塚原研修所所有林を里山林にする活動を開始

2002年12月10日

  • 周辺環境への配慮と地域との共存を目指して
  • 「塚原の雑木林を守る会」を発足

富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂2-17-22、社長:有馬 利男、資本金:200億円)は、今後15年から20年かけて、塚原研修所(神奈川県南足柄市塚原3593、研修所長:中村力)の所有林を、周辺の環境に配慮し地域と共存できる里山林(雑木林)として修復いたします。

現在日本国内で雑木林が消失していることから、まず研修所の西北側台地のヒノキ・スギ林約220本をすべて伐採し、その後植林して15年から20年かけて里山林として育ててまいります。このため社員/グループ社員/OB有志による「塚原の雑木林を守る会(英文表記:Save the Wooded Area of Tsukahara Committee)(代表:相楽悦男、事務局:当社社会貢献推進室内)を発足いたしました。今後、同会が中心となり、地域の住民の方々やNPOのご協力を得ながら、クヌギやコナラなどの広葉樹を植え、クワガタ、セミ、蝶などの昆虫や野鳥などが生息できるような里山林を育ててまいります。

このたび着手するのは、同研修所約36,000平方メートルの1割の約3,600平方メートルで、順次拡大していく予定で、すでに枝払いなどの作業は始めており、11月から12月にかけて伐採を行ない、2003年2月に地拵え(じごしらえ:苗木植付のための整地)、3月に植樹祭を行なう予定です。

そして、同研修所と隣接地の境界寄りに、ウメモドキ、イボタノキやムラサキシキブ、コマユミなどの広葉樹低潅木を植栽して、林地の中心にはクヌギ・コナラ、さらに野鳥や蝶などに配慮して実のなる落葉広葉樹のエゴノキ、エノキ、アベマキなどもクヌギ・コナラの林間に植え、約1,100本植栽します。

第2次計画では、東南側のヒノキ林約130本を伐採し、低木を中心に植栽し、さらに西北側台地下から東側にかけて約3,500平方メートルの原っぱなどは1,100本程度の雑木林に拡大していきます。

また、「塚原の雑木林を守る会」が地域の方々のご協力を得ながら管理を行ないますが、同研修所は当社の新入社員教育に使用する研修所であることから、新入社員による育林も毎年行なってまいります。

里山林管理にあたっては、枯れ木や集めた落ち葉は里山林内の日陰に設置する「堆肥置場」に入れて腐葉土を作り研修所で利用するほか、地域の方々やグループ社員にも提供いたします。

伐採は15年から20年に一度逐次行ない、伐採したクヌギ・コナラはシイタケ栽培のほだ木として地域の方々やグループ社員に提供し、木工用、炭焼窯などでの炭材、焚き火材などとしても活用し、循環型の雑木林にしてまいります。15年後にはFSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会:本部メキシコ)認証林を目指し、環境保全のモデル林として地域に開放された里山林にしたく考えております。

《社会的存在である企業として》

わたしたちは社会の一員としてお客様や地域社会、国家、国際社会などに支えられています。当社は社会の一員として、株主のみならず、お客様、取引企業、地域社会、社員・従業員などステークホルダーのみなさまに価値をお届けすることがもっとも大切と考えております。

そして企業がお届けする価値には「経済的価値」「社会的価値」「人間的価値」があり、これらを「強い、やさしい、おもしろい」という言葉で表現しております。「強さ」とは商品・サービスの競争力、そして収益性などの経済的強さを、「やさしさ」とは環境や地域社会へのやさしさを、「おもしろさ」とは社員が仕事を独自性や魅力あるものとして捉える原動力を意味しており、当社はこうした三つの要素のバランスがとれた「良い会社」でありたいと考えております。

こうした考え方の下で、1988年から社員一人ひとりの個性を尊重する「ニューワークウエイ」を展開、1990年に国内で初めてボランティア休職制度(ソーシャル・サービス制度)を導入。また、環境経営では持続可能な社会の実現を目指して、環境の社会貢献活動では、社員による自然観察会の開催や、企業として初めて共催の「自然観察指導員講習会」を開催、グループ会社と多くの社員参加によるNPOとの協働による森の再生などに取組んでまいりました。

当社は、今後も社員の深い共感と自発的なコミットメントをベースに、広く社会を支えるための諸活動を行ない、当社らしい社会貢献を地道に継続してまいります。

◆ 本件に関するお問い合わせは、当社コーポレートコミュニケーション部広報グループまで。03-3585-6792

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