お客様導入事例 株式会社高速オフセット様

概要

経営課題:オンデマンド印刷機のさらなる活用のため、従業員のスキルアップが不可欠

総合印刷会社である高速オフセット様は、印刷事業の強化のため、より高度な印刷が可能なオンデマンド印刷機「Color 1000 Press」を導入。これをさらに活用していくため、従業員1人ひとりのスキルアップが必要と考えていました。

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取り組み内容:技術認定制度で得た知識や技術を標準化し、幅広い範囲で応用

カラーマネジメントに特化した技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Professional」を、作業に関わる全員が受験し、見事に資格を取得。技術認定制度を機に得た知識や技術を、実際の印刷事業だけではなく、幅広い範囲で応用しています。

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将来展望:知識や技術の維持・向上のため、資格の更新や資格取得者の増加を視野に

高速オフセット様では、今後技術レベルを維持していくため、2年ごとにある資格の更新試験を継続して受験していくことを検討しています。

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サービス概要:技術力向上を軸とした教育メニューで、お客様の人材育成を後押し

高速オフセット様は、技術認定制度の利用を機に、カラーマネジメントをはじめ印刷に関する技術力を高める取り組みを継続されています。また、習得した知識や技術は、社内のさまざまな業務に活かされています。

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事例詳細

商業印刷事業の強化のため、より高度なオンデマンド印刷機を導入

取締役 印刷本部長
商業印刷センター長
赤尾 一 様

当社は、毎日新聞グループに属している総合印刷会社です。新聞輪転機による一般紙やスポーツ紙といった日刊新聞の印刷と、商業オフセット輪転機を用いたチラシ、枚葉機を使った冊子やポスターの他に帳票類のビジネスフォーム印刷や、デジタル印刷機によるオンデマンド印刷などの商業印刷を手がけています。

一般的な商業オフセット輪転機で印刷できるのがB4で8ページ、それを2~4台連結させて、B4の32ページを1回の工程で印刷できるようにする設備が当社にはあります。この発想は新聞印刷の仕組みの応用ですが、これを商業印刷に取り入れて、多ページのオフセット印刷における高速化、業務効率化という付加価値をお客様に提供しています。

もともと当社の売り上げの7割を新聞印刷が占めていて、残りが商業印刷でした。しかし、この数年で比率が半々になり、今は商業印刷の方が若干多くなりました。今後もその流れは継続していくでしょうから、当社は商業印刷の売り上げをさらに伸ばしていく方法を考える必要がありました。

紙媒体の規模が縮小傾向にある昨今、当社は小ロット化が進む印刷案件をより多く受注し、印刷工場の生産品質や印刷物の作り方という点で工夫を施していくことで、印刷事業の拡大を図ることにしました。富士ゼロックスのデジタル・オンデマンド印刷機「Color 1000 Press」を導入したのも、そうした流れの一環でした。

オンデマンド印刷機をさらに活用していくため、従業員のスキルアップが必要

それまで当社は、名刺やはがきの印刷に適したオンデマンド印刷機を利用していましたが、採算がそれなりに確保できるようになったことで、もう少し高度な印刷ができるオンデマンド印刷機への入れ替えを検討していました。そこで着目したのが「Color 1000 Press」です。 A4で数百枚~1000枚といった小ロット案件まで手を広げていくことを視野に入れていた当社にとって、デジタルにもかかわらず版を使った印刷と遜色ない成果物を印刷できる「Color 1000 Press」は、希望にマッチした製品だったというわけです。

2011年10月、「Color 1000 Press」を導入して、より幅広い印刷案件に対応できるようになりました。しかし、数年後に当社は、新たな問題に直面します。それは、人材の問題です。これまで印刷物の色について、印刷データの色設定という部分で、従業員ごとのカンに頼る部分が少なからずありました。お客様のご要望の色に合わせるため、本機本紙で印刷した現物を使うことも必要となり、手間がかかっていました。

さらに担当の従業員が休むと、代わりに作業できる従業員がいないという事態も、以前は起こっていたと思います。こうした問題の解消のため、作業に携わる従業員が色についての基礎的な知識を身に付け、共通の技術をもって作業にのぞめるように、スキルアップしていく必要があると考えました。

