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高速シリアル伝送技術

近年、印刷市場において製版工程が不要で、高速印刷が可能なデジタル印刷機への期待が高まっています。そのため、デジタル印刷機は、大量の画像データを高速に処理すると共に、システム内のデータ伝送速度の高速化とオフセット印刷に迫る高画質化が求められています。富士ゼロックスでは、デジタル印刷機において、印刷市場でもとめられる高速高画質化を実現するために、エレクトロニクス基盤技術のひとつである、高速シリアル伝送技術を新たに開発しました。これにより、外部コントローラーで生成された画像データを高速にシリアル伝送し、デジタル印刷機内の新規画像処理ASICにて画像処理を行い、VCSEL露光器によって2400dpi-1bitで印字する一連の高速イメージパスを可能にしています。

新開発の高速シリアル伝送技術は、高速高画質化を実現するために高周波回路実装技術注1を活用し、伝送速度を8.5Gbps(4.25Gbps×2チャンネル)/colorと大幅な高速化を実現しました。さらに新開発Ultra HD(High Definition)によって、非圧縮によるリアル1200dpi/10bitで、スクリーン制御タグ4bitのイメージパスを可能にしたことで、文字再現や階調再現が向上し、高画質化を実現しています。

図1:新開発Ultra HD(High Definition)導入イメージ図

そして、外部コントローラーからデジタル印刷機へのデータ伝送の構成として、デジタル印刷機に最適な送信4チャンネル、受信1チャンネル/2colorの非対称伝送を採用し、効率的な伝送と確実なデータ送受信を可能にしています。

図2:イメージパス構成図

また、大量のデータを高速処理するためには伝送システムの信頼性が重要になります。そこで、富士ゼロックスでは、先端エレクトロニクス技術である高周波回路実装技術を確立し、伝送システムとしての、BER(Bit Error Rate)注2は10-14以下の伝送品質を実現しました。さらに、デジタル印刷機に最適なハードウェアのプロトコルを独自に開発し、エラー検知/訂正機能、診断機能を搭載することにより伝送品質が向上し、伝送システムの信頼性向上につながっています。