商品デザイン紹介 A3モノクロ複合機

A3モノクロ複合機

DocuCentre S2110
スマートフォンからの操作を追加することで、効率的なオフィスワークを実現

本商品は、アジア、特に中国の中小規模事業所(小規模オフィス、ホテル、旅行代理店、銀行のバックヤードなど)をターゲットにしたA3モノクロ複合機のエントリーモデルです。オフィスの事務作業で必要とされる基本機能を搭載し低価格を実現しました。外観デザインは、操作パネルや出力部等の操作する部分を引き立てる配色とし、オフィス環境に適応し、長く使い続けられるシンプルなものに。さらに、スマートフォンから複合機を操作する機能を搭載し、いつでもどこでも自分専用のユーザーインターフェイス(UI)を手元で操作することが可能となり、スマートなオフィスワークを実現しました。

 

A3モノクロ複合機

今回、新たに搭載したスマートフォンのUIでは、ユーザーがいつでもどこでも複合機を使いこなし、効率的に業務を遂行できることを目指しました。ユーザーが使用しているスマートフォンで操作や設定を事前に済ませておけるので、複合機の前にいる時間を最小にできます。よく使う作業をお気に入りに登録でき、ドラッグアンドドロップで並び替えができるので自分専用の使いやすいUIにカスタマイズできます。お気に入りはプレビューアイコンで表示され、設定内容がひと目でわかります。また、IDカードコピーのような手順の多い操作や紙詰まりのようなトラブル対応等の複雑な操作方法をグラフィカルにナビゲートすることで、迷うことなく確実に作業できます。さらに、管理者向けの便利な機能として、複合機のネットワーク設定や消耗品情報を取得して、追加の発注や購入が可能なので、メンテナンスにかかる時間を短縮できます。

 

 

プロダクトデザイン 木村 英俊 Hidetoshi Kimura

外観デザイン 木村 英俊 Hidetoshi Kimura

日本と中国では価値観、習慣などに違いがあります。例えば、日本は製品が小さいことに対して好意的ですが、中国では良いものはそれなりに大きい方が好まれる傾向があります。このような考え方の相違を理解するには、ユーザーやディーラーの話を聞くことが重要です。数字に表れる仕様だけでなく、中国の方が求める良い商品とは何かを、現地でのヒアリングを参考にしながらデザインに反映していきました。外観は、操作パネルやプリント出力部など、操作する部分を引き立てる配色で、オフィス環境にマッチし、長く使い続けられるシンプルなデザインを意識しました。実際にユーザーに「良いデザインで気に入っている」といわれたときはとてもうれしかったですね。

グラフィックデザイン 伊藤 光晴 Mitsuharu Ito

グラフィックデザイン 伊藤 光晴 Mitsuharu Ito

スマートフォンUIのグラフィック全般を担当しました。特に注力したのはトラブルが起きた時の複雑な操作説明の表現です。紙詰まりやトナー切れなどのトラブルに対して、お客様がステップバイステップのナビゲートで迷うことなく対応するにはどんな表現が適しているのか。マシンの角度や手の動きの見せ方などを、何度も検討を重ねて最適なグラフィック表現を検討しました。お気に入り機能のプレビューアイコンにもこだわりました。お客様が出力結果を一目で理解できるよう、用紙の表現の細かな部分にまで注意し、丁寧に表現を詰めました。富士ゼロックスとしてのデザイン表現とUIとしてのわかりやすさを両立させた、ベストなグラフィック表現ができたと思います。

 

UIデザイン 佐藤 忠秋 Tadaaki Sato

“スマートフォンからの操作によって働き方をスマートにする複合機”をコンセプトに、“ユーザーの業務・思考の流れを止めない”ことを目指しました。デザイナーがコンセプト作りの段階から参画し、スマートフォンと複合機を組み合わせることによって、ユーザーにどのような価値を提供できるのかを考えました。今回のUIデザインの大きな試みの一つは、スマートフォンのアプリのトップ画面に、メニューではなく機能の設定内容がひと目でわかるプレビューアイコンを表示させたことです。メニューを選ぶ手間を省き、手数を減らすことで操作時間を短縮し、すぐにコピーの操作に入れる流れになっています。ユーザーが迷うことなく直感的に、効率的に業務を遂行できるデザインが実現できたと思います。

 

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