ニュージーランドからの「自社植林木チップ」を初めて配合
環境バランス用紙「FR」を新発売

2005年5月31日

富士ゼロックス株式会社
富士ゼロックスオフィスサプライ株式会社
王子製紙株式会社

  • 森林資源の持続可能な利用を目指して
  • 植林木パルプと新聞古紙パルプを50%ずつ配合


  富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂2-17-22 社長:有馬利男)と富士ゼロックスオフィスサプライ株式会社(本社:東京都千代田区神田駿河台2-5-12 社長:上西昌男)は、王子製紙株式会社(本社:東京都中央区銀座4-7-5 社長:鈴木正一郎)と共同でニュージーランドの自社植林木チップを初めて配合した環境配慮型コピー/プリンター用紙の新商品『FR』(エフ・アール)(注1)を開発し、6月1日に発売いたします。  

  この用紙は、ニュージーランドのSPFL社(注2)から日本向けに出荷したFSC認証(注3)自社植林チップを含む「植林木パルプ」と「新聞古紙パルプ」を50%ずつ配合した環境バランス用紙です。  

  今回発売する『FR』により、富士ゼロックスが「環境・健康・安全に配慮した用紙調達規程」に基づいて進めている、用紙の原材料パルプのすべてを環境配慮型パルプ(注4)に移行する計画がより一層進展いたします。3社は、今後もさらに森林資源の持続可能な利用を目指した環境配慮型用紙の企画開発と販売を進めてまいります。  

 
注1
「FR」のFは【Forest=森】の頭文字で「森のリサイクル」を意味し、Rは【Recycle=再生】の頭文字で「紙のリサイクル」を意味しています。
こちらの「森と紙のリサイクル」イラストをご参照ください。
 
  注2 Southland Plantation Forest Company of New Zealand Limited。
王子製紙(株)51%、伊藤忠商事(株)30%、富士ゼロックス(株)10%、富士ゼロックスオフィスサプライ(株)9%で共同出資。
 
  注3 こちらをご参照ください。  
  注4 環境配慮型パルプとは、1.古紙パルプ、2.植林木パルプ、3.認証林パルプの3種類を指しています。  

  【発売の背景】  
  地球温暖化現象が自然環境に与えるさまざまな影響が指摘されている中、森林には温暖化の主原因といわれるCO2を吸収・固定する機能があります。  

  富士ゼロックスと、コピー/プリンター用紙の企画開発・販売を担当する富士ゼロックスオフィスサプライは、自然環境の保護と資源確保を両立させることは非常に大きな課題であると認識しており、お客様にご使用いただいているコピー/プリンター用紙を持続可能な方法でお届けしていくために、古紙パルプ配合率50%以上を維持しながら、残りのフレッシュパルプのすべてを「植林木パルプ」と「認証林パルプ」に移行する「環境配慮型パルプ増配合計画」を進めてまいりました。  

  その一環として1996年からニュージーランド南島インバーカーギル市の植林会社SPFL社に共同出資し、「自ら使うものを自ら育てる」という考えからユーカリの植林・育成を進めてきました。そして、本年3月、王子製紙(株)の日南工場に向けて原料チップの出荷を開始いたしました。  

  SPFL社の植林地は2004年にFSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会:本部ドイツ)によるFM認証を取得しており、今回発売する環境バランス用紙『FR』は、自社植林木チップから作ったパルプを国内で初めて配合したコピー/プリンター用紙となります。  

  【外観】  
 
環境バランス用紙「FR」 ユニバーサルデザインを取り入れたパッケージ  
 

  【価格】  
 
商品名 サイズ 商品形態 希望小売価格 (税別)
環境バランス用紙 『FR』
A4
500枚/冊×5冊
5,250 円/箱
A3
500枚/冊×3冊
6,300 円/箱
 

  【主な特長】  
   

1.

富士ゼロックスが提唱している「森と紙のリサイクル」を実現する上で、国内で初めて「植林木パルプ」50%、「新聞古紙パルプ」50%配合という"エコバランス"を取った『FR』は、CSR(企業の社会に対する責任)の観点から環境配慮型用紙の導入を検討されているお客様に、もっともお勧めできるリサイクルコピー/プリンター用紙です。  
   

2.

