お客様導入事例 株式会社恒陽社印刷所様

概要

経営課題:「小ロット・短納期」に対応するため、「色イメージの差異」をなくしたい

恒陽社印刷所様は、顧客からの「小ロット・短納期」のニーズに対応するため、さらなる業務効率化が必要と判断。顧客との「色のイメージの差異」をなくすため、どの工程で出力しても同じ色で確認できるカラーマネジメントシステムの構築を目ざして、富士ゼロックスの教育プログラムを利用しました。

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取り組み内容:得た知識や技術を、実際の顧客との納期短縮や連携強化に活用

技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Professional」を受験し、認定を取得。機器間の統一プロファイルを自作してカラーマネジメントを実現し、実際の印刷と同じ色でのカンプ確認が可能になりました。また、得た技術と知識を活用して、実際の顧客との納期短縮や連携強化を実現しました。

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将来展望:「色の恒陽社」という評価を維持しつつ、新たな付加価値を提供できる存在に

対応可能な紙の種類が増えたことを活かして、特殊な紙での新たな提案を仕掛けていく方針です。また、「技術の恒陽社」「色の恒陽社」という評価を維持していきつつ、新しい付加価値を提供できる存在になるため、今後も教育プログラムを継続利用していくことを検討しています。

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サービス概要:教育プログラムにより、案件の短納期化と顧客満足度向上をサポート

恒陽社印刷所様は、教育プログラム「Color Profile Maker Proプロファイル作成教育」を受講し、技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Professional」を受験しました。技術認定を通して習得した知識やスキルを、顧客に対する提案や活用の幅を広げることに役立てています。また、顧客満足度の向上にもつなげています。

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事例詳細

「小ロット・短納期」のニーズに対応するため、さらなる業務効率化が必要

代表取締役社長
工藤 石守 様

当社は、カタログ・パンフレット・ポスター・カレンダーに加え、各種販促物・取扱説明書など、あらゆる制作物を企画・制作している印刷会社です。オンデマンド印刷機とオフセット枚葉機を、それぞれ目黒本社と千葉工場に設置し、少ロットから大ロットまで刷版、印刷・製本・加工といった印刷業務に幅広く対応しています。

マーケティング視点や事業戦略視点からの企画立案業務、グラフィックデザイン、デジタル撮影、画像データ管理などの制作業務なども手がけており、お客様にワンストップ・サービスを提供できることが当社の強みです。

また、制作物の品質も強みの1つです。当社はこれまで、色にこだわり、品質にこだわりながら、創業から77年間にわたり技術力と表現力を磨いてきました。現在ではカラーマネジメントシステムを導入し、制作を行う目黒本社と色校正を行うグループ会社、印刷を行う千葉工場を連携させて、色管理を徹底しています。そうした努力の積み重ねが、「技術の恒陽社」「色の恒陽社」というお客様評価につながったと自負しています。

さらに、近年高まっている「小ロット・短納期」というお客様からのニーズに対して、当社は目黒本社に「DocuColor 1450 GA」と「Color 800 Press」を、千葉工場に4台のハイブリッドUV印刷機を設置。高い品質と生産性を保持しながら、印刷準備時間と工程短縮化を図っています。

このような自社の強みを維持・向上させていくことと、お客様からの「小ロット・短納期」というご要望に対応していくことは、他社との競争の中でも必要です。当社では、今後もさらなる社内効率化に取り組んでいきます。

どの工程でも同じ色でお客様にご覧いただける仕組みを、自社の財産に

こうした取り組みを続けてきた中で、特に案件の短納期化の阻害要因となっていたのが、お客様との色イメージの相違です。印刷の前段階でお客様に制作物をご確認いただく際、デザイン時・色校正時・印刷時でそれぞれ出力される色が違っていたため、やり取りに予期せず時間を要するケースがありました。中には、何度も色校正が必要になったり、デザイン工程からやり直したりすることもあったのです。

もちろん、カラーマネジメントは以前から取り組んでいたのですが、経年によってプロファイルに差異が生じて色合わせが難しくなり、結果として出力後の色がズレていました。こうした作業でかかった費用は、ご請求金額に影響が出ますし、場合によっては当社が捻出することもあります。当社としては、どうにかしてこの問題を解消して、どの工程でも同じ色でお客様にご覧いただける仕組みを構築したい。やり取りにかかる時間を削減して納期を短縮することで、顧客満足につなげたい、と考えていました。

