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経営重点テーマ

技術革新の促進と働き方変革の支援による社会の環境負荷削減

地球温暖化抑制への取り組み

富士ゼロックスは、商品が地球温暖化に与える影響を最小限に抑えるため、ハードウェア面・ソフトウェア面の両方で環境負荷の低減に取り組んでいます。

まず、商品開発にあたっては、電力消費量の低減と利便性の両立を追求しています。すべてのラインナップの新機種に省エネルギー技術を導入し、旧機種と交換していくことによって、お客様が使用する際の電力消費量を削減することを目指しています。

次に、商品販売にあたっては、お客様により多くの環境配慮商品を提供するために、環境配慮商品に関する社員教育の実施やお客様ご使用時の環境負荷を見える化する「環境効果シミュレーター」を活用した営業活動などに取り組んでいます。さらに、お客様の節電に役立てていただけるよう、省エネモードの設定方法のご案内や、オフィスにおける出力機器の節電シミュレーションの実施および出力機器の消費電力可視化サービスの提供を行っています。

地球環境問題を解決する技術

安全で環境にやさしい商品を提供するために、効率的な部品の再利用や材料の再資源化を可能とする技術、省エネ技術、そして世界各国の環境技術への対応に取り組んでいます。これら具体的な取り組みについてご紹介します。

地球環境問題を解決する技術

環境負荷の見える化

富士ゼロックス株式会社は行政等への報告を効率的かつ適切なタイミングで行えるよう、富士フイルム株式会社と共通のシステムを2015年度に導入し、2016年度から本格的に稼動しました。データ収集と集計の期間を2ヶ月間に短縮し、環境経営の意思決定についても迅速に対応していきます。

また将来的には、エネルギー・廃棄物以外の環境負荷項目に管理範囲を拡大し、バリューチェーン全体の環境負荷の把握を目指します。

オフィス全体の電力を見える化する「環境負荷監視システム」を開発

自社活動による環境負荷の低減

開発・生産事業所での取り組み

2016年度の事業所でのCO2排出量注1の実績は、140kt-CO2でした。東日本大震災以降から継続している電力使用量削減目標(2010年度比15%以上)に向けた節電の徹底、既存設備の省エネ設備への更新や生産プロセスの効率化を継続して進めています。2017年度も、開発拠点の省エネ設備の導入、生産プロセスの見直し等の施策に継続して取り組むとともに、省エネ生産技術の開発や生産工程への導入の検討など、中長期的な視点での活動を強化します。

国内外の開発・生産事業所におけるCO2排出量

国内外の開発・生産事業所におけるCO2発生の内訳(2016年度)

オフィスでの取り組み

国内の販売、サービス、事務部門と海外の販売会社といったオフィスでは、2016年度は、空調・照明の節電活動、エコドライブ、クールビズの取り組みを継続し、排出量は70kt-CO2となりました。2017年度は、従来のトレンドを超えた削減に向けて、働き方の変革を加速していきます。

オフィス電力量の推移(国内外のオフィス)

CO2排出量でみた使用エネルギー源の割合(国内外のオフィス2016年度)

物流での取り組み

商品物流分野においても、富士ゼロックスは荷主としてCO2排出量を削減できる輸送方法の検討と実践を通じ、2020年温室効果ガス削減目標達成に向けての活動を行っています。

具体的には物流網の改善による輸送効率化と輸送距離の短縮化、トラック輸送におけるエコドライブの拡大などに取り組みました。この結果、2016年度はCO2排出量が216kt-CO2となり、目標を達成しました。今後も目標達成に向けて、物流網の改善による輸送効率化と輸送距離の短縮化、トラック輸送におけるエコドライブの拡大などに取り組んでいきます。

その他の取り組み

富士ゼロックスは、温室効果ガスの削減に向けて、「京都メカニズム」を活用した海外の温室効果ガス排出削減事業への投資や風力発電等のグリーン電力証書の導入、氷蓄熱システムによる効率的な電力使用に取り組んでいます。

ソリューションによる環境負荷削減

オフィスのエコ
最終エネルギー消費の構成比

日本のエネルギー消費の内訳をみると、企業のオフィスや商業施設、学校、病院などが該当する業務部門が1973年比で最も高い2.7倍の増加率となっており、早急に対応する必要があります。(右図)

