特許情報と科学技術文献情報を統合した
国内初の検索サービス

2005年9月20日

  • 特許情報検索・活用支援サービス「DocuPatプライベートサーバーサービス」新オプション
  • 約2,000万件の科学技術文献を併用検索
 


  富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂2-17-22、代表取締役社長:有馬利男、資本金:200億円)は、特許情報検索・活用支援サービス「富士ゼロックスDocuPat (ドキュパット)プライベートサーバーサービス」に、独立行政法人科学技術振興機構(以下、JST)が提供する約2,000万件の科学技術文献情報注1を新たにオプションとして追加し、特許情報と科学文献情報を統合した国内で初めての検索サービスを開発、9月21日から提供開始いたします。  

  「DocuPatプライベートサーバーサービス」は、日米の特許情報を網羅したコンテンツをベースとし、保守・運用を含めた環境と仕組みを備えた特許情報検索・活用支援サービスです。日米特許公報などの膨大なデータは、富士ゼロックスが運用する共用サーバーに保管してあります。ユーザーはそのデータベースを使って検索を行ない、得られた情報に自社独自の情報を付加して、同じく、富士ゼロックスが管理・運用するお客様専用のプライベートサーバーに蓄積・共有できる環境を提供しています。  

  今回の新サービスにより、特許情報と文献情報の双方が、統一されたユーザーインターフェイスのもとで検索可能となります。調査を効率的に行なうための様々な機能と合わせて、特許調査の専門家でなくても、技術者や技術部門のスタッフ自らが、特許と文献を一元的に利用できる環境を実現いたします。  

  また、この新サービスでは検索機能とともに、特許や文献を調査した結果を一元的に蓄積・共有する環境を提供しています。特許や文献情報に対して、お客様固有の技術体系に合わせた分類を付与することで、企業ごとの知の体系に沿った情報の蓄積が可能となります。注目すべき文献を評価したメモなども、関係者の間で共有することができるため、情報の活用の場が広がります。さらには特許と文献の統合マップを作成でき、他社/組織の最新技術を含めたマクロ的な動向把握が可能になります。  

  【 特許情報と科学技術文献情報を統合利用する背景 】  
  企業において、他社の技術動向を知ることは競争力強化や差別化に向けた有効な手段となっています。富士ゼロックスでは、2001年からWeb対応型の特許情報検索システム「DocuPat」を通じて、特許調査の専門家でなくても、一般の技術者自らが精度の高い調査を可能にする仕組みを提供して参りました。  

  しかしながら、特許が出願されてから公開されるまでには約1年半のブランクがあるため、特許情報だけでは最新情報の検索ニーズに対応できませんでした。このたびの新サービスでは、従来の検索対象であった約1,800万件の日米特許情報に加えて、さらに約2,000万件の科学技術文献情報を提供します。これにより、特許情報だけでは調査することができなかった、国内外の企業や研究機関などの最新技術情報の検索が可能となります。  

  また、大学や研究機関においては科学技術文献の検索が先行していますが、近年、知財立国論への注目とともに、大学・研究機関の「知」と「特許」を結びつけるための環境作りが求められています。このたび富士ゼロックスは、特許と文献の統合的な利用環境を提供することで、一般企業のみならず大学や研究機関といった幅広い市場における調査ニーズに対応できるサービスを提供いたします。  

  日本を含めた世界50数カ国の学術雑誌、研究レポート、予稿集・会議録等に収載された学術論文・報告書の所在情報(タイトル、著者名、収載資料名等)、および論文等の日本語抄録を含めた概要情報。  

  【 サービス利用に関する価格の目安 】  注 実際のご利用料金は、個別見積もりになります。  

「DocuPat科学技術文献オプション」のモデル価格
同時接続ユーザー数が20名の場合
初年度のサービス年間料金
(次年度以降のサービス年間料金も同額)
約 14,500,000 円


