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社会貢献による震災復興支援

当社は、東日本大震災の被災地支援に際し、地域の方々との対話やつながりを大切にしながら、緊急支援、復旧、復興のステップの中でさまざまな活動に取り組んできました。研修やボランティアを通して活動に参加した新入社員や従業員にとっても、「被災地に行くまで自分は何も知らなかったことがわかった」「現地を見て人生観が変わった」「何をすべきか考えさせられた」といった認識の変化により、自分自身を見つめ直す機会となっています。
「震災は終わっていない」との認識を新たにし、メディアでは伝わらない課題に対しても、当社に何ができるかを考え、被災地が真に必要とする支援を今後も継続します。

活動の経緯

地域の方々との対話・つながり [緊急支援・復旧] 2011年度の実績 ●義捐金3億円(富士フイルムホールディングスとして)●緊急物資(約3万点)の提供●従業員による募金約2,000万円と従業員からの物資提供約2,000万円相当●被災地支援NGOへの複合機無償貸与・プリント支援●新入社員221名派遣(気仙沼大島の津波で壊れた建物や流木の片づけ)●従業員ボランティア181名参加(気仙沼大島)●海外販売会社社長・海外営業本部幹部の被災地訪問とボランティア [復興] 2012年度の実績 ●複合機無償貸与の継続●新入社員260名派遣(石巻・文書洗浄復旧)●従業員ボランティア129名参加(気仙沼大島・イベント支援、石巻・文書洗浄復旧/日常支援など)●観光音声ガイドサービス開始(気仙沼大島観光協会)2013年度の実績 ●複合機無償貸与の継続●新入社員263名派遣(遠野市高校生とのみらい創り議論)●新入社員263名派遣(遠野市高校生とのみらい創り議論)●従業員ボランティア22名参加(石巻市、遠野市)●石巻市支援マルシェ/座談会:本社ビル 2014年度の実績 ●従業員ボランティア13名参加(石巻市、遠野市)●復興マルシェ/座談会:横浜みなとみらい、竹松、海老名、本社ビルに拡大 2015年度の実績 ●従業員ボランティア9名参加(石巻市、遠野市) ●復興マルシェ/交流会:6事業所に拡大 ●石巻の子ども達とサッカー交流(復興マルシェ夏休み家族企画):石巻 2016年度の実績 ●復興マルシェ:海老名、本社で東北・熊本復興マルシェを開催

2012年度活動の実績

宮城県石巻市で新入社員260名が研修の一環として、津波で汚れた学校等の重要公文書4,500枚を洗浄復旧しました。「ドキュメントの保存」という当社の本業に関連するこの活動は、ボランティア団体(プロジェクト結コンソーシアム、東京文書救援隊)の協力を得て実現しました。新入社員がこの研修中に作成した洗浄マニュアルも活用しながら、従業員ボランティアが活動を継続しました。
また、震災後から従業員ボランティアによる砂浜の清掃などを通して継続支援してきた宮城県気仙沼大島では、東北被災地で2012年唯一の海開きがあり、復興の象徴ともいえるこのイベントを来訪客向けフォトカレンダーサービスで支援しました。
さらに、位置情報端末による当社の観光音声ガイドサービスを、従業員ボランティアが島内の観光名所のコンテンツを作成し、スマートフォン端末を持って自由に観光できる音声ガイドサービス「聴き旅」として気仙沼大島観光協会に提供し、大島の観光復興に役立てていただきました。また、このサービスは、ガイドを付けずに自分のペースで観光を楽しめるという新しい形の旅をお手伝いするツールとして宮城県観光連盟から評価いただき、2013年に県全体の観光アプリ「聴き歩き宮城」へと発展しました。