カラーマネジメントに特化した技術認定制度を、作業に関わる全員が受講

印刷本部 商業印刷センター
商業印刷部
プリプレスチーム
課長
鹿毛 孝 様

社内の体制に変更があり、プリプレスを行なう部門と紙への出力後を見る部門が統合され、1つのチームになりました。これを機に、チーム内でのカラーマネジメント技術の習得そして技術の標準化を検討。従業員に対する教育計画を立てて、教育研修プログラムの受講を推進しました。つまり、 1人ができることを幅広くして、人材の価値を高めていくことで、全社的な技術力を上げていくことにしたのです。

実際に受講する教育プログラムを検討していた際、富士ゼロックスのセミナーで紹介を受けたのが技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Basic/Professional」でした。当時、DTPについての資格はいくつかありましたが、カラーマネジメントに特化した教育プログラムは、ほかになかったと思います。

印刷物の色が合わないとき、原因が何かを突き止めるために、色の知識が必要です。そのため、当社はカラーマネジメントの勉強をすることが一番実用的であると考え、カラーマネジメントの教育プログラムにこだわりました。また、単純に筆記試験だけではなく、実地試験も組み込まれているため、より実践的な技術を身に付けることができ、さらに高いレベルでその技術を維持できるのではないかと考えました。

2012年秋に、まず2人の従業員が「Fuji Xerox Color Management Professional」の資格を取得。その後も継続して教育プログラムを受験し、作業に関わる従業員7人全員が資格の取得に成功しました。

技術認定制度を機に得た知識や技術を、幅広い範囲で応用

技術認定制度のために、従業員が印刷の上流から後工程までをあらためて勉強したことで、知識とともに根拠を得ることができました。今は、その根拠をもとに、お客様先でも色の説明をきちんとできるようになりました。また、印刷の現場担当者と色を合わせる作業についても、実際に測色すればどのように離れているかが分かるので、正解にたどり着きやすくなりました。高いレベルでカラーマネジメント技術の標準化ができたと感じています。

その後、営業サイドからの要望で、より低コスト・短期間で仕上がる簡易校正のような形で、お客様の確認を取るため、富士ゼロックスの別のオンデマンド印刷機「DocuColor 1450 GA」を導入しました。こちらのカラープロファイル作成は、認定試験で獲得した技術を活用し、自分たちで実施しました。校正を外に依頼すると入稿して刷り終わるまでに1日かかることがあります。 「DocuColor 1450 GA」と技術認定制度で習得したスキルを活用することで、今後はこの部分が大幅に短縮できると考えています。

また、2013年度にJapan Colorの認証工場となった際にも、技術認定制度をきっかけとした知識や技術の向上が役立ちました。さらに、2014年に大阪本社、東京や京都の拠点に遠隔で色校正を出力できるシステムを導入したのですが、そちらの導入をベンダー主導ではなく、自分たち主導で実施しました。おかげで、業者に丸投げにするよりも導入コストを大幅に抑えることができました。これらのことは、知識や技術の向上による大きな効果だと感じています。

いくら理論的に正しい色の数値だったとしても、実際にお客様の嗜好と色が合わなければ仕事は進みません。当社ではお客様の好みの色に合わせられるよう、認定試験で勉強した知識を使ってカラープロファイルを調整しています。また、新聞の色校正システムのカラープロファイルを取り出して、チャートを出力、測色し、実際の新聞印刷物に合わせて手動調整したものを、自社の「DocuColor 1450 GA」に格納し、新聞の色をシミュレートして活用しています。

資格の更新や資格取得者の増加を視野に

印刷本部 商業印刷センター
商業印刷部 プリプレスチーム
主任
上新 良徳 様

お客様の質問を受けた営業担当から、回答のヘルプがこちらに来ることがありますが、そんなとき私たちは知識を活かして営業担当をサポートしています。こうした社内でのやり取りの中でも、資格を取得する前と比べて、個々人の知識力や技術力が高まったことにより、コミュニケーションの質が向上したと感じています。

