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ベルトロール型高速定着技術

近年、印刷市場において、オフィス用途よりも広範囲の坪量の用紙に対応できる用紙汎用性と高速高画質化が求められています。定着装置では、静電的に用紙に配置したトナーを加熱溶融し、それを加圧して用紙に定着させます。そのため、坪量の大きい用紙では、用紙の熱容量が大きくトナーに対する供給熱量が不足し溶融が不十分となり、画像が用紙から剥げ落ちるなどの定着不良が発生しやすくなります。

新開発のベルトロール定着技術は、2本の加熱ロールを定着ベルトの内側と外側の両側に配置することで、十分なコンタクト面積を確保しています。これにより、定着ベルトはムラなく十分に加熱され、トナー溶融に対して安定した熱供給が可能となります。さらに、高速走行する厚紙においても、優れたトナー定着特性と安定した高画質を可能にします。

ベルトロール定着器構成図

また、図1に示すように、用紙と定着ベルトが密着するニップ幅を拡大しています。これは従来のロールニップ幅(図1-a)に加えて、ベルト裏側にニップ形成パッドを配置することで(図1-b)実現しています。ニップ幅の拡大により、定着ベルトがトナーに接する時間が増加し、定着ベルトの熱を効果的にトナーの溶融に費やすことが可能になります。

図1:用紙と定着ベルトの密着部分拡大図