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あなたの会社を気持ちいい組織に変える七つの知恵

組織の変革活動を成功に導くための、KDIの方法論を、「七つの知恵」としてまとめました。書籍「サラサラの組織」の中では、組織変革活動に奮闘する「沙羅さん」のストーリーとして、七つの知恵を紹介しています。このページでは、その七つの知恵の概要をお伝えします。

第一の知恵「正当な意志」をもつこと

created by T. Nomura / Illustrated by R. Kano誰もが会社を変えられる。しかし、その可能性に気づいている人は、思いのほか少ない。企業変革は、特別な人の担う、特殊な仕事だと思っているのだ。しかし、変革はつねに現場の問題意識からスタートし、現場の意識の高い人たちのネットワークがそれを支える。組織からはスタートしないし、問題意識がなければ、周囲を巻き込んでいくことはできない。では、権限をもたない人がリーダシップをとるためには、かわりに何を持つことが必要なのだろうか?それは、自分自身が心の底から信じられる、強烈な意志だ。「おかしいと思う」でもいいし、「何が何でもこうなりたい」でもよい。
強く、強く思うこと。しつこいくらいに、色々な人に、その想いを伝えること。あなたは、そんな意志を持っているだろうか?

第二の知恵「現場の観察」から始める

created by T. Nomura / Illustrated by R. Kano普段の日常の中に、変革のブレークスルーの答えは、発見されるのを待っている。
デスクに座ったままいくらパソコンと格闘しても、現場での発見に勝る気づきを得ることはない。さぁ、現場に足を運び、観察相手になり切ろう。観察対象の人や活動に深い興味をもって、理解しよう、共感しようとすれば、誰もが新たな「視点」を発見できる。今までと同じものを新しい「レンズ」で見られるようになる。もし、開発現場の一定数以上の人が、営業現場の人たちと同じ「レンズ」で物事を見られるようになったとしたら?もし、営業現場の一定数以上の人が、開発現場の人たちと同じ「レンズ」でクルマを見られるようになったとしたら?きっと、大きな変化が起き始めるだろう。
観察は、自分自身が変わるための最高のツールなのだ。

第三の知恵「暗黙知」を引き出してつなぐ

created by T. Nomura / Illustrated by R. Kano誰もが、自分自身の独自の経験を持っている。しかし経験知の多くは、自分でも意識しておらず、言葉で伝えることもできない、「暗黙知」と呼ばれるものだ。現場の改革を成功に導く知識は、こういった一人ひとりの暗黙知に埋もれていることが多い。
象の大きな身体を思い描きながら「大きな耳」と言っても、相手が象を見たことがなければ、「どんな耳なのか」が伝わらない。イラストでは、象を見てきた三人が、象の特徴を伝えようとしているが、象を見たことのない人が、「大きな耳で、長い鼻で、太い足?」と、すごいへんてこりんな男の子を想像してしまう様子を表している。こんな極端なことはないよって思うかもしれないが、似たことは結構起きているのではないでしょうか?

第四の知恵「自発の活力」をじっくりと待つ

created by T. Nomura / Illustrated by R. Kano人は、自発的に何かを行なうと、十倍、百倍の力を発揮できる。仕事の一部、あるいは半分、場合によってはすべてを自発的なモチベーションで進めることができれば、毎日が楽しくなる。コミュニティは、仕事を目的ではなく、何かやりたいことを成し遂げるための手段に変えてしまう力を持っている。同じ思いを持った人たちがつながりあって。毎日が、楽しくてしょうがない。階層型組織のメリットを残しながら、そのデメリットを解消しようと、多くの経営学者が考えをめぐらしてきた。「組織横断のコミュニティ」が、その有力な解の一つである。このような環境を経営が意識的に育むことによって、社員のスピーディな協業と、自発的で創造的な活動を両立させようという考え方だ。

第五の知恵「相互の共感」を演出する

created by T. Nomura / Illustrated by R. Kanoファシリテーションが成功したかどうかは、参加メンバーの表情を見れば一目瞭然だ。笑いにあふれるワークショップは、必ずといっていいほど、いいアウトプットが出る。つまりファシリテーターがもっとも心がけなければならないポイントは、参加者全員が楽しめる雰囲気であるか、テーマに乗れているか、リズムはよいかなど、まさにエンターテイナーそのものである。ファシリテーターにもっとも大事なことは、参加者全員に対する愛情である。先入観を取り去り、一人ひとりが輝く暗黙知を持っていると信じて、それを精一杯引き出す。その結果、思いもよらない人からすばらしいアイデアが出る。こうなれば、多くの参加者から「楽しかった!」というフィードバックをもらえることだろう。これが、ファシリテーターがもっとも報われる瞬間だ。

第六の知恵「矛盾の超越」に挑戦する

created by T. Nomura / Illustrated by R. Kanoイノベーションを起こしていく上で重要なプロセスは、大きく二つに分けられる。一つは、典型的には「ステージゲート」と呼ばれる、アイデアの実現性、競争優位性を各段階で精査する、絞り込みのプロセスだ。そしてもう一つがその前段階の、アイデアマネジメントと呼ばれる、アイデアの量と質を向上させるためのプロセスだ。市場も商品・サービスもますます複雑になっていく中、ローカルな改善活動だけでは、組織横断、全体最適のアイデアが生まれてこない。そこで必要になるのが、全社員をイノベーションに参加させるためのアイデアマネジメントだ。一人ひとりのアイデアはさくても、それが積み重なり、組織を超えて議論が行なわれることで、企画部門だけでは作れないような多視点性のあるアイデアが生まれてくるのだ。

第七の知恵「変化の継続」をしかける

created by T. Nomura / Illustrated by R. Kano働き方を変えていこうという活動は、なかなか成果が見えにくい。経営トップからも、部門長からも、さらには隣に座っている社員からも、「いつになったら結果が出るの?何のためにやっているの?」と問われる。こんなに喜んでいる人がいるのに、こんなに仕事の質が変わり始めているのに、なぜ伝わらないのか。今の仕事のやり方に、どうして疑問を持たないのか。改革者が、もっともくじけそうになる場面だ。そんなときに効果を発揮するのが、お祭りイベントだ。社長に率先して盆踊りを踊ってもらおう。新しい働き方を実践している人たちを、うまく演出して、かっこうよく見せてあげよう。「乗ってないとつまらないぞ」、とメッセージを伝え続けよう。どうしてもここを乗り越えねばならない。耐えて、しつこく、あきらめるな。

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