お客様導入事例 愛知県立大学 看護学部様

概要

経営課題:手書きの答案・レポートの取り扱いや管理のため、教員の負荷が増大

個人情報保護の観点から、手書きのミニテストやレポートが多い愛知県立大学看護学部様では、紙媒体の答案やレポートを取り扱うことについて多くの作業が発生。学籍番号順の並べ替えや点数入力、返却などの作業が教員の負荷を増大させていました。

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取り組み内容:並べ替えから返却までが不要になり、作業負荷が3分の1に軽減

回収した紙媒体の答案やレポートを、簡単に学籍番号順に並べてデータ化できることから、教員の負荷低減につながると判断し、「授業支援ボックス」の導入を決定。教員が学籍番号順に並べ替える手間などが、学生への返却も含めて不要になり、全体の作業負荷が3分の1に低減できました。

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将来展望:Excel関数を利用した自動採点など、さまざまな使い方を実践したい

愛知県立大学看護学部様では、Excel関数を利用することで、作成されるデータを自動採点や統計・分析などに役立てたいと考えています。またカスタマイズしたOCR対象領域を活用して、より複雑なアンケートの入力作業軽減にも役立てていく方針です。

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サービス概要:標準フォームをカスタマイズし簡易アンケートに応用、さまざまな分析にも利用範囲を拡大

当初の導入目的である答案・レポートや出席票での利用から、標準フォームをカスタマイズし、アンケートへの活用も進めており、ソリューションの利用範囲を広げています。

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事例詳細

約半世紀にわたる確かな看護教育の発展・継続に向けて、ICTを活用

看護学部
教授
箕浦 哲嗣 様

本学の看護学部は、看護学の専門的知識と技術の修得、豊かな人間性を備えた人材の育成を目指しています。そして、人々の健康と看護学の発展に寄与できることを目指して、「考えて実践・行動できる」「判断できる」「創造できる」などの能力を備えた資質の高い看護専門職業人を育成しています。

学科は看護学科1つで、学年定員は90 名。4学年合計で約360人の学生が在籍しています。看護師国家試験受験資格と、選抜者のみ保健師国家試験受験資格を取得でき、卒業後は愛知県内外の病院や健康管理センター、自治体などに就職しています。また大学院看護学研究科には、博士前期課程および博士後期課程に合計60名ほどが在籍しています。ウィメンズヘルス・助産学分野では助産師国家試験の受験資格が得られ、そのほか、がん看護、老年看護、精神看護および家族看護の4つの専門看護師コースや認定看護管理者コースもあります。

もともとは、1968年に開設された愛知県立看護短期大学が、1995年に愛知県立看護大学となり、2009年に愛知県立大学との統合によって、本学の看護学部が生まれました。約半世紀にわたり継承されてきた確かな看護教育を、これからも発展させながら継続していく必要があります。

その教育をより良いものにしていくため、ICTも活用しています。2つのキャンパスを行き来する環境下でも、効率的に授業を行うための学習管理システム(LMS)「Moodle」、振り返り学習などを実践できるようにするためのe-ポートフォリオ「mahara」を、それぞれ導入し活用してきました。

紙媒体の取り扱いや管理のため、教員に多くの負荷がかかっていた

学生の授業カリキュラムには、必修の専門科目などが組み込まれています。そうした授業では、教員が板書やプレゼンテーション資料を提示し、それを学生がノートに書き取るというスタイルが多いのが現状です。タブレット端末やノートパソコンの使用を強制していないこともあり、手書き文化が根強く浸透しています。

また、演習科目では結果をその場でワークシートに書き込み、それを基に自己学習したことを加えるなどしたものを演習レポートとして提出するスタイルも多く、紙媒体での提出が必然となります。特に、看護師や患者体験を通して学ぶ基礎看護学の演習では、演習直後のフレッシュな感想や疑問を大切にする目的から、実習室での手書きによるミニレポート提出を求めています。

さらに、学生とはいえ医療者と同じく守秘義務が求められます。個人情報保護の観点から、特に実習記録は手書きでの提出を求めています。こうした側面から、紙媒体の答案やレポートを取り扱うことについて多くの作業が発生していました。

たとえば、多くの教員が毎週の授業でミニテストを実施し、テストを回収後に1枚ずつ学籍番号順に並べ替え、採点した後でMicrosoft Excelの受講者名簿に点数を入力してから、次回授業時に返却しています。この一連の作業が、教員に大きな負荷をかけており、自らの研究活動などにも支障をきたしていたのです。

こうした問題を解決するため、紙媒体のテストやレポートをもっと簡単に管理できないか、LMSやe-ポートフォリオと手軽に連携できる方法はないかと、腐心していました。

簡単に学籍番号順にデータ化でき、教員の負荷低減につながると判断

看護学部 基礎看護学
教員のみなさま

そうした中、2014年夏に看護学部のPC教室を含めたシステム更新の提案と同時に、富士ゼロックスから「授業支援ボックス」の提案を受けました。さらに、2014年12月に仙台で開催された全国大学ICT推進協議会での講演と展示ブースでの実演を見たことで「これしかない」と感じたのです。

