お客様導入事例 第一印刷株式会社 様

お客様導入事例 第一印刷株式会社 様

栃木県栃木市に本社を置く第一印刷様は、オンデマンド印刷で新たな付加価値を提供し新規顧客を獲得するため、金や銀など特色の再現性に強みを持つ「Iridesse Production Press(イリデッセ プロダクション プレス)」を導入されました。導入に至った経緯、導入効果などをご紹介します。

代表取締役 成子 一美 様
生産本部 生産管理課 成子 敏大 様

左から)成子 敏大様、成子 一美様

特色の再現性に優れた「Iridesse」導入で需要開拓を目指す

紙の印刷需要が低下傾向にあるなか、第一印刷様は3D印刷(レンチキュラー)に進出。さらに競争力を強化しようと導入したのが、金や銀など特色の再現性に強みを持つオンデマンド印刷機「Iridesse Production Press(イリデッセ プロダクション プレス)」(以下、「Iridesse」)だった。

代表取締役 成子 一美様

代表取締役 成子様: 弊社は1959年に創業し、企画・デザインからDTP、印刷、製本、発送業務まで含めた印刷に関連するすべての分野をサポートする印刷会社へと成長してきました。10年ほど前からは3D印刷(レンチキュラー)を開始。オフセット印刷においては他社と差別化が図られており、高品質な印刷物の提供をしていると自負しております。しかし、オンデマンド印刷においては、そこまでの差別化も図れていませんでした。

当時、弊社にあったオンデマンド印刷機では特色の再現は出来ず、オフセット印刷の特色の再現性においてさらに高い品質を顧客が求めているのではないかと思っていました。そのような中「Iridesse」を知りました。「Iridesse」は、特色の再現性はもちろんのこと小ロット印刷にも対応ができ、弊社のオンデマンド印刷において他社との差別化が図れ、顧客満足度の向上と新たな需要の開拓もできるのではないかと考えていました。

その時に、食品会社より小ロットで特色を使ったPOP印刷の見積依頼があり、これはいい機会だと富士ゼロックスから案内があった印刷業向けのセミナーに参加しました。
セミナー参加後、数十種類の印刷サンプルを富士ゼロックスに渡し、一つひとつ印刷物の色の再現性の検証を協力いただきました。期間として約1ケ月位はかかったかと思います。富士ゼロックスのFuture Edgeに行き、印刷に関する疑問にも答えてもらいました。通常のCMYKトナーに加え、最大2色の特殊トナーを使えるのは「Iridesse」が業界初ですし、全てにおいて、非常に満足のいく仕上がりでしたので、導入を決めました。

付加価値のある提案が可能になり、リピート受注につなげる

特色の再現性に魅力を感じ「Iridesse」を導入した第一印刷様。運用開始後、従来のオンデマンド印刷ではできない「Iridesse」の強みを生かした付加価値のある提案が可能になった。

生産本部 生産管理課 成子 敏大様

生産管理課 成子様: 「Iridesse」の実力を最大限に発揮するには、出力データのつくりが重要です。導入当初は各色トナーの配合を細かく調整し、さらに1週間に1回くらいの試し刷りをし、徐々に思った通りの仕上がりにできるようになっていきました。

また紙の種類によって、特色がうまく再現されないものもあるため、いろいろな紙質を試しました。同じ色でも紙質によっては仕上がりが違います。試し刷りをして「Iridesse」の良さを生かせる紙質を選ぶようにしています。

お客様に対しては、要望された紙質だけでなく、色の再現性がより高い紙質でも印刷し、両者を見比べたうえで選んでいただいています。オフセット印刷では、紙質毎に見本を刷ると多くのコストがかかり、大量のインクと紙が必要ですが「Iridesse」はオンデマンド印刷ですのでそのようなコスト等もあまりかからない為、このような提案が可能になりました。

他にも、本の製作にあたって表紙も含めてすべてオフセットで印刷していたのを、表紙は金や銀を使って「Iridesse」で印刷し、中身はオフセットで印刷した提案をした例もあります。お客様から好評で、「次回もまたお願いしたい」とリピートしていただけるようになりました。お客様からの反応は非常に良いですね。

Iridesseの可能性に触発され、社員のモチベーションもアップ

「Iridesse」による印刷は、他にまねのできない特色の再現性で顧客から高評価を得ている。一方、「Iridesse」に触発されて、印刷品質を向上させようと社員のモチベーションも上がっている。

代表取締役 成子様: 実はこのコロナ禍のなかで、新規のお客様への営業が思うようにできていないのが実情です。そのため「Iridesse」導入の数値的効果を測ることは難しいのですが、お客様の反応は上々です。サンプルをお見せすると、その品質の良さに驚かれます。

お客様がご自身でデータを作成して、「試しに印刷してもらえないか」と依頼されたこともあります。サンプルの仕上がり具合をみて、「ここまでできるなら、こんなことができないか」とアイデアを思いつかれるのです。お客様と印刷物に対する新たな可能性を探求する機会が増え、関係性が強化されたと思います。

生産管理課 成子様: 社員にとっては、今まで経験したことのないデータ操作が必要ですから、当初は戸惑うこともありましたが、現在は私達の技術の幅がどんどん広がってきています。「Iridesse」を通じて新しい技術を習得する機会を与えてもらったことで、社内の勉強会も増え、社員のモチベーションは非常に上がっています。