そんなとき、「Color 800 Press」の導入と同時に、富士ゼロックスから提案を受けたのが「Color Profile Maker Proプロファイル作成教育」と技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Basic/Professional」です。社内で認定取得者を育成し、自分たちの手で社内統一のプロファイルを作成できれば、どの工程でも同じ色で確認できる仕組みの構築はもちろん、プロファイルの購入費用が削減できるほか、身に付けた技術を自社の財産にできると考えました。

実際の印刷と同じ色で、デザインカンプをご確認いただくことが可能に

営業本部 第四部
相場 和明 様

当社では、より広くより高度な技術と知識を習得できる「Color Profile Maker Proプロファイル作成教育」を受講し、その理解度の確認として技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Professional」を受験しました。DTP・製版・印刷・カラーマネジメント分野に関する知識とプロファイル作成技術を学べる教育プログラムは、ほかにはなかったと記憶しています。

2014年に認定を取得。「技術の恒陽社」「色の恒陽社」という名前に違わない技術と知識を身に付けることができました。これにより、社内の印刷機の一貫したカラーマネジメントを自分たちの手で実現でき、デザインカンプをお客様にご確認いただく際に、実際の印刷と同じ色でご確認いただけるようになったことは、効果として大きいと思います。

どの工程でも同じ色でご覧いただけるようになり、お客様とのやり取りの時間を短縮するという、当初の目的を達成できました。また、色校正をデザインカンプで代用できるケースも増えてきました。

チラシやカタログなどの印刷物は、使用する紙の種類によって色の表現が変わりますが、プロファイルを自在に作成できる人材が社内にいるおかげで、実際に印刷で使用する紙に対応するプロファイルを、あらかじめ作成しておくことも可能になりました。

得た知識や技術を活用し、納期短縮と顧客との連携強化を実現

技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Professional」の認定を取得したことが、実際の案件でも活用できました。

日本全国で多店舗展開しているファミリーレストラン業のA社様は、自社の制作部門でメニューやチラシなどの印刷データを作成し、それを基にした印刷を当社にご依頼いただくのですが、先方の印刷機が出力したカンプと当社の出力したカンプの色に大きな差異があり、やり取りに時間がかかっていました。そして最終的には先方のカンプに合わせて、当社で測色して印刷データを作り直していたのです。この作業に手間と時間がかかっていました。

そこで、カラーマネジメントシステムによって両社の印刷機のプロファイルを、統一して管理することを提案。約1年間にわたって提案・説明を続けました。A社様側でも問題の解決を図るべく、新しい印刷機を導入。それが偶然にも当社と同じ「DocuColor 1450 GA」ということで、問題は解決すると思われました。しかし、すでに運用に合わせて調整を加えていた当社のプロファイルと、A社様のプロファイルとの間にはまだわずかな差異が残っていました。

その差異を埋める役を担ったのが、技術認定制度の認定を取得した当社の吉澤です。吉澤がA社様に赴き、1日かからずにプロファイルを調整。また、テスト出力とプロファイル調整を繰り返しながら色を合わせていくのですが、たった数回の調整で色の差を表す数値ΔEを1.0以下に収めることができました。 「Fuji Xerox Color Management Professional」で習得した技術と知識を余すところなく発揮できた結果だと思います。

A社様は通常、複数の印刷会社と連携していますが、「ここまでしてくれる印刷会社は、ほかにはない」とお褒めの言葉をいただきました。今回のことで、お客様とのパイプをより太くすることができ、当社も満足しています。今回のことで、カラーマネジメントは社内の効率化を進めるだけではなく、お客様と連携することができれば、両者の効率化を図ることができ、Win-Winの関係が築けることが分かりました。

対応可能な紙種の増加を活用し、新たな提案を仕掛けていきたい

企画制作部
メディアプロダクツグループ
吉澤 景 様

今後も、A社様のような事例をどんどん増やしていきたいと考えています。お客様側の制作部門にもご協力いただく形でのカラーマネジメントが実現できれば、両社の業務効率が上がるだけではなく、より太い関係性を築くことができます。認定を取得したことが、当社の付加価値向上につながったと思いますので、その部分を活かした営業展開が可能になると考えています。