海開き前日に砂浜を清掃する社員ボランティア
新入社員による文書洗浄

2013年度活動の実績

2013年度は、新入社員研修の一環として263名が岩手県釜石市や遠野市、大槌町、住田町を訪問。被災地の後方支援拠点となった岩手県遠野市において、地元の高校生や住民の方々と共に「震災から未来に向けた地域創り」について話し合いました。被災地を訪問し、復興の現状を知るとともに、地域の方々との対話を通して、地域の課題や今後被災地に対してどのようなことができるのか一人ひとりが考えました。
また、2012年に続き、宮城県石巻市のNGOが運営する小学校の通学・放課後見守り支援に従業員のボランティアを継続派遣。石巻市小学校所有の津波で汚れた重要公文書の洗浄復旧も継続して行いました。文書の洗浄復旧にはこれまでのべ485名の従業員と家族が参加、地域の歴史が刻まれた、海水や泥で汚れた文書に直に触れ、震災が人々に与えた影響を想いました。一部の文書は当社のスキャニング技術を活用して電子化、2014年3月市からお預かりしたすべての文書の復旧、返却が完了しました。

さらに、震災で販路を失った企業を応援するため、石巻販路開拓支援センターとの共催で復興マルシェを当社にて開催。マルシェの後は、石巻市の出展企業の方々と座談会を行い、一人ひとりが震災を忘れないことの大切さを再認識しました。

遠野市の方々と新入社員との対話会の様子
本社ビルにて開催した復興マルシェ

2014年度の実績

2014年度は、2012年度、2013年度に続き、社員ボランティアを継続派遣しました。宮城県石巻市のNGOが運営する小学校の通学・放課後見守り支援と、岩手県遠野市で開催された東北みらい創りサマースクール(防災や復興に関する教訓や研究成果を世界へ情報発信することが目的)の運営支援のため、13名を派遣。(震災発生から3年が経過し、現地から求められるニーズの変化に伴い、社員ボランティアの募集回数が減少しています。)
また、2013年度に実施して従業員から反響の大きかった復興マルシェを当社4拠点で開催。岩手県、宮城県、福島県の東北被災3県の団体から協力を得て、東北復興マルシェへと規模を拡大して実施しました。出展者である東北で活動をする方々と従業員との座談会を同時開催。出展者から「支援してもらうだけでなく、皆さまの応援を受けて自分達も自立できるよう頑張りたい」などのコメントがあり、それを聞いた従業員から胸を打たれたとの感想が多数寄せられました。

海老名事業所にて開催した岩手、宮城、福島3県の物産による東北復興マルシェ
座談会では被災地域の出展者と直接対話

2015年度活動の実績

2015年度は、2012年度以来実施してきた社員ボランティアを継続派遣しました。宮城県石巻市のNGOの運営する児童の見守り・学校サポート支援と、岩手県遠野市で開催された東北みらい創りサマースクールの運営支援のため9名を派遣。(石巻のボランティア募集は、現地のニーズ変化に伴い上期で終了しました。)
また、首都圏でできる復興支援として復興マルシェを当社6拠点へ拡大。岩手県、宮城県、福島県の東北被災3県からの出展者と従業員との交流会も開催しました。出展者からの「このような機会が何よりの心の支えであり嬉しく、諦めずに頑張ってまた皆さんにお会いしたい」というコメントを聞いた従業員からも今後の継続開催が望まれています。
8月には夏休み家族企画として、石巻にて現地の子ども達とサッカーをするイベントを実施。復興マルシェで培った人脈を活かし、2014年の海老名事業所における復興マルシェへ来社されたプロサッカー選手や石巻の水産加工会社の協力を得て、サッカーやたらこづくり、現地視察を通じて首都圏の家族と石巻の子ども達の交流を図りました。

復興マルシェは2016年2月の中井事業所開催で10回目を迎えた
石巻の子ども達とサッカーを通じて交流

2016年度活動の実績と今後について

2016年度は、2013年度から継続してきた復興マルシェを海老名事業所、本社ビルで開催、4月の地震で被災した熊本県からも出展していただき「東北・熊本復興マルシェ」として実施しました。
同時に、震災発生から5年目という節目の年を迎え、当社が現地の皆さまとの対話を通して実施してきた活動をまとめて展示しました。
「大変な中から立ち上がり日常を取り戻すことはとても力のいることだと思いますが、美味しいものを全国へ届けていただきたい」など、従業員から出展者を応援する声が多数寄せられています。

今後も従業員一人ひとりが自ら考え社会参画できるよう働きかけていきます。

本社における復興マルシェは2014年から継続
事業所で復興を支える活動をパネル展示