北海道コンサドーレ札幌

バランスの良い3-4-3が基本フォーメーションとなる見通し。試合展開に応じて左右ウイングバックが引き気味になり、守備意識を高めた布陣となる。現在のチームの最大のストロングポイントは、こうして予想フォーメーションを並べてみても、100%的中と思える選手が極めて少ないということ。兵藤慎剛、早坂良太、キム ミンテがどこに食い込んでも不思議ではないし、金園英学が最前線に君臨する可能性も多いにあり得る。
思い返せば、昨シーズンの札幌も激しいポジション争いを日々、行っていくことをベースに、チーム力をジワリジワリと高めてきたが、今シーズンはそれをさらにワンランク高め、J1仕様のポジション争いをさせていく狙いなのだろう。絶対的に主軸となり得る新戦力がいない代わりに、競争によって既存のチームの力を引き出すことのでき得る新顔ばかり。そうした現メンバーの成長も含めて、今シーズンの札幌の戦力補強と見るべきだろう。
また、現所属のムアントン・ユナイテッド(タイ)がAFCアジアチャンピオンズリーグに出場するため、札幌への加入は7月頃が予定されているものの、“タイのメッシ”としてタイ国内で絶大な人気を誇るタイ代表MFチャナティップ ソングラシンもここに加わることが決まっている。高いテクニックで相手守備ブロックを突破するドリブルセンスを持ったチャナティップの存在は、アクセントとして大きく機能しそうである。
- 注記 予想スタメンは2月4日時点のものです。
Reported by 斉藤宏則