なお、ご利用に当たっては次の基本契約が必要となります。

「DocuPatプライベートサーバーサービス」モデル価格
日本国特許を対象としたサービスで、同時接続ユーザー数は20名の場合
初年度のサービス年間料金
約 17,790,000 円
次年度以降のサービス年間料金
約 14,290,000 円
上記のサービス利用料金に含まれるサービス商品は下記の通りです。
  日本国特許基本II   日本国特許総合遡及分オプション
  日本国特許経過情報オプション   日本国ワークフローSDIオプション
  プロジェクト管理オプション   日本国特許マップ基本オプション
  日本語自然文検索オプション   運用・保守基本料金
  インターネット接続サービス      

以上の価格、関連するサービスなどの料金には、消費税は含まれていせん。
別途 消費税を申し受けます。

    ◆ 本件に関するお客様からのお問い合わせ先は、当社お客様相談センターまで。  
    フリーダイヤル :0120-27-4100 土・日・祝日を除く、9:00~12:00、13:00~17:00  



  【 「DocuPatプライベートサーバーサービス」の特長 】  

    1. 約2,000万件の科学技術文献情報の検索が可能  
      JSTPlus(1981年以降の科学技術文献情報)、JST7580(1975年~1980年までの科学技術文献情報)、JMEDPlus(日本国内発行の医学関係の文献情報)の3種類のコンテンツを収録しているため、1975年からの科学技術文献約2,000万件の検索が可能となります。  

    2. 情報共有や戦略的な活用の支援  
      特許や文献調査の結果(評価・メモ・社内分類など)を継続的にプライベートサーバーに蓄積することで、企業固有のプライベート情報として蓄積・共有することが可能です。また、他社の技術動向を把握するために、自社技術を体系的に分類した社内分類を特許や文献情報に付与して、社内分類を観点とした特許と文献の統合マップを作成できるなど、特許と文献情報を用いた戦略的な活用を支援します。  

    3. 日本語自然文による検索機能注1  
      従来の特許情報自然文検索では、キーワードに近いと判断された情報がすべての分野から検索されるため、調査テーマとは関係のない分野も抽出されてしまうことがありました。このたびの新サービスでは、日本語自然文から国際特許分類であるIPC分類注2を自動抽出する機能により、自然文をIPCで整理した上で絞った自然文検索機能が利用できます。この機能により、自然文に近い公報から順に表示されます。出願前調査などの際に、対象を絞った効率的な調査を実現します。
また、他のキーワードや「DocuPat」の全書誌検索項目との論理演算注3により、対象集合をさらに絞り込むことも可能です。
 

      注1 現時点では特許情報のみに対応  
      注2 IPC-International Patent Classification(国際特許分類)  
      注3 「and」や「or」の掛け合わせによる検索  

    4. 検索式の相互利用  
      特許情報と文献情報に対して、JSTの提供する「日本語切り出しツール」注1を利用して切り出した独自キーワード注2を付与しているため、特許と文献から同一キーワードを使って検索することが可能です。また、特許か文献のいずれかで設定した検索条件に対して、検索式を相互利用することができるため、効率的な調査を可能とします。  

      注1 JSTが開発した検索用のインデックスを作成するツールのことで、検索対象の文章から、「分かち書き」、「切断」、「不要語除去」の3つの処理プロセスを経て、検索用のキーワードを抽出しています。  
      注2 「日本語切り出しツール」を用いて抽出されたキーワードのことで、日本特許は、特許公報の明細書などを対象としてキーワード抽出しています。また、科学技術文献については、和文抄録、和文標題などを対象としています。  

    5. 辞書を使った検索候補語の選択  
      著者名、所属機関名、会議名、資料名、JICST分類コード、独自キーワード、物質索引語の辞書を使って、最適な検索候補語を選択することが可能です。  


