お客様導入事例 社会保険中京病院様(独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院様)

DACSコンセプトに基づくソリューションの導入により、膨大な紙カルテの管理にかかっていた労力を大幅に削減。社会保険中京病院様(独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院様)|お客様導入事例 診療記録統合管理ソリューション

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概要

経営課題:約30万冊の紙カルテの管理に苦慮していた

経営課題

約30万冊あった紙カルテの管理に苦慮していた社会保険中京病院様(独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院様)(以下敬称略)は、ある学会で大阪大学名誉教授の武田裕先生が紹介したDACSコンセプトに着目。これに基づくシステムであること、保管データに汎用性を持たせられることから、「診療記録統合管理ソリューション」を導入しました。

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取り組み内容:紙と電子を一元化、患者ごとの情報アーカイブに成功

取り組み内容

富士ゼロックスの「診療記録統合管理ソリューション」を導入し、端末さえあればどこからでも、同時に何人でも電子カルテを閲覧できる環境を構築しました。また、全診療室でスキャンできるようにして、カルテの移動にかかっていた労力を削減しました。

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将来展望:DACSコンセプトを基点とした地域医療の進化に期待

将来展望

社会保険中京病院(独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院)では、今後さらに多くの機能を活用していく方針です。また、将来はこの「診療記録統合管理ソリューション」が、データをアーカイブするだけでなく、地域医療の情報共有ツールになることを期待しています。

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サービス概要:すべての診療記録を、長期にわたって統合的に管理

患者様の診療情報を、必要なときに参照できる環境を構築しました。また、過去の診療情報を継続して活用できるようにいたしました。

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事例詳細

電子カルテのバックアップと紙文書を含めた統合的な利活用との両立

院長 絹川 常郎 様

当院ではこれまで、約30万冊あった紙カルテの管理に大変な時間と労力を費やしていました。そこで電子カルテの導入を検討していましたが、初めて電子カルテを導入するにあたり、長期間にわたって患者の診療情報を参照できるように、病院側でもデータをバックアップし、保管する必要性を感じていました。

そんな折、ある学会で大阪大学名誉教授である武田裕先生がDACS*(Document Archiving and Communication System)コンセプトを紹介されているのを聞き、「ここになければどこにもない」という明快なコンセプトに惹かれました。

また、DACSコンセプトには電子カルテだけでなく、紹介状や同意書などの紙文書もスキャンして一元管理し、患者に紐づけてアーカイブすることも含まれています。しかも、何かしらの理由により基幹系システムが停止した場合でも「究極のバックアップ」になるだろうと考えました。

※ DACS(Document Archiving and Communication System:診療記録統合管理システム)は大阪大学医学部附属病院医療情報部が提唱されているコンセプトです。

長期間にわたる診療データ活用の実現性を重視

実際にシステムを導入するときに重視したのは、データの汎用性です。当院では、今後5年10年でより新しいシステムを導入したり、ベンダーを変更したりする可能性は十分にあります。その際、過去データをそのまま活かせる仕組みが必要だと考えました。いつか電子カルテのフォーマットが統一されれば良いのですが、現段階ではそれはかないません。そのため、ベンダーやメーカーに縛られず、どんなシステムを採用しても柔軟に対応できるデータを蓄積するには、汎用性が重要なポイントとなったのです。

そうした点に基づいた選定を行い、今回DACSコンセプトに基づく「診療記録統合管理ソリューション」を導入するに至ったのです。

紙文書も電子データも、汎用性を持たせた形でアーカイブできるので、将来の自由度がぐんと広がり、安心して導入できました。長い目で見れば、患者さんの利益になり、病院の戦略としても有利であると確信しています。

分散型スキャンの採用で迅速な情報共有を実現

情報企画課 課長 井澤 廣俊 様

導入前には、スキャンを「集中型」と「分散型」のどちらにするか、その選択に悩みました。それは、どれだけの人的リソースを割けるかによりますが、当院の場合は全診察室にドクターズアシストを配置できたため、その場で都度スキャンする「分散型」を採用することにしました。集中型に比べて移動の手間がなく、書類が溜まらない、早いというメリットを実感しています。

導入前に行った「診療記録統合管理ソリューション」の院内説明会には予想を超える200人以上の職員が集まり、関心の高さが伺えました。一方で、「スキャン作業=業務が増える」と、看護師からの反発があったのも事実です。しかし、実際にはただ紙を通すだけの簡単な作業でしたので、他のシステムに比べて覚えることや難しいフローはありませんでした。誰にでも簡単に操作できるシンプルさで、現場での定着・運用は想像以上にスムーズでしたね。

