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スマート節電技術

オフィスでの省エネ意識が高まり、複合機においても消費電力の削減や省エネ性能の向上がより一層求められています。
従来、複合機では、節電モードからの復帰時、お客様が使用する機能に関わらず複合機全体に通電し、全ての機能が操作できるようにしていました。
富士ゼロックスでは、省エネ性能とお客様の利便性を同時に向上させるため、スマート節電技術を開発しました。本技術は、図1に示すように複合機を「原稿読取り装置」「操作パネル」「コントローラー」「出力装置」の4つの機能に分類し、使用する機能に応じて使う部分だけ通電させるきめ細かい通電制御を実現しています。従来の複合機では、マシン全体が起動完了した状態にならないと操作することができませんでしたが、スマート節電技術では、節電から復帰した時点でまず「操作パネル」と「コントローラー」のみ通電します。節電モードから約2秒で操作パネルが表示され、「スタート」ボタンを押下することができ、お客様の利便性を向上させています。また、その後スキャンやファクス送信の機能が選択され場合は、多くの電力を使用する出力装置に通電しないまま稼動するため、電力消費量を低減することが可能です。


図1:スマート節電技術による通電制御(クリックすると拡大して表示します。)

スマート節電技術では、上述の4つの機能毎に内蔵した電源切断回路で的確な電源制御を行っています。さらにお客様の利便性を損なわないために個々の機能の起動途中であってもコントロールパネルの操作を受け付け可能とし、必要となる複合機内のセンサーからの信号やメモリー情報が確認出来次第、スタートボタンを受付けできるようにしています。例えば、節電モードからコピー機能を選択した場合、原稿サイズが検知可能になり次第スタートボタンの押下を受付けし、マシン内の用紙トレイの情報確定通知後にスキャン動作を開始するなど、必要な情報が確定した時点で、順次動作を開始するように制御しています。

また、入力装置・出力装置を使用しない機能(ペーパーレスFaxやプリントデータ蓄積など)が実行された際は、入出力装置の初期化動作音や出力装置のファンの音など不要な起動音が発生しないため、図2に示すように節電モードから復帰する際の騒音が従来機と比べて大幅に減少し、快適なオフィス環境を提供します。

図2:節電モードから復帰する際の騒音比較