  【 クライアント環境 】  

項 目 仕 様
ハードウエア Microsoft® Internet Explorer 日本語版6.0SP1以降、Netscape Navigator4.7が稼動するPC/AT互換機
OS
Windows® 2000 Professional Service Pack 3(日本語版)
Windows® 2000 Professional Service Pack 4(日本語版)
Windows® XP Professional Service Pack 1(日本語版)
Windows® XP Professional Service Pack 1a(日本語版)
Windows® XP Professional Service Pack 2(日本語版)
Webブラウザー
Microsoft® Internet Explorer6.0 Service Pack 1(日本語版)
Microsoft® Internet Explorer6.0 Service Pack 2(日本語版)
Netscape Navigator 4.78(日本語版)注1
その他必要なソフトウエア
Adobe® Reader® 7.0 日本語版
Adobe® Reader® 6.0.1 日本語版
MS's JVM 4.x/5.x またはJRE 1.3.x/1.4.x注2
注1 通信回線として、IP-VPN(Super EBN)を選択した場合のみ対応。
注2 インターネット回線(SSL-VPN)を選択した場合のみ、必要となるソフトウエア。


  【 機能一覧 】  

    1. 「DocuPat科学技術文献オプション」の主な機能  
      (1) 検索機能  
        キーワード検索(和文/英文抄録・和文/英文標題に対する検索)  
        日本語自然文(最大4Kバイトまでの文章)による検索  
        事項索引、アップポスティング注1や独自キーワードによる検索  
        書誌情報(雑誌名、会議名、著者、所属機関など)による検索  
        履歴間演算および日本語自然文を含む全検索項目に対する論理演算  

      (2) 検索支援機能  
        著者名、所属機関名、会議名、資料名、JICST分類コード、独自キーワード、物質索引語注2の各々の辞書に対して、検索が可能。  

      (3) 検索結果  
        1. 表示機能  
          簡易20件表示:ファイル種別、タイトル+発行年単位の文書番号、抄録有無、自然文検索時には、合わせて、適合度のポイント数を表示する。  
          詳細1件表示:発行年、資料番号、資料名、巻号、特殊号、ページ、写図表、著者名、団体著者名、所属機関名、資料種類コード、言語コード、発行国コード、会議名、会議回次、会議開催地、和文標題、英文標題、和文抄録、英文抄録、事項索引、アップポスティング、準ディスクリプタ注3、物質索引、CASレジストリ番号、JICST分類コード、独自キーワード  
        2. ダウンロード機能  
          CSV形式による電子データのダウンロードが可能。  
          ダウンロード項目(和文標題、英文標題、和文抄録、種別、発行年、Document ID、資料番号、資料名、巻号、特殊号、ページ、写図表、第一著者名、団体著者名、機関名、資料種類コード、言語コード、発行国コード、会議名、JICST分類コード、事項索引、アップポスティング、準ディスクリプタ、物質索引、CASレジストリNo)  

      (4) 活用支援機能  
        評価・メモ機能  
          文献記事の1件ごと、または、複数件に対して、評価・メモや社内分類の付与が可能。  
        マップ作成機能  
          特許および文献情報に対する統合マップの作成が可能。  

    注1 シソーラス上の上位概念語  
    注2 JSTが所有する「日本化学物質辞書」に基づいて索引付けされた化合物名  
    注3 専門の索引者が付与したキーワードで、統制語(シソーラス辞書内の用語群)以外で付与されたもの  

    2. 「DocuPatプライベートサーバーサービス」の主な機能  

  日本国特許 米国特許
検索機能
文字データ フリーワードによる全文検索
  近傍(順)検索
     
日付 指定日以前、以後、期間
番号 番号検索
  一括番号検索
特許分類 IPC(筆頭分類、副分類)
  発行時FI
  更新FI
  更新Fターム
その他 論理演算
  履歴間演算
  絞込み検索
  検索式の保存、読込み
  検索条件式入力チェック
文字データ 完全、前方、後方、中間一致検索
  近傍内(順)検索
  フレーズ検索
日付 指定日以前、以後、期間
番号 番号検索
  一括番号検索
特許分類 IPC
  発行時USクラス
  更新USクラス
     