カルテの移動の手間もなくなり、結果的に看護師たちの労力を減らすことにもつながりました。また、心配していたレスポンスの速さや容量も今のところ十分です。

紙文書と電子カルテ情報の統合管理を実現

診察室でスキャン

現在は全診察室と受付の裏にスキャンスペースを設け、ドクターズアシストが同意書や診断書、紹介状などの紙文書を都度スキャンしています。

各部門でスキャンしきれなかった定型外の文書や写真は別室のスキャンセンターでまとめて電子化し、電子カルテ、看護システムなどのデータは夜間バッチ処理で自動登録されます。部門システムやYahgee※1で作成した文書は、QRコード※2が自動的に付与され印刷されるので、スキャンをする際に属性入力の手間がありません。

※1 Yahgee(ヤーギー)は、ヤギー株式会社の日本における登録商標です。
※2 QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です

いつでも必要なときに情報を取り出せる環境を構築

これまでは紙カルテが約30万冊程度あり、管理がとても大変でした。特にカルテ探しは大変な時間と労力を費やしており、目に見えないコストが発生していました。その点もこのソリューションなら、端末さえあればどこからでも、同時に何人でも見ることができます。「誰でもいつでも、ほしいときに取り出せる」という利便性は、コスト面でもメリットをもたらすことができるでしょう。

今後は文書検索に「ツリービュー」の活用頻度が上がると予想

端末で閲覧が可能に

当院では、まだ運用を開始して3カ月程度です。現在は、診察記録を時間軸で全体ふかんできる「マトリクスビュー」を主に活用していますが、1~2年後には文書検索のための「ツリービュー」の活用度が高まっていくと予想しています。

また、これからデータの蓄積が進むにつれ、「フォーカスビュー」の視認性や検索機能、既存院内システムとのインターフェイス統合など、さまざまなブラッシュアップが必要になるでしょう。

今後全国の病院に導入されていく中で、これらの機能充実に期待しています。

DACSコンセプトを基点とした地域医療の進化に期待

将来はこのソリューションが、データをアーカイブするだけでなく、地域医療の情報共有ツールになることを期待しています。極論をいえば、本ソリューションを活用すれば、生まれてから今日までの全医療記録を患者に提供できるはずです。例えば、転院する患者さんに小さなメモリーをひとつ渡せば、そこには次の病院に持っていけるデータがすべて入っているといった使い方も可能になるはずです。

地域医療や生涯医療を考えるとき、今後DACSコンセプトが起点となって進化していくのではないでしょうか。民間病院がそういったサービスを経営戦略に盛り込み、差別化ポイントとして訴求することも考えられそうですね。

プロフィール

社会保険中京病院(現:独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院)では、市民が安心して暮らせるよう、 地域中核・急性期総合病院として「科学的根拠に基づいた高度・先進的医療」、「十分な情報開示と納得」、「地域医療連携とチームワーク」、「適正な健康保険診療と生活習慣病予防」という考えに基づいた医療を行っています。

 

名称 社会保険中京病院(現:独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院)
所在地 愛知県名古屋市南区三条1-1-10
URL http://www.chukyo-hosp.jp/ [外部サイト]

ソリューション内容

紙も電子もすべての診療記録を、長期にわたって統合的に管理

診療の現場では、患者様の診療情報を、電子、紙を問わず必要なときに参照できる環境が必要です。また、将来的にシステムを更新する場合、過去の診療情報を継続して活用できることが重要になります。

こうした際にお役立ていただきたいのが、「診療記録統合管理ソリューション」です。これは、ドキュメントをベースとした、新しい診療記録管理のコンセプトに基づき、紙も電子もすべての診療記録を長期にわたって統合的に管理し、迅速に検索・活用できるソリューションです。

病院内のあらゆるシステムと連携して情報を集約し、長期間にわたって管理するための基盤として、活躍いたします。

診療記録管理図

(左上)富士ゼロックス愛知株式会社 システム営業部 足立茂(右上)富士ゼロックス株式会社 ヘルスケア営業部 濱田英俊(左下)富士ゼロックス愛知株式会社 ブロックSE部 SE 尾崎陽子(右下)富士ゼロックス株式会社 ヘルスケア営業部 SE 盛一修

(左上)
富士ゼロックス愛知株式会社
システム営業部
足立茂

(右上)
富士ゼロックス株式会社
ヘルスケア営業部
濱田英俊

(左下)
富士ゼロックス愛知株式会社
ブロックSE部 SE
尾崎陽子

(右下)
富士ゼロックス株式会社
ヘルスケア営業部 SE
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  • 注記:事例内容は2011年8月時点の情報です。

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