産業などの顧客に食品を提案・販売する際には、詳細な商品情報を「規格書」としてまとめて提出する必要があります。しかし、海外を含めた仕入先から送られてくる原材料の品質証明書などは、紙文書と電子文書が混在しており、情報を検索しやすい状態に整え、管理するには手間がかかります。従来、過去の情報は顧客ごとに分類してフロッピーディスクに保存していましたが、何枚にもわかれて格納されているデータソースから必要な情報を選び出して資料を作成するのは大変な作業でした。しかも取引先ごとに、提出する規格書の書式や、記入しなければならない項目が異なります。元データを参照しながら、必要な項目を表計算ソフトに手作業で転記していくと、書類を一枚作るだけで一時間から二時間はかかってしまいます。転記ミスや記載漏れがあっては一大事ですから、チェックも入念に行なわなければなりません。しかも顧客側は迅速な対応を求めることが多く、大きな作業負荷がかかっていました。