コントローラー消費電力低減技術

環境への意識が高まる中、オフィスの複合機においても、消費電力やCO2発生量の削減が求められています。そのため待機時の複合機は、スリープモードを設けて、消費電力の削減に対応しています。

スリープモード時の消費電力、業界トップクラスの0.5WAC(CPFS構成)注1を実現

複合機全体を制御するコントローラーは、スリープモードにおいてもホストPCからの印刷指示やジョブ監視、ステータス確認などネットワークからの処理要求に迅速に対応するため電源を完全にOFFすることができません。特にコントローラーの構成回路の中では、CPU電源が多くの電力を消費していました。

そこで富士ゼロックスでは、図1に示すように、コントローラーに(1)CPUの高速復帰機能と(2)通信パケット格納メモリー処理機能をコントロール制御回路として内蔵し、ホストPCからのネットワーク処理要求に対し、CPU電源をOFFしても高速に復帰し必要なレスポンスを返送できる回路構成を実現しました。

さらに、コントローラー内の半導体チップSoC注2の製造プロセスをより微細化し低電圧化を進める一方で、SoC内の電源供給ブロックを細かく分割し、スリープモード時は、電源マネジメント回路とネットワークインターフェイス回路だけに通電します。このように最適な電力制御を実現しながら、省電力ネットワーク規格への対応とネットワーク性能の向上も同時に達成しています。

コントローラー消費電力低減技術概要

このようなコントローラー消費電力低減技術により、スリープモード時の消費電力は、前任機から52%低減しており、業界トップクラスの0.5WAC(CPFS構成)を実現しています。

  • 注1 コピー、プリント、ファックス、スキャン機能搭載モデル
  • 注2 SoC(System-on-a-Chip)1つの半導体チップ上に、必要とされる一連の機能(システム)を集積する