海老名事業所EMC試験所が
32ヶ国41機関に適合する
ベルギーの国家認証を取得

2002年6月25日

  • 国内メーカーとしては初めて
  • 国際的な商品保証、信頼性の樹立
ISO/IEC17025認証
<ISO/IEC17025認証>
   

富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂2-17-22、社長:坂本 正元)海老名事業所にあるEMC*1(Electro Magnetic Compatibility)試験所は国内メーカーとして初めて、32ヶ国41機関と相互認証の契約を結んでいるベルギー国家のISO/IEC17025認証を取得いたしました。

*1 電磁環境両立性。電気・電子機器が同じ環境において、他の機器に電磁妨害を与えず、他の機器から妨害を受けずに電磁波の環境を共有し、共存すること

この認証取得により、当社EMC試験所でテストに合格した商品は、輸出の際、相手国である世界32ヶ国41機関の試験審査を受けずに輸出できるようになり、約1億8000万円のコスト削減につながると見込んでおります。また当社はビジネスとして、他社商品のテストを行なってまいります。

<EMC試験所暗室>

テレビ、ラジオをはじめ、電子レンジ、携帯電話、パソコンといった電気・電子機器や通信携帯端末などの急速な普及に伴い、こうした機器から出る電磁波がお互いに影響を及ぼし誤作動を引き起こすことがあります。このため、電磁波を発生する機器同士がいかに同じ電磁波の環境を共有し、共存できる環境を作っていくかが、大きな課題となっており、各メーカーは自社の試験所などを使って商品がさまざまな電磁波の環境に適合できるかどうかテストを実施しております。

ところが現在、そのテストを済ませた商品を輸出する際には、輸出する国ごとに(必要とする国または機器の場合)EMCの認可、認証を取得しなければなりません。

当社も輸出する国ごとに定められた法律に従ってEMC試験を実施しておりますが、自社あるいは国内の試験所で試験をした上で輸出先国の許認可を取得するため、(1)輸出先各国または各国が認定する試験所に製品を輸送し、製品試験を繰り返し実施しなければならず (2)しかも試験場所、商品の設置の違い、人的スキルなどにより、EMCの試験結果が国内の試験と大幅に異なってしまうことも多い ─ ことなどから、商品の輸出時期が遅れ、試験の繰り返しなどによって結果的に開発コストが増大するといったことが問題となっております。

こうした状況を是正するためISO(国際標準化機構)は、試験所の総合的な技術能力を判定する指標として2000年にISO/IEC17025*2を発行しました。

*2 ISO/IEC17025は、品質システムを規定したISO9000、環境管理を規定したISO14000に続き、試験および校正に関する要求と手順を規定したもので、「試験所および校正機関が規定の品質システムを運営することで、試験所の運用、試験が的確であり、かつ、技術的に妥当な結果を出す能力が有ることを実証する」ためのシステム。

そこで当社は、自社製品評価業務の品質、信頼性向上と、商品開発の効率化を図るため、当社のEMC試験所を国際的な試験所として認証されるための活動に取組み、このたびEU議長国であるベルギーの国家認証を取得いたしました。

ベルギーの国家認証を取得したのは、ベルギー経済産業省(Beltest)が、ILAC(国際試験所認定協定)に加盟し、32ヶ国41機関と相互認証の契約を結んでいることから、ベルギー国家のISO/IEC17025認証を取得することは、同時に、32ヶ国41機関における認証取得と同じ効力を有することになるからです。

この認証取得により、測定の不確実性までも含めた商品評価信頼性の向上と、評価技術の確立を始め、OEM先要求の他ワールドワイド対応のために当該国への商品輸出にあたって、仕向け地ごとに外部試験機関を利用していた試験が不要になり、時間、コストの大幅な削減につながります。

例えば、コスト面では、これまでの社内輸出入実績費用と対比した場合、年間およそ1億8千万円程度の削減につながります。


※本件に関するお客様からの問い合わせ先は、当社お客様相談センターまで。
フリーダイヤル : 0120-27-4100土・日・祝日を除く、9:00~12:00、13:00~17:00
または、環境商品安全部 海老名EMC試験所 :046-237-1522


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