何より、心を動かされたのは、授業で回収した紙媒体の答案やレポートを複合機でスキャンするだけで、学籍番号順に並んだPDFファイルと、手書きの得点が入力されたMicrosoft Excelファイルが取り出せる点です。この「授業支援ボックス」を利用すれば、学生が手書きで提出した用紙を、教員が簡単に短時間でデジタル化でき、作業負荷を大きく低減できると確信しました。

また、本学部で導入していたLMS「Moodle」との連携が可能であることも高く評価した理由の1つです。

学籍番号順の並べ替えなどが不要になり、作業負荷が3分の1に

本学部では 2015 年4月に「授業支援ボックス」を導入し、前期は試用期間として稼働。夏に教員向けの操作講習を実施して、後期から徐々に利用を開始しました。現時点では3領域2学年のべ458名の学生がこのシステムを利用しています。

授業での出席票やリアクションペーパー、ミニテストを採点した後、表裏が正しければ上下が逆さまでも正確にスキャンできる点。そして、学籍番号順に並べ替えをせずにすむ点が、多くの教員に喜ばれています。特に数十分後には読み取り結果と OCR により認識された得点が、学籍番号順にMicrosoft Excelファイルに入力されることにより、3人がかりで済ませていた作業が1人で実現できるようになりました。

また、各答案やレポートをPDFファイル化して、「Moodle」上の受講学生のフォルダに配布できるようになり、返却のための労力が不要になりました。紙媒体では不可能であった複数教員間での同時共有も可能になり、教員は時間的にも精神的にも余裕ができ、より良い授業のため、自身の研究のためなどに時間を使えるようになりました。

なお、本学部では数字読み取りが可能なエリアにカスタマイズを加え、授業評価をはじめとする5択のアンケート調査などにも、このシステムを活用できるようにしました。本学部ではアンケートを実施することが多く、これまではアンケート回収後に教員が内容を手入力していたため、集計に労力と時間がかかっていました。「授業支援ボックス」導入により、その作業負荷も低減できるようになったのです。

Excel関数を利用して、自動採点や統計・分析などに役立てたい

看護学部 成人看護学
教員のみなさま

今後は、今よりも適用範囲を広げて、より多くの領域の教員・学生にこの「授業支援ボックス」を使ってもらえるようにしたいと考えています。そのためには、まずはインフラ部分を整備した上で、「Moodle」の活用メリットと併せて、学部内に浸透させていく必要があります。

また、作成できるMicrosoft Excelファイルのデータを、関数を使って一気に自動採点・集計したり、統計・分析用のソフトウェアと連携してデータを活用したりすることも簡単にできます。こうしたことを徐々に実現に向けて進めていきたいです。

さらに、解答用紙に9 個あるOCR対象の各回答欄の、十の位と一の位を分割して18 個の回答を得ることが可能なことも分かっています。このことを活用して、手間がかかるアンケート入力作業の軽減にも役立てていきたいと考えています。

より良い教育の実現に向けた、提案やサポートを期待

「授業支援ボックス」の導入に際しても、アンケートに活用するためのカスタマイズに関しても、富士ゼロックスには迅速かつ親身なご対応をいただきました。さまざまなICTベンダーとのお付き合いがある中で、対応の良さには特に好印象を持っています。

今後とも、富士ゼロックスには本学がより良い教育を実現できるよう、最適な提案やサポートを期待しています。

プロフィール

愛知県立大学様は、2カ所(長久手・守山)のキャンパスと、5学部10学科と大学院4研究科で構成されている公立大学です。2009年4月に、当時の愛知県立大学と愛知県立看護大学を統合し、新たなスタートを切りました。「豊かな人間性と高い知性を備え、かつ、国際性、創造性及び実践力に富む有為な人材を育成する」ことを目指し、高度な研究に裏打ちされた良質な教育を行っています。


(2016年2月現在)
大学名 愛知県立大学 看護学部
学長 高島 忠義
設立 2009(平成21)年
所在地 名古屋市守山区上志段味東谷(守山キャンパス)
学生数 全学部:3283名(2015年5月1日現在)
URL

ソリューション内容

ソリューションの応用範囲を拡大し、より多くの課題解決に貢献

授業支援ボックスは、テストやレポート、出席票などの紙文書をApeosPortシリーズの複合機でスキャンすることにより、授業支援システム(LMS:Learning Management System)に登録するシステムです。

愛知県立大学様では、標準でご用意しているフォームをカスタマイズすることで、簡易アンケートに応用し、スキャンして読み取ったMicrosoft Excelファイル上に展開されたデータを統計や分析にもご活用いただいております。

今後さらに応用範囲を広げていただくお手伝いを継続しながら、本ソリューションを通じてさまざまな課題解決に貢献していきたいと考えています。

(右から)
富士ゼロックス
中央営業事業部 文教営業統括
文教第一営業部
中部営業グループ
小林 愼司
中央営業事業部
ビジネストランスフォーメーション営業部
文教BTPグループ
山城 達馬

関連ソリューション/商品

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  • 注記:事例の内容は2016年2月時点の情報です。

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