現在7人の従業員が「Fuji Xerox Color Management Professional」の資格を取得していますが、こちらの人数をさらに増やしていくということが将来的にはあるかもしれません。ただ、今のところは7人の技術レベルを維持していくため、2年ごとにある資格の更新試験を継続して受験していく方針です。

また、今後新しい事業を広げていく際に、習得した「印刷の知識」、「ゼログラフィーの知識」、「カラーマネジメントの知識」に加えて、「Color 1000 Press」や「DocuColor 1450 GA」における「プロファイル作成技術力」が基盤になると考えています。

今後も継続的な技術向上や、適切な提案を希望

印刷業界の変化と呼応するように、印刷機のサイクルも早まっていると感じています。今新しい設備も5~6年後には時代遅れになってしまいます。当社としては、そうした流れに柔軟に対応していきたいと考えています。

多様化するお客様ニーズに対応して、付加価値を提供していきたい。それを実現していくための継続的な技術向上や当社への適切な提案を、富士ゼロックスにお願いしたいと思います。

プロフィール

高速オフセット様は、毎日新聞・スポーツニッポン・大阪スポーツなどの新聞印刷、チラシ・ポスター・カタログなどの商業印刷をはじめ、出版印刷やフォーム印刷といった、あらゆる印刷メディアに対応する総合印刷会社です。名刺やポストカードなど、オンデマンド・デジタル印刷機を活用した小ロット印刷のほか、高品質で環境にやさしい印刷にも取り組んでいます。

株式会社高速オフセット
会社名 株式会社高速オフセット
所在地 大阪府大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞ビル6階
設立 1986(昭和61)年12月
資本金 9,100万円
従業員 408人(2014年7月現在)
URL http://www.kousoku-offset.co.jp/

ソリューション内容

技術力向上を軸とした教育メニューで、効率的で効果的な人材育成を後押し

社員ごとのスキルのばらつきを抑え、高品質なサービス提供活動を可能にする技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Basic/Professional」は、これまで富士ゼロックス社内で実施してきた制度で、全社的に広く浸透しています。この制度を、お客様にもご活用いただきたい。より効率的で効果的な人材育成のためにお役立ていただきたい。そんな想いから、富士ゼロックスの1サービスとして、提供を開始しました。

当社主催のセミナーで本制度をご紹介したところ、そのセミナーを聴講されていた高速オフセット様は、「課題に感じている人材育成に対して、効果的に活用できるのではないか」という印象を持たれたそうです。そして、2012年に最初の技術認定試験をお申し込みいただきました。

その後、合計7名の合格者を輩出した高速オフセット様では、最初に合格された方がキーマンとなり、これから受験される方に対して、当社テキストを活用しながら、円滑に社内教育を実施されています。また、習得した知識や技術は、JapanColor認証制度取得や他社のプルーフシステム導入にもお役立ていただいたそうです。

さらに、今年度より開始した本制度の更新試験にものぞまれ、受験された方全員が見事合格しています。技術力を高める取り組みを継続されていることが、試験課題の出来にも表れていました。また、確かな技術力を得たお客様の言葉や表情から、自信のほどをうかがい知ることができ、課題解決の一助となれたことを大変うれしく思います。

個のスキルを高めることで、チーム力が高まり、さらには会社全体へも波及効果を与えることが可能になる人材育成。技術認定制度を含む「富士ゼロックス・バリューイノベーションプログラム(FXVIP)」では、ほかにも人材を育成するプログラムを豊富にご用意しています。今後も富士ゼロックスは、人材力強化に向けた育成メニューをリリースして参ります。

(右から)
富士ゼロックス株式会社
プロダクションサービス営業本部
SB・GA営業統括 西日本営業部
関西営業1グループ
チームリーダー
草野 正忠
ソリューション・サービス開発本部
ソリューションプロジェクトマネジメント部
基盤プロジェクトマネジメント部
ソリューション展開1グループ
藤本 和貴

関連ソリューション/商品

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  • 注記:事例内容は2015年3月時点の情報です。

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