その他 論理演算
  履歴間演算
  絞込み検索
  検索式の保存、読込み
  検索条件式入力チェック
検索履歴
サーバー/ローカル保存機能
ユーザー権限によって、セキュリティ設定機能
CSV形式のローカル保存機能
サーバー/ローカル保存機能
ユーザー権限によって、セキュリティ設定機能
CSV形式のローカル保存機能
特許分類
解説書
IPC 解説書 第4~7版搭載
FI 解説書 搭載
Fターム 解説書 搭載
解説書に対して正引き、逆引き検索
特許分類展開機能
付与分類表作成機能
USクラス解説書搭載
IPC 解説書 第4~7版搭載
解説書に対して正引き、逆引き検索
特許分類展開機能
  付与分類表作成機能
   
パーソナル
SDI機能
新着データ更新時に自動SDI検索
SDI検索結果情報をメール配信
配信メールからSDI結果へURLリンク
新着データ更新時に自動SDI検索
SDI検索結果情報をメール配信
配信メールからSDI結果へURLリンク
出力形態
紙公報印刷 全文全図印刷
  ページ指定印刷
抄録印刷 1件全図印刷
    (全図、要約、クレーム含)
  1件代表図印刷
    (代表図、要約、
    クレーム含)
  3件代表印刷
    (代表図、要約含)
ダウンロード 公報全文(テキスト形式)
  検索結果(CSV形式)
紙公報印刷 全文全図印刷
  ページ指定印刷
     
     
     
     
     
     
     
ダウンロード 公報全文(テキスト形式)
  検索結果(CSV形式)
コメント機能
各公報に対して自社分類、評価、コメント等の登録機能
ユーザー権限によって、セキュリティ設定機能
コメントデータと書誌事項をかけ合わせた検索機能
各公報に対して自社分類、評価、コメント等の登録機能
ユーザー権限によって、セキュリティ設定機能
コメントデータと書誌事項をかけ合わせた検索機能
リンク機能
優先権主張の日本国・米国特許間相互リンク
公開、登録公報の日本国特許内リンク
引用文献の米国特許内リンク
関連出願情報の米国特許内リンク
優先権主張の日本国・米国特許間相互リンク


  【 「DocuPat」事業化の背景~社内制度「バーチャル・ハリウッド」プログラムについて 】  

  「DocuPat」は、富士ゼロックスの社内制度である「バーチャル・ハリウッド(Virtual Hollywood)」プログラムからの事業化の第一号です。当社は経営品質向上活動の一環として、社内のプロセス変革をリードする「バーチャル・ハリウッド」プログラムを、1999年1月に開始しました。これは、お客様の視点から、会社や仕事、そして自分自身を変えたい、成長させたいという想いや実行力のある社員が提案者となり、社内外の組織を越えて広く有志を募って衆知を結集し、企業のさまざまな改善・改革を推進する活動です。  

  「大観衆を興奮させる映画づくりのように、部門の枠を越えたバーチャルな組織で、お客様に感動を与える価値提供のシナリオを描き、実践していく」とのコンセプトのもと、「バーチャル・ハリウッド」と命名しました。  

  これまでに、531名のディレクター(テーマリーダー)と1,700名のメンバーが中心となり、さらに全社では10%を越える社員が当プログラムにサポーターとして参加して、ダイナミックな活動を展開し、すでにこの活動から新商品も発売されています。また、2004年からはお客様とともに活動する「バーチャル・ハリウッド・コラボレーション」も開始し、8社の企業とともに活動を展開しています。  


  • JSTPlus、JST7580、JMEDPlusは、JSTの登録商標です。
  • XEROX、The Document Company、および"デジタルX"のマークは、商標または登録商標です。
  • その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。


ページのトップへ