「植林木パルプ」の中には、ニュージーランドの自社植林木を含む「FSC認証パルプ」を17.5%以上使用しています。  
   

 

「FSC認証パルプ」を17.5%以上使用
 
   

3.

王子製紙の新技術による新聞古紙パルプの「高白色化技術」を使用することで、同パルプを50%配合したにもかかわらず、コピー/プリンター用紙としては国内で初めて白色度80%を実現しました。これにより、従来の再生紙に比べカラーの再現性が向上しました。  


  <参考資料>  
 
ニュージーランドでの植林事業について

1992年に設立されたSPFL社によるユーカリの植林は520haから始まり、徐々に面積を拡大、現在10,000ha以上(東京・JR山手線の面積約7,000haより広い)に達しており、このたび1992年に植林したユーカリを収穫することが可能になりました。本年度の収穫量は約12,000トン(水分除く)を見込んでおり、収穫後の土地には再植林を行なうことにより、2015年までの11年間で計60万トン以上の収穫が見込まれております。
植林地のユーカリ成木
植林地のユーカリ成木
 

 
2010年に向けた用紙原材料配合計画
ニュージーランドの植林地風景
ニュージーランドの植林地風景



  「森と紙のリサイクル」概念図  
 
「森と紙のリサイクル」概念図
 

  富士ゼロックスの用紙調達基準原則  
  富士ゼロックスは、富士ゼロックスおよび関連各社が仕入れる用紙に関して、法律や規制が遵守されており、持続可能な森林管理がなされていることなど六つの原則を骨子とする「調達先に対する環境・健康・安全に関する調達規程」を制定し、2004年12月1日から運用を開始しています。これは、森林伐採による資源の枯渇や生態系・先住民の生活への重大な影響などへの配慮を進めるため、日本国内のみならず東南アジア、中国、オセアニアのすべての富士ゼロックス関連会社が販売するコピー用紙の調達について、基準を制定したものです。この規程により、すでに同様の制定をしているゼロックス・コーポレーション(本社・米国)の規程とあわせ、世界共通で、コピー用紙仕入先に対しての原材料調達に関する要求項目を完備したこととなります。  

 
1) 法律や規制が遵守されていること
2) 持続可能な森林管理がなされていること
  第三者機関により認証を受けた森林であること
  もしくは、管理がされた状態にある森林であること
3) 再生パルプは原料古紙の供給元が明らかであること
4) 使用する化学物質は安全が確認されていること
5) 紙製造は、無塩素漂白処理で行なっていること
6) 生産工場は環境管理システムを保持していること
 

  FSC認証とは?  
  独立した第三者機関が森林管理をある基準に照らして、これを満たしているかを評価・認証するものが『森林認証制度』です。  
  森林認証制度を実施する第三者機関には複数の団体があり、現在、世界中全ての森林を対象としラベリング(認証マーク)を伴う形で活動しているのがFSC(森林管理協議会)です。FSC認証は、認証された森林から切り出された木材を使用した製品が、認証されていない森林からの製品と、製造・加工・流通過程のいかなる時点でも混ざり合わないことを証明するものです。  
  森林認証には  
    1. 森林管理の認証(FM認証)  
    2. 加工・流通過程の管理の認証(CoC認証)  
  の二つがあります。  
  今回の『FR』に使用する植林木を育成しているニュージーランドのSPFL社は、上記1.のFM認証を
2004年に取得しており、『FR』の製造を担当する王子製紙(株)と、販売を担当する富士ゼロックスオフィスサプライ(株)は、2.のCoC認証を2002年に取得しています。
 

  お問い合わせ  
    富士ゼロックス(株) 広報宣伝部 坂東 正章 TEL:03(3585)6792  
    富士ゼロックスオフィスサプライ(株) 経営統括部  末広 透 TEL:03(3295)6381  
    王子製紙(株) 情報用紙営業第二部 木村敏彦、雛川 修 TEL:03(3563)4852  


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