お客様導入事例 株式会社アラジンイデア様

概要

経営課題:生産体制強化とともに、より高度な品質管理が必要に

デジタル技術を駆使した多品種・小ロットの印刷と、それに付随する複雑な発送等の業務を請け負うアラジンイデア様。業務拡大に伴い生産力を強化する中、機械により微妙に色の差異が生じるという課題が顕在化しました。そこでより高度な品質管理を行うため、富士ゼロックスに相談しました。

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取り組み内容:複数台で忠実な《色》を再現するとともに、工数削減も

デジタル印刷機複数台の色管理を行う新開発のクラウドサービス商品「 Remote Color Management Service 」を導入。これまで属人的になりがちであった色の管理・調整を、多くのオペレーター様が安心して行えるようになりました。これにより全機種での安定した出力を実現するとともに、色調整における工数削減にも成功しています。

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将来展望:全社でより高いレベルを目指し、その価値を打ち出す

Remote Color Management Service を活用することで、安定した色出力が可能となりました。これを機にアラジンイデア様では、一人一人が品質管理の意識を高く持つよう促したいと考えています。そして、この安定品質という価値を営業力強化につなげていくことも検討しています。

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サービス概要:新体制でお客様にソリューションを提供

富士ゼロックスでは2017年度から営業・SE・開発など様々な職種の社員が同じ事業部に集結し、お客様対応力を強化しました。 今回、色に関するご相談を頂いたアラジンイデア様に、新しく販売開始した Remote Color Management Service の導入を進めました。Remote Color Management Service はデジタル印刷機の日常作業・管理を効率化するクラウドサービス商品です。各デジタル印刷機の色を高いレベルで近似させることができるようになり、業務効率が向上しています。

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事例詳細

生産力を高める中で顕在化した《色》をめぐる課題

代表取締役
早田 昌弘 様

オンデマンド印刷専業で2000年にスタートした当社は、特にバリアブル印刷を得意としています。例えば全国300店舗に向けて、最適な印刷・仕分けをして発送するといった一連の業務をワンストップでお引き受けできるところが強みです。そうした柔軟性を活かしつつ、さらに生産力を増強するため2014年には埼玉県川口市に工場を開設。現在はそこで4台のカラーデジタル印刷機が稼働しています(東京都内の本社でも3台が稼働)。

ただ、こうして生産体制を増強する中で大きな課題が顕在化してきました。複数のデジタル印刷機で同じ納品物を出力する際、色に微妙な差異が生じてしまうのです。多品種・小ロットを得意とする当社ですが、時に4台のデジタル印刷機で分散出力する大型案件もあります。2016年暮れには、その4台を2交代制で約20日間にわたりフル稼働させる案件もありました。そんな時、すべてのデジタル印刷機で均一な出力ができないと問題になってしまいます。例えば、ある企業の名刺を印刷する場合、出力するデジタル印刷機のその時々の状態によってロゴの色を忠実に再現できないという事態は避けなければいけません。

より高度な品質管理を志し、《色》のマネジメントに乗り出す

印刷品質には当社もこだわり、最善を尽くしてきました。富士ゼロックスもメーカーとしてサポートしてくださっていますが、「ここでもう一段レベルを上げよう」と、出力する色の安定化を改めて相談したのが取り組みの始まりでした。そこで提案されたのが Remote Color Management Service です。まず当社が色管理をどの程度できているのか、富士ゼロックスの診断を経て導入を進めることになりました。

具体的な取り組み内容は次項で詳述しますが、Remote Color Management Service の導入により、前述の2016年末と同規模の案件においても安定して出力できました。品質安定化に向けた第一歩として、まずは手応えを感じています。

社内の全デジタル印刷機で忠実な《色》の再現が可能に

執行役員
渡辺 修 様

Remote Color Management Service の導入で目指していることは四つあります。

① ひとつの納品物を複数台のデジタル印刷機で分散出力
② 本社で校正出力、川口工場で納品物を出力
③ 本社と川口工場で分散・並行して納品物を出力
④ リピートオーダーの場合は、状況に応じて前回納品時とは異なるデジタル印刷機でも出力

最も重要なのは①です。各々のデジタル印刷機の色をしっかりとマネジメントすることで、デジタル印刷機ごとの出力品質を維持し、品質差をなくすこと。これをまず実現することにより、短期間で均質な納品物を用意できます。当然のことながら、前述の大型案件にも欠かせません。

②も既に実現しています。本社にあるデジタル印刷機で出力した校正紙をお客様に確認していただき、川口工場のデジタル印刷機で忠実に再現し、納品した例があります。これができたということは、③についても問題なくできるでしょう。④については、現在のところまだ実績がありませんが、理論的には可能であると考えています。

