お客様導入事例 株式会社ポニーキャニオン様

概要

経営課題:「小ロット・短納期」に対応するため、「色イメージの差異」をなくしたい

恒陽社印刷所様は、顧客からの「小ロット・短納期」のニーズに対応するため、さらなる業務効率化が必要と判断。顧客との「色のイメージの差異」をなくすため、どの工程で出力しても同じ色で確認できるカラーマネジメントシステムの構築を目ざして、富士ゼロックスの教育プログラムを利用しました。

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取り組み内容:得た知識や技術を、実際の顧客との納期短縮や連携強化に活用

技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Professional」を受験し、認定を取得。機器間の統一プロファイルを自作してカラーマネジメントを実現し、実際の印刷と同じ色でのカンプ確認が可能になりました。また、得た技術と知識を活用して、実際の顧客との納期短縮や連携強化を実現しました。

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将来展望:「色の恒陽社」という評価を維持しつつ、新たな付加価値を提供できる存在に

対応可能な紙の種類が増えたことを活かして、特殊な紙での新たな提案を仕掛けていく方針です。また、「技術の恒陽社」「色の恒陽社」という評価を維持していきつつ、新しい付加価値を提供できる存在になるため、今後も教育プログラムを継続利用していくことを検討しています。

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サービス概要:教育プログラムにより、案件の短納期化と顧客満足度向上をサポート

恒陽社印刷所様は、教育プログラム「Color Profile Maker Proプロファイル作成教育」を受講し、技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Professional」を受験しました。技術認定を通して習得した知識やスキルを、顧客に対する提案や活用の幅を広げることに役立てています。また、顧客満足度の向上にもつなげています。

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事例詳細

パッケージソフト市場の縮小傾向に伴い、コストの見直しが必須に

常務取締役 経営管理本部長 関連会社担当 江川 栄一 様

当社は、音楽・映画など各種パッケージソフト(CD・DVDなど)の企画・制作・販売を行っている音楽・映像ソフトメーカーです。ここ数年は映像作品の比重が高く、アニメやTVドラマ、映画作品などが主力商品となっています。また、音楽作品ではJ-POPだけではなく、K-POPについても数多くの作品をリリースしています。

現在、パッケージソフト市場は縮小が進み、作品生産枚数の減少が続いているため、メーカー各社はコストの見直しを迫られています。こうした背景から、当社では作品ごとの収支管理を実施し、損益の状況を細かくチェックするなど、会社全体でコスト削減に取り組んでいます。ただ、それでも「いいものを作りたい」という信念は曲げられません。「よりコストをかけずに、変わらずいいものをパッケージ化していくこと」こそ、当社の使命だと考えています。

音楽配信・映像配信の技術や文化が広く浸透したことも、ユーザーがパッケージソフトを選ぶ機会が少なくなっている一因です。制作ディレクターは、音楽配信・映像配信との差別化をはかるため、そしてより多くのユーザーにパッケージソフトを選んでもらうため、ケース・ジャケット・ブックレットなど、周辺の仕様や同梱アイテムの豪華さを追求したいと望んでいます。しかし、会社としては制作費を抑えなくてはなりません。このジレンマに、当社は頭を抱えていました。

製版コスト増の一因となっていた校正のやり取りを減らしたい

第2音楽制作部ストラテジック (兼)ダイレクトマーケティング部 マネージャー 横井 超 様

パッケージソフトの制作費のうち、印刷コストや生産コストは、印刷会社やプレス工場に依頼し、すでにほぼ底値の状態にまで抑えてもらっていました。残るはジャケットやブックレットの印刷データを制作する・製版コストでしたが、こちらは売り上げを左右する要素であるうえ、アーティスト側のこだわりが強いため、なかなかコスト削減が難しい部分でした。

製版は、外部デザイナーから渡されるデータを、印刷会社に入稿して色校正を作成し、それを制作ディレクターとデザイナーが確認します。両者がOKを出さないと次工程に進めないのですが、細かな色がデザイナーのイメージと合わない場合が多く、何度も校正をやり直すことが恒常化していました。また、互いに主観的な色のイメージについて意見を出し合うため、いざ印刷会社に修正指示を出す際にも苦労していました。

さらに、パソコンのRGB形式で入稿データを作るデザイナーが多く、これを印刷用のCMYK形式に直すと微妙な色のズレが発生します。これも校正回数を増やす要因の1つでした。校正が増えれば、それだけ時間も費用もかさみます。当社は、こうしたやり取りを少しでも減らせる方法はないか、かねてより思案していました。

オンデマンド印刷機とカラーマネジメントで、色校正作業を効率化

商品管理部 部長 (兼)商品グループ マネージャー 高橋 重年 様

製版コストの削減に向けて、どのような改善策が効果的かを検討していたところ、タイミング良く富士ゼロックスから、オンデマンド印刷機「DocuColor 1450 GA」の導入とカラーマネジメント体制の確立による、校正作業効率化をご提案いただきました。ご提案のポイントは以下の3点です。

  • 高画質出力が可能なオンデマンド印刷機で、印刷会社へ入稿する前に、デザイナーが制作したデータの色味を確認できるようにする
  • 簡単な出力要望の場合は、オンデマンド印刷を活用して納期を短縮できるようにする
  • 印刷会社ごとに色基準を作成し、自社で各社の色味を再現できる環境を作る

