乳化重合トナー新工場棟が稼動

2005年12月20日

  • 80億円を投資して生産能力を2倍以上に拡大
  • オフィス向け複写機・複合機すべてにEAトナーを搭載へ


  富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂2-17-22、社長:有馬利男、資本金200億円)が100%出資している、乳化重合(EA)トナー専門の最新鋭プラントを備えた富士ゼロックスイメージングマテリアルズ株式会社(本社:富山県滑川市大島1277番地6、社長:石井 健児)に建設していた新工場棟が完成・稼動いたしました。20日、富士ゼロックスイメージングマテリアルズで竣工式を執り行ないます。  

  富士ゼロックスは今後発売するオフィス向け複写機・複合機すべてに高画質の乳化重合(EA)トナーを搭載するとともにオフィス向けプリンターにも搭載を進めるため、約80億円を投じて生産能力を2004年度比2倍以上の年間約5000トンに拡大いたしました。  

 

2004年12月に新工場棟の建設に着工、トナーの生産工程だけでなくトナーカートリッジの成形・自動組立てラインも設置することにより、トナーからトナーカートリッジまでの一貫生産を実現いたしました。

 

 

EAトナーは製造工程でのCO2排出量の低減と、高画質プリントの両立を可能にしたトナーで、2001年9月に発売したデジタルカラー複合機「DocuCentre Color 500 / 500 CP」に初めて搭載して以降順次商品への搭載を進めており、06年1月16日に発売する新情報システム「ApeosPort-II C4300 / C3300 / C2200」や、カラー機だけでなく高速デジタルモノクロ複合機「DocuCentre 750 I / 650 I / 550 I」、さらにカラーレーザープリンター「DocuPrint C3540 / C3140」、「DocuPrint C2424 / 2426」などオフィス向けプリンターの主力商品にも次々と搭載しております。

 

  これからも新商品として市場投入するオフィス向け複写機・複合機すべてにEAトナーを搭載するとともにオフィス向けプリンターにも搭載を進めるため、2005年度中に従来の生産能力を上回る需要が見込まれることから、生産能力を倍増いたしました。  

  当社は生産戦略の一環として、組立て生産ラインの中国への移管を進める一方、国内では、パブリッシングシステム、図面用複写機、基幹システム用高速プリンターなどを生産するほか、トナーは高度な技術に基づく装置型生産であることと、お客様の日用の需要に柔軟に対応するため、国内生産を強化していくことを基本としております。  

 
工場・物流兼事務棟
EAトナー棟
 
 
< 工場・物流兼事務棟 >
< EAトナー棟 >
 


  【 富士ゼロックスイメージングマテリアルズの概要  】  
所在地 : 富山県滑川市大島1277番地6
設立年月日 : 2000年10月10日
敷地面積 : 104,000m2
資本金 : 8,000万円(富士ゼロックス 100%出資)
生産品目 : EAトナー
生産能力 :
  5000トン/年(第一期、第二期合計)
(第一期)
  プラント建設着工 2000年7月 生産開始 2001年4月
(第二期)
  プラント建設着工 2004年12月 生産開始 2005年12月
  ◎EAトナー棟 鉄骨コンクリート5F建。
  建築面積約2,000m2、延床面積約7,500m2
  ◎工場・物流兼事務棟 同3F(一部4F)建。
  建築面積約8,000m2、延床面積約19,000m2
従業員数 : 320名(2005年12月現在)

  【 EAトナーの特徴  】  

 

EAトナーは従来の粉砕式トナー製法と異なり、顔料とワックス粒子、そしてそれらを結合させる乳化重合樹脂粒子を水溶液中で化学反応させ加熱融合したものです。これにより、ワックスを内包させたうえで形状や大きさが均一な各色5.8μm(ミクロン)(体積平均粒径)のトナー粒子の生成が可能です(図参照)。

 
 
製造技術
< 製造技術 >
 


  その製法は、従来の粉砕式トナー製法が"大から小へ"というプロセスを経るのとは逆に、顔料とワックス粒子などを"小から大へ"と粒径を成長させる製法であるため工程が少なく、製造工程で排出するCO2を35%削減することが可能です。さらにトナーの形状を任意に制御し転写に有利な形状とすることで、転写率、定着率が向上し、トナーの使用量を従来に比べて37%低減できます。  

  また、ワックスを内包した小径で均一なトナー粒子は、定着にオイルを使用しないため、ムラの無い薄くて均一な転写が可能になり、ボールペンなどでの書き込みや付箋紙の貼付けが容易なほか、小さな文字をはっきり、黒文字や写真、グラフィクスもテカリやギラツキを抑えて自然な光沢で再現するなど、CO2排出量の低減と高画質プリントの両立を実現しています。  

  こうした業績が認められて、日本画像学会(東京都中野区本町2-9-5、高橋通会長)主催の平成14年度日本画像学会技術賞を受賞しております。  


  ◆ 本件に関するお客様からのお問い合わせ先は、当社お客様相談センターまで。  
  フリーダイヤル: 0120-27-4100 土・日・祝日を除く、9:00~12:00、13:00~17:00  


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