リサイクルABS樹脂の韓国への供給開始により
リサイクルシステムは新しいステージに

2002年4月10日

  • プラスチックリサイクルをアジアに展開
  • '02年末には中国にも展開予定

ABS樹脂リサイクルについて


富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂2-17-22、社長:坂本 正元、資本金:200億円)とUMG ABS株式会社(旧宇部サイコン(株)と旧三菱レイヨンABS事業の統合会社、本社:東京都、社長:宮本利雄 、資本金:16億円)は、リサイクルプラスチック(ABS樹脂)を韓国に輸出、韓国の成形メーカーで複写機の部品に成形した後、日本国内に輸入するボーダーレスなリサイクルを開始いたしました。さらに'02年末には中国・深センにおける生産拠点である「富士施楽高科技(深セン)有限公司」でも、日系成形メーカーがリサイクルプラスチック(ABS樹脂)で製造した小型プリンター用の部品を導入する予定で、順次アジア地域におけるリサイクルプラスチックの使用を拡大してまいります。

両社は、富士ゼロックスが市場から回収した複写機よりプラスチックを分解、分別し、破砕・洗浄工程を経た後、外観や性能に悪影響を与える異物を除去してリペレット化し、このリペレット材を原料として25%以上使い、UMG ABS(株)が材料設計したリサイクル材料としてコンパウンドと調色を行ない、品質基準に適合したリサイクルABS樹脂として量産し、国内成形メーカーを経て、'98年3月よりデジタル複合機などの外装カバーなどに導入しております。

これまで両社で協同開発されたリサイクルプラスチックの導入は国内生産に限定した活動でしたが、海外への生産シフト、海外成形メーカーの生産技術力の向上等を背景に、リサイクルABS樹脂の海外供給開始について検討を進めてまいりました。この検討に際し、富士ゼロックス、UMG ABS(株)の両社にFuji Xerox Korea Co.,Ltd.を加えた3社が、韓国の成形メーカーと協働して品質の作り込みを行なうことにより韓国に対する供給体制を整えることができました。

アジアへのリサイクルプラスチックの拡大などにより、今年のリサイクルプラスチックの使用量は昨年の2倍強になる見通しです。

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リサイクルシステム

[ABS樹脂リサイクルについて]

当社は'95年12月、限りなく「廃棄ゼロ」を目指し資源の再活用を推進するため「クローズドループ・システム」を構築、回収した複写機を分解/洗浄し各種部品を当社の品質基準に適合したパーツとしてリサイクルし、生産ラインに投入しており、このループの一環である「プラスチックのクローズドループ・システム」についてはUMG ABS(株)と共同でシステムを構築いたしました。

UMG ABS(株)は、素材メーカーとして、'90年初めより市場から回収した成形品の素材としてのリサイクル技術の検討に取り組んでまいりました。そして'97年より本格的活動を開始したRC(レスポンシブル・ケア)の基本方針に沿うべく、(1)「環境負荷低減」 (2)「製品安全」 (3)「社会からの信頼向上」の観点から有限資源の有効活用を具体化・実践するために、「廃棄ゼロ」を掲げる富士ゼロックスと共同で、新造品と同等の品質でリサイクルプラスチックを提供するリサイクルシステムを構築してまいりました。

今回の共同開発によるクローズドループシステムは、複写機のリサイクルパーツを生産ラインに投入する際に確立した品質保証の体系と市場から複写機を回収するシステムを持つ富士ゼロックスと、樹脂内部の異物を除去し、自家着色技術と混練のノウハウを有するUMG ABS(株)が、各々の技術とノウハウを結集することにより実現いたしました。

とくに、回収した複写機の分解・分別・破砕・洗浄・異物除去におけるノウハウ、品質管理などにおいて、ユーザーである富士ゼロックスと素材メーカーであるUMG ABS(株)が協力することにより、素材メーカーからユーザーへという既存のルートに加え、ユーザーから素材メーカーという新たなルートを接続させたことが、クローズドループ・システムを実現できた大きな要因と考えております。

◆本件に関するお問い合わせは、
  当社コーポレートコミュニケーション部広報グループまで。  03-3585-6792

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