お客様導入事例 日清工業株式会社 様

経営課題

両頭平面研削盤トップシェア、研削のニーズにワンストップで対応

技術部 部長 滝内 史貴 様 技術部
部長
滝内 史貴 様

当社は両頭平面研削盤をはじめとする、各種専用工作機械の設計・製造・販売を行う企業です。「研削」とは砥石で研いで、機械の部品などを加工すること。その砥石で部品を挟み込み、両面から研いでいく工作機械が両頭平面研削盤です。両面から研いていくため、大量の部品を高速に加工できます。

本体が箱型構造になっており、高い剛性と熱変異への強さに特長があります。剛性は業界随一と自負しています。これもあって、極めて高精度な加工を安定して持続することができます。対象となるのは自動車関係の部品がもっとも多く、エンジン周りやディスクブレーキの加工などに使われています。家電製品では、エアコンのコンプレッサー関係の部品に使われています。

研削する本体装置を納品するだけの企業が多い中、当社では付帯装置や加工物を出し入れする搬送装置、手前のストッカーなども含めて、トータルに提供しています。また、当社開発部門では常に新しい技術を取り入れ、お客様の課題解決に取り組んでいます。研削に関しては、コンサルティングから設計、製造、据え付け、オーバーホール・改造までワンストップで対応しています。

当社の方針に「独自技術の創造」と「匠の継承」があります。これまで当社は最新技術を積極的に取り組み、自社内で昇華して、お客様にご提案してきました。同時に自ら磨いてきた技術を次の世代に伝えていくことも重要となります。どんなに高性能な機械や装置を導入しても、それを扱う人間の技量と資質が伴わなければ、最高の品質を期待できません。

また「匠の継承」を重視している背景に、両頭平面研削盤の長期に及ぶ使用期間があります。おかげさまで納品から10年~30年を超えてお使いいただくお客様も少なくありません。しかし、30年前の機械になると、製造当時の情報がほとんど残されておらず、オーバーホールの依頼が来ても対応に困ることがありました。そのため、設計者の知識や経験を情報として確実に保管するだけではなく、ほかの新しい設計者とも連携・共有できる環境を整える必要がありました。

両面平面研削盤 立型両面平面研削盤
立型

長期のライフサイクル全般に対応できる「匠の継承」が永遠のテーマ

「匠の継承」をスムーズに実現するため、注目したのが「図面」でした。図面にはあらゆる技術情報が盛りこまれており、加工編集に直結するいろいろな情報も図面から読み取ることができます。ところがこの図面は、部品表や工程表などとともに、紙の状態で保存されていたのです。あらゆる技術文書が紙で保管されていたため、その数は膨大な量になっており、該当の図面を検索するのが困難で、製品の仕様把握にかなりの時間がかかっていました。

すでに2次元CADを導入し、図面の電子化は進めていたものの、CADは作図用のツールであり、図面管理の機能は貧弱でした。そこで、富士ゼロックスに相談し、紹介されたのが文書管理システム「ArcSuite Engineering」です。「ArcSuite Engineering」の導入により、図面を1カ所で効率的に管理できるようになり、図面探しの時間をかなり短縮できました。

しかし、図面の電子管理には成功したものの、図面以外の技術文書は紙のままで、製品ごとにファイルにまとめられていました。当社の機械の部品点数は膨大で、1台の機械で本体1,000点、付帯装置1,000点~2,000点。多い場合は合計で3,000点を超えます。流用可否を判断するには、どうしても構成する部品の情報を参照する必要があり、これが記載された書類を探すのに、ひどい場合はほぼ1日かかることもありました。

当社の機械は特注品で同じ物は2つとないのですが、共通している構成や部品はあります。つまり、過去の機械のパーツや部品を流用できるかどうかが、開発スピードを左右するのです。そのため、機械の構成情報を見える形で残しておく、集合体として把握できるようにしておくことが必要でした。長期にわたって利用される機械の構成情報をいかにして若い人たちに伝えていくか。その仕組みを検討する段階になりました。

取り組み内容

「ArcSuite」連携とスモールスタートを要件に「Base-Right」を採用

技術課 主任 松井 三明 様 技術課
主任
松井 三明 様

少し前に、富士ゼロックスに依頼して、Excelで部品を管理できるシステムを構築しました。ただ、Excelは表計算ソフトですから「ArcSuite Engineering」と連携した部品表をつくることはできず、探しやすさとしては物足りない部分が残っていました。また、Microsoftのバージョンアップのたびに、システムを改修するコストもかかっていました。

そこで、製品の構成情報の管理について、さらなる改善を富士ゼロックスに相談しました。
第1の要件は「ArcSuite Engineering」とスムーズに連携できること。次の要件は、スモールスタートができること。一般的にPDMシステムはかなり高額であり、そのぶん多くの機能が盛りこまれています。当社に多機能さよりも手軽に導入できることを求めました。

不可欠な機能としては図面の番号管理があります。機械に使われている膨大な数の部品もすべて図面番号で管理しており、番号がわからないと何も伝わらない状態でした。

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  • 注記 事例の内容は2018年6月時点の情報です。

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