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グロスコントロール技術

近年はオンデマンド・パブリッシング機の需要が高まり、それらには忠実な色再現と高精緻な画質が求められています。
富士ゼロックスではその対応としてさまざまな高画質化技術を開発していますが、そのひとつとして定着装置で発生するグロス(光沢)変動が用紙の面内での色ムラに影響することに着目し、面内グロス変動を低減する技術を開発しました。
グロスは定着工程で溶融、定着したトナーの用紙上での表面状態の平滑性レベルで変動し、平滑性が高いときはより高い光沢感が得られます。グロスに影響する平滑性のレベルはトナーが定着工程で受ける熱量に大きく依存し、グロス変動の大きな要因は用紙通過によって奪われる加熱ロール温度の低下があげられます。

用紙の面内グロス変動の改善には

を導入し、用紙後端部の温度低下によるグロス変動を改善しました。

図1:定着装置の構成

図2:加熱ロール表面温度

用紙先端から後端までのグロス変動を抑制できた結果、面内ムラを抑制して画質改善する効果に加えて定着条件の調整によって明瞭なグロス差を実現できるようになりました。この効果を活かして、定着温度、定着速度を可変することにより、コート紙において画像表面の光沢を3段階に調整可能です。

図3:グロスの調整