また、どのような紙でも同じ色で出力できるようになったことで、対応できる紙の幅が広がりました。これにより、コート紙やマット紙だけではなく、今まで挑戦したことがなかった特殊な紙を使った、新しい制作物の提案ができると考えています。取得した技術や知識を活かして、新しい事業を仕掛けていくことを計画しています。

さらに、当社が属するタイヘイグループでは、ほかのグループ企業との仕事のやり取りも盛んです。当社の付加価値や今回の事例を共有することで、新たなビジネスが生まれることを期待しています。

「色の恒陽社」という評価を維持しつつ、付加価値を提供できる存在に

こうした教育は、継続していかなくては意味がありません。今後も継続して富士ゼロックスの教育プログラムを利用していくとともに、技術や知識を持つ社員を増やしていきたいと思います。

当社はこれからも「技術の恒陽社」「色の恒陽社」という評価を維持継続しつつ、お客様に新たな付加価値を提供していくことができる印刷会社でありたいと考えています。それを実現していくための適切な提案を、これからも富士ゼロックスにお願いしたいと思います。

プロフィール

恒陽社印刷所様は、カタログ・パンフレット・ポスター・カレンダー・各種販促物・取扱説明書などの商業印刷を中心に、さまざまな印刷物の企画・制作から、刷版・印刷・製本・加工までをワンストップで手がける印刷会社です。77年以上にわたる印刷事業で培ってきた技術力と表現力に、グループ会社との連携による総合力を加えて、多様化する顧客ニーズに対応しています。


(2016年3月現在)
会社名 株式会社恒陽社印刷所
所在地 東京都目黒区原町1-7-9 恒陽ビル
創業 1932(昭和7)年
資本金 20百万円
従業員 -------人(2016年2月現在)
URL

ソリューション内容

教育プログラムにより、案件の短納期化と顧客満足度向上をサポート

多店舗展開しているファミリーレストラン業のA社様では、店舗ごとにメニューが異なる場合があり、その出力の仕方は多岐にわたります。その一方で、短納期・高品質の要求は変わらないため、従来のやり方では一定の時間とコストがかかる現状に、恒陽社印刷所様は悩まれていました。そこで、さらなる短納期化の実現に向け、当社の教育プログラムをご提案させていただきました。

2014年4月に「Color Profile Maker Proプロファイル作成教育」を受講いただき、同年11月に技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Professional」を受験いただきました。実技試験は「Color 800 Press」による受験でしたが、試験結果は、見事一発合格でした。

その約1年後には、実技試験での機種とは異なるA社様の「DocuColor 1450 GA」に対して、認定取得者である吉澤様がカラーマネジメントを実施されました。お客様先であるにも関わらず、スムーズにカラーマネジメントが実施できた背景には、プリンターの機能を網羅的に理解するなど、実業務の中での活用方法を想定して教育に臨まれた姿勢や、熱心に試験勉強に取り組まれた努力がありました。

「試験前にはたくさんの質問をしましたが、それに対して富士ゼロックスには丁寧に対応していただいた。そのおかげで、お客様先でのカラーマネジメントもスムーズに実施することができました」という、うれしいお言葉をいただきました。

技術認定を通して習得した知識やスキルが、恒陽社印刷所様の提案の幅や活用の幅を広げ、結果としてお客様満足度向上につなげることができたことを大変うれしく思います。

当社の技術認定制度は、お客様の事業戦略にもご活用いただける教育プログラムとなっております。「色に強い」恒陽社印刷所様に対して、今後も富士ゼロックスは適切な提案や支援を続けて参ります。

(右から)
富士ゼロックス株式会社
東京営業事業部
プロダクションサービス営業グループ
ソリューション課
田口 由利子
プロダクションサービス営業本部
東日本営業部
営業4グループ
松原 徹
ソリューション・サービス開発本部
ソリューションプロジェクトマネジメント部
基盤プロジェクトマネジメント部
基盤ソリューション1グループ
藤本 和貴

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  • 注記:事例の内容は2016年2月時点の情報です。

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