富士ゼロックスはお客様のオフィスのエコをお手伝いすることで、日本の省エネ問題に貢献していきたいと考えています。

直接貢献と間接貢献

環境負荷削減のアプローチには、二通りの方法があります。直接的に燃料や電力、紙などの消費を減らす直接貢献(エネルギー/資源消費減)と、労働時間や勤務スペースを減らすことで、間接的に貢献する間接貢献(みなし消費減)です。

富士ゼロックスは、オフィスの省エネを達成するためにはそもそも中長期的な観点でオフィスの稼働を最小限にしていく必要があるという考え方に基づいて、直接貢献だけでなく、オフィスやオフィスワーカーの業務効率化を通じた間接貢献も積極的に推進していきます。

ソリューションによる環境へのアプローチ

富士ゼロックスは“効率化=エコ”だと考え、エネルギーの効率化、資源消費の効率化、労働の効率化、を通じて環境負荷削減に貢献します。

ソリューションの分類

富士ゼロックスでは、オフィスでのCO2排出源の分析をもとに、ソリューションを次の6つの領域に分類しています。

オフィス(従業員50人)の平均的なCO2排出量推計
(エコデザイン2008ジャパンシンポジウム発表論文)

受賞事例

1.Best Green Company of the Year 2016を受賞

富士ゼロックスアジアパシフィック(シンガポール)は、2016 Asia Corporate Excellence & Sustainability Awards (ACES)において、Green Company of the Year 2016 を受賞しました。今回の受賞では、当社の理念“私たちが大切にすること(Shared Values)”のひとつに掲げる環境への取り組みとして、事業活動を商品ライフサイクル全体でとらえて、環境負荷低減への貢献を目指す「Challenge Eco No.1」活動を全社にわたって各現場の従業員レベルで積極的に推進していることや当社の国際資源循環システムの展開など、事業活動を通じて地球環境の保全や社会の持続的な発展への貢献をすすめていることが評価されました。

2.Trust-Eco1500が3R推進功労者等表彰会長賞を受賞

富士ゼロックスおよび富士ゼロックスアドバンストテクノロジーは、リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進協議会主催の平成28年度 3R推進功労者等表彰において、「3R推進協議会会長賞」を受賞。従来のシュレッダーにはない「ひきちぎり破砕方式」を採用したTrust-Eco1500の開発、販売活動による紙資源リサイクル推進への取り組み」を評価いただきました。

この方式は紙書類をひきちぎり、かくはんし、圧縮するため 1.紙片の繊維損傷が少なく再生紙としてリサイクルしやすい 2.ドキュメントの復元がほとんど不可能な高いセキュリティを提供できる 3.通常のクロスカットシュレッダーより紙片が約1/3~1/4までコンパクトに圧縮されるため、容積が減少し、扱いやすく搬送が容易になる、というこれまでにない特徴を持っています。Trust-Eco1500の活用により紙資源9億枚(2015年度の年間推定値)相当の削減やその廃棄焼却時に発生するCO22,200tの削減などの環境負荷抑制に大きく寄与しています。

Trust-Ecoの紙片拡大図
通常のシュレッダーの紙片拡大図

事例 ESG情報マネジメントソリューション「iESG」

香港では、2016年から香港証券取引所のすべての上場企業に「環境・社会・ガバナンス(ESG)報告書」の開示が義務化されました。欧米のみならずアジアの市場においても、ESG情報開示の動きは今後も加速するものとみられます。

富士ゼロックス香港(FXHK)は、これまでのサステナビリティ強化活動での経験を通して、社内の専門チームが開発した香港初・業界初のESGデータ管理・報告ツール「iESG」を2016年9月に発売しました。これは、CO2排出量、電気使用量といったESG関連のさまざまな情報を24時間収集・分析できるクラウド型サービスで、ユーザーは当社の複合機で伝票をスキャン、光学文字認識(OCR)を利用してシステムにデータを自動登録。組み込まれた承認フローと監査追跡ログによりデータ管理を強化することが可能になります。FXHKの社内実践では、レポートプロセスを整流化して作業量とエラーを抑えることができ、作業時間を約50%削減しました。他のソリューションと組み合わせることによって、お客様の生産性向上にも貢献します。

iESG