IridesseTM Production Press が第3回エコプロアワード「奨励賞」を受賞

2020年12月11日

富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区、社長:玉井 光一)のプロダクションプリンター「IridesseTM Production Press」(イリデッセ プロダクション プレス、以下Iridesse)が、一般社団法人サステナブル経営推進機構が主催する「第3回エコプロアワード」で「奨励賞」を受賞しました。

「エコプロアワード」は、持続可能な社会づくりに寄与することを目的に、環境配慮に優れた製品やサービスなどを表彰する制度です。今回の受賞では、ゴールド・シルバートナーの下刷りが可能な業界初の6色プリントエンジン、メタリックカラーの色再現を向上した独自のカラー・マネジメント・システムと低温定着性を有するトナーの組み合わせで、高画質化と環境負荷低減を両立した点と、その開発が富士ゼロックスのCSR活動「古文書複製活動」を発端としている点が評価されました。

「Iridesse」は、業界初の6色プリントエンジンを搭載し、ゴールド・シルバートナーなどの特殊トナーを1色目と6色目に配置することで、従来の「上刷り方式」注1に加えて「下刷り方式」注2でのCMYK同時印刷が可能です。これを可能にした技術の1つは、低温定着性と高い光沢性を併せ持つゴールド・シルバートナーであり、これにより、高い生産性でCMYKとの同時定着を可能にしました。もう一つの技術は独自のカラー・マネジメント・システムであり、見る角度によって変わるメタリックカラーの色再現を幅広い角度で向上し、色再現性をオフセット印刷同等にしました。

この技術開発の背景には、自治体や地域住民の方々の協力のもと、2008年から取り組んでいる富士ゼロックスのCSR活動「古文書複製活動」があります。金泥を使った甲冑装飾の絵などに含まれる鮮やかなメタリックカラーを表現するためには、ゴールドやシルバーの特殊トナーを下刷りする技術が必要であることがこの活動から分かりました。このような文化伝承活動を発端とした技術開発のユニークさも評価いただきました。

また、「Iridesse」では、CMYKトナーに業界トップレベルの低温定着性と業界最小クラスのトナー粒径を実現した「Super EA-Ecoトナー」を採用しました。低温定着性は省エネに、トナーの小径化は高画質化に寄与します。低温定着性を付与したゴールド・シルバートナーとの組み合わせで、6色均一転写での毎分120ページ(A4ヨコ)の高生産性が実現でき、オフセット印刷では損紙比率の多い小ロットでのメタリック印刷物を低い環境負荷で提供可能になりました。

このように「Iridessse」では、高画質化とオフセット印刷同等のメタリックカラー品質を、低い環境負荷で実現し、デジタルオンデマンド印刷の特徴である「小ロットでの環境負荷低減」の適用範囲を拡げることができました。

  • 注1 CMYKトナー層の上に特殊トナー層を重ねる方式
  • 注2 CMYKトナー層の下に特殊トナーを置く方式
  • 注記 環境負荷算出の試算方法について
    A4両面4色チラシ2,000部印刷時のCO2排出量をオフセット印刷とデジタルオンデマンド印刷で比較すると約8割減(198kg-CO2→40.3kg-CO2/当社試算)。原材料調達から生産段階を対象とし、輸送・使用・廃棄のプロセスは含みません。
方式 用紙 印刷 後加工
オフセット印刷*1 1,500枚【菊半裁 75.5kg】
(予備紙:1,000枚+本番用紙:500枚)
4面付け 断裁
デジタル
オンデマンド印刷*2
1,030枚【SRA3 127gsm】
(予備紙:30枚+本番用紙:1,000枚)
2面付け 断裁
  • *1 両面印刷機(PS版一部リサイクル)を使用。
    「カーボンフットプリントコミュニケーションプログラム」CFP-PCR:PA-BS-05商業および一般証券印刷物のデータを参照して算出。
  • *2 IridesseTM Production Pressを使用。弊社使用時の環境データを参照して算出。

第3回エコプロアワード「奨励賞」表彰状

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