《色》の調整に要する時間を十分の一に短縮

また、Remote Color Management Service の導入により工数を削減できた部分もあります。それはキャリブレーションや色調整です。見本に忠実な色を出力するにはユーザー調整カーブを用いて調節しますが、従来はこれに20~30分ほど要することもありました。しかし、Remote Color Management Service を導入し、日々の色が安定してからは、調整のスタート位置が毎回近くなるため2~3分で済むようになりました。また、デジタル印刷機の状態診断や見える化ができているため、キャリブレーションや色調整の頻度も抑えることができます。時間と頻度を抑えることで大幅な工数削減につながります。感覚値ではありますが、おそらく2割ほど削減できているでしょう。

色調整を多くのオペレーターが行えるようになったことも成果といえます。これまで色の確認は一部のオペレーターにしかできない、属人的な業務でした。しかし、Remote Color Management Service で色の差を見える化できるため、現在は機械(デジタル印刷機)だけでなく人(オペレーター)による誤差も埋めることができる。多くの者が品質管理できるということは、会社として全体のレベルアップができたと実感できます。

 

Remote Color Management Service を人のレベルアップに活かすべき

オンデマンド部 係長
日下 智行 様

一定の基準に則って出力できる Remote Color Management Service により、デジタル印刷機複数台での色合わせが確実にできるようになりました。しかしながらこれは、当社にとっては、品質安定化に向けたスタートであると位置づけています。Remote Color Management Service はあくまでもツールです。それを活用し、これまで以上に安定品質を追求する意識を育てることで、会社としてのレベルアップにつなげていかなければなりません。そのためにクライアントに対して、Remote Color Management Service を使った運用の説明会やディスカッションを重ねていきたいと思います。

定量的な品質管理を行うことの価値を打ち出す

あわせて富士ゼロックスと二人三脚で進めたいことは、Remote Color Management Service による安定品質を新たな顧客獲得に活かすことです。色の再現性が安定している、ということは本来「できて当たり前」であり、売りにできる要素ではありません。しかし、品質管理に努めていると述べるだけでなく、数値をもって説明できるということは、お客様の安心につながるものだと確信しています。当社としてもWEBサイトでの啓蒙、あるいは工場にいらしたお客様に対してしっかり説明をしてまいります。この部分はぜひ富士ゼロックスと一緒に育てていきたいところです。

プロフィール

製版不要で必要な時に必要な部数を用意できるオンデマンド印刷を専門とし、多品種・小ロットの印刷物を得意としています。仕分け、配送といった後加工のノウハウも豊富で、スピードとコストの両面でお客様の効率化に寄与します。


(2017年9月現在)
会社名 株式会社アラジンイデア
本社所在地 東京都千代田区一ツ橋2-4-3 光文恒産ビル
資本金 49百万円
従業員 36名
URL

ソリューション内容

運用上の品質管理は従来から高いレベルにあった

2017年2月からアラジンイデア様の川口工場に伺い、現状の色管理について検証させていただきました。その結果、既に高いレベルで管理されていることがわかり、新たな方法にチャレンジする必要があると判断しました。そこで、販売開始したばかりの Remote Color Management Service が最適として導入をお勧めしました。

Remote Color Management Service は簡単な操作でデジタル印刷機の状態を診断し、色基準に近似させ、その他の状態異常があれば適切なメッセージを案内します。お客様の日常作業や管理を効率化するクラウドサービス商品です。

アラジンイデア様からも色調整の工数が削減できたというお言葉をいただいております。
今後も、お客様が求めている継続的なレベルアップに向けて、富士ゼロックスでご用意している教育プログラム「富士ゼロックス バリュー・イノベーション・プログラム」などを活用し、お客様の業務拡大に貢献するソリューションを提供していきます。

 

 

新体制でお客様にソリューションを提供

富士ゼロックスでは2017年度から営業・SE・開発など様々な職種の社員が同じ事業部に集結し、お客様支援体制を強化しています。お客様との連携も強固になり、今回の事例のように新しい運用モデルの構築や展開をしやすい体制になりました。
今後も製販一体となりお客様のビジネス拡大に貢献していきます。

(前列左から)
富士ゼロックス株式会社
グラフィックコミュニケーションサービス事業本部
国内営業統括 第二営業部
営業第2グループ
岩田 麻里衣

富士ゼロックス首都圏株式会社
プロダクションサービス1部
遠藤 直樹

富士ゼロックス株式会社
グラフィックコミュニケーションサービス事業本部
開発統括 第一商品開発部 PDTG WFSol開発T
藤本 和貴

グラフィックコミュニケーションサービス事業本部
GCフロンティア部 企画運営グループ マネジャー
熊谷 龍生

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  • 事例の内容は2017年9月時点の情報です。

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