代表取締役 成子様: さらに意外なこともありました。オフセット印刷に携わっている社員が、「Iridesse」の印刷物の品質に近づけようと、良い意味での競争意識が生まれたことです。まったく同じものはできませんが、「Iridesse」に負けていられないと技術向上に努めています。これはうれしい誤算でした。

Iridesseで仕事の幅を広げ、次の成長へ

紙以外の分野に挑戦し、着実に成果を挙げてきた同社は、「Iridesse」を使った印刷物の需要拡大に期待する。次の一手として新たな工場建設も計画しており、「Iridesse」もそこに移設する考えだ。

代表取締役 成子様: 足元ではコロナ禍の影響を受けていますが、これから需要増が期待できる分野があります。神社仏閣向けの印刷物です。神社仏閣での印刷物は現在ほとんどがオフセット印刷です。神社仏閣の印刷物を思い浮かべるとわかりますが、金や銀など特色を使ったものが多いですから、「Iridesse」がマッチするのです。これから「Iridesse」による印刷が間違いなく広がっていくのではないかと思っています。

今後の展望ですが、オフセット印刷、オンデマンド印刷のそれぞれの強みをハイブリッドで活かし、技術を向上させ特殊印刷物の品質向上と付加価値を提供し続けていきたいと思います。

そのためには、今後も富士ゼロックスの製品やサポートは必須であると考えています。「Iridesse」導入前からも様々な製品を導入しておりますが、とにかく富士ゼロックスのみなさんは研究熱心で、製品も素晴らしい。今後もいろいろな製品を開発していただきたいですね。ゆくゆくは「Iridesse」の上位クラスの印刷機を導入して、冊子や本の印刷に挑戦していきたいと思っています。

左から)
第一印刷株式会社 生産本部 製版課 上野 雄一様
第一印刷株式会社 生産本部 製版課 長谷川 翔様
第一印刷株式会社 生産本部 製版課 大出 千恵子様
第一印刷株式会社 生産本部 製版課 影山 史奈様
第一印刷株式会社 生産本部 生産管理課 成子 敏大様
第一印刷株式会社 代表取締役 成子 一美様
富士ゼロックス栃木株式会社 ソリューション推進部 中村 義則

印刷市場の変化に対応すべく、3D印刷(レンチキュラー)を始めとした新たな領域に積極的にチャレンジしてきた第一印刷様。次なる挑戦として、特色の再現性に強みを持つオンデマンド印刷機「Iridesse」を導入されました。

現在はコロナ禍のなかで、新規顧客開拓に向けた営業活動は思うようにできない環境ですが、コロナ収束後は「Iridesse」は同社の成長の大きな武器となりそうです。

まとめ

問題点・課題・改善効果について

導入前 問題点 課題 改善効果

高品質の印刷物を提供すること以外に、新たな付加価値を加えた印刷物の提供を検討していた

  • オフセット印刷では競合他社との差別化ができているが、オンデマンド印刷では付加価値を提供できていない。
  • オンデマンド印刷で特色を使った小ロットの印刷に対応し、価格・品質共に顧客満足度を向上(他社との差別化を図る)
  • 特色の再現性などオンデマンド印刷の高品質に顧客からの新たな要望が増え、関係性強化
  • オフセット印刷からオンデマンドへの移行(オフセットトランスファー)を進めていきたいが、品質とコストの両立は難しいと感じている。
  • 特色を使ったデザインの提案など営業力の向上

    更なる品質向上のため、社員のモチベーションの向上、いい意味での競争意識の定着

導入前

高品質の印刷物を提供すること以外に、新たな付加価値を加えた印刷物の提供を検討していた

問題点
  • オフセット印刷では競合他社との差別化ができているが、オンデマンド印刷では付加価値を提供できていない。
  • オフセット印刷からオンデマンドへの移行(オフセットトランスファー)を進めていきたいが、品質とコストの両立は難しいと感じている。
課題
  • オンデマンド印刷で特色を使った小ロットの印刷に対応し、価格・品質共に顧客満足度を向上(他社との差別化を図る)
改善効果
  • 特色の再現性などオンデマンド印刷の高品質に顧客からの新たな要望が増え、関係性強化
  • 特色を使ったデザインの提案など営業力の向上

    更なる品質向上のため、社員のモチベーションの向上、いい意味での競争意識の定着

Iridesseで出力した実際の印刷物

⟨担当営業のコメント⟩
短期間で複数回の用紙や走行検証や様々なワークショップ、他社ベンダーの後加工機などの検証を実施し、第一印刷様に納得して「Iridesse」をご採用いただけるよう意識しました。
オフセット印刷並みのプリント品質の高さ、オフセット印刷では再現が難しいスペシャルカラーの表現力、デジタル印刷であることの小ロット多品種に対応出来る可用性、それらが実現できる最高峰のPOD機が「Iridesse」の最大の魅力です。その魅力を活かせるよう、今後もワークショップやマテリアルの提案・検証、PODに関わるあらゆる提案を通じ、お客様のパートナーとして、お客様の価値向上の一助となるような活動を続けていきます。

富士ゼロックス栃木株式会社 ソリューション推進部 中村 義則

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