はじめは、オフィスに置けるサイズの印刷機で、印刷会社と同じような出力品質が実現できるのか、疑問の声も上がっていました。しかし、実際に印刷会社が作る色校正と遜色ない品質での出力が可能であると分かり、オンデマンド印刷機の導入が一気に現実化しました。

特に、普段から依頼している印刷会社3社の色基準をそれぞれ作成しておくことで、その印刷会社に依頼した際の校正と近似した色味が、自社のオンデマンド印刷機で出力可能になること。これが決め手となり、富士ゼロックスのご提案を採用することにしました。

校正回数を減らし、前年比1000万円という製版費の大幅削減に成功

当社は2012年夏に、オンデマンド印刷機「DocuColor 1450 GA」を導入し、本格的なカラーマネジメント体制の運用を開始。本物と遜色ない校正を基に制作ディレクターとデザイナーがやり取りできるようになり、印刷会社に入稿する前にデザイナーの意図をまとめることが可能になりました。

実際には、印刷会社に校正を依頼する前に、出力した色校正をデザイナーに戻すという当社側の作業が若干増えましたが、これにより校正・再校正などの回数が大幅に削減できました。

これまで、一般的なCDやDVD作品の色校正におよそ20万円程度の製版費がかかっていました。映像作品のBOXセットなどは、1回の製版費に60~70万円かかっていたケースもあります。こうした費用が今回の取り組みで大幅に削減でき、運用開始から半年の時点で、前年比で1000万円の削減効果を出すことができました。この成果により、今回の校正作業効率化は社内でも表彰を受けました。

作品ごとに、適した特性を持つ印刷会社を起用できるようになった

商品管理部 制作進行グループ マネージャー 山田 善実 様

導入当初、印刷会社からは仕事が減るのではと懸念されていましたが、当社がデザイナーの意図をまとめた形で入稿できるようになったおかげで、入稿データを色見本としてスムーズに作業を進められるようになったと、おおむね好評をいただいています。

また、今回の取り組みで印刷会社ごとの特性をつかむことができました。おかげで、当社側で作品ごとに起用する印刷会社を決めることができるようになりました。さらに、デザイナーとの合意も取りやすくなるなど、柔軟な対応ができるようになりました。

製版費削減という成果によって、社内ではオンデマンド印刷機に注目が集まっています。そして、すでにジャケットやブックレットの色校正出力だけにとどまらず、各メディアに宣伝用音源・映像を持ち込む際の紙資料や、イベントで配布する紙資料などにも、活用範囲が広がっています。

オンデマンド印刷機のさらなるバージョンアップに期待

現在はいろいろな商品をいろいろな人が求めている時代です。そのため、これまで以上に小ロット・多品種の商品ニーズが増えてくるでしょう。現在は、実際の商品に封入するジャケットやブックレットは印刷会社に制作を依頼していますが、出荷数が少量の場合などは自分たちで実際のジャケットやブックレットを制作することも視野に入れています。

ほかにも、チラシ・ポスターなど販促物の出力や、コンサート会場で撮影した写真をジャケットとして出力して、その場でCDを作成するなどのアイデアを実現していきたいと思います。

当社は、富士ゼロックスのソリューションを採用しましたが、導入した「DocuColor 1450 GA」にこだわっているわけではありません。今後は金色や銀色などの特色が出せる印刷機や映像作品の三方背BOXケース用に裁断までできる印刷機など、さらにバージョンアップされた商品のリリースを期待しています。そして、より良い使い方とともに、そうした商品のご提案をしていただけるとうれしいです。

プロフィール

株式会社ポニーキャニオンは、フジサンケイグループに属している大手映像・音楽ソフトメーカーです。ミュージックテープや映像ソフトを販売する株式会社ポニーと、レコードやCDを販売する株式会社キャニオン・レコードが、1987年10月に合併して株式会社ポニーキャニオンとなりました。現在は、音楽・映画・アニメ・ドラマ・韓流・教養・文芸・スポーツ・娯楽など各種オーディオ・ビジュアルソフトの企画・制作・販売を中心に、エンターテイメントソフト業界を牽引する企業として様々な事業領域にチャレンジしています。

株式会社ポニーキャニオン
会社名 株式会社ポニーキャニオン
所在地 東京都港区虎ノ門2-5-10
設立 1966(昭和41)年10月1日
資本金 12億円
従業員 360名
URL http://www.ponycanyon.co.jp/

(2012年10月現在)

ソリューション内容

印刷業務フローの見直しによる効率化を実現

校正出力機の進化、DTPアプリケーション/モニターの高性能化、そしてJapan Colorの普及やJMPAカラー/J-PDFに代表される雑誌広告入校手順の変更など、印刷業務は効率化に向けて日々変化しています。しかし、実際は対象の印刷物・制作/印刷環境・会社ごとに、必要になるカラーマネジメント環境や運用ルールが異なり、印刷業務の効率化は一筋縄では進みません。

そこで富士ゼロックスでは、専門技術者が業務フロー・環境のヒアリング、最適な業務フローの検討/提案から、人材育成までを含めた業務立ち上げを、お客様と一緒に実施します。今回、ポニーキャニオン様には、各印刷会社様の印刷機に色を合わせるためのカラープロファイルの設置、および運用立ち上げ支援としてオペレーション教育を提供いたしました。

なお、サービス提供品質を統一するため、富士ゼロックスでは社内でカラーマネジメントに関する資格を整備しています。現在、日本全国に300名を超える技術者を配し、一律の対応が可能です。その資格者の中でも、特に高レベルの技術を持つ14名が中心となり、全国に分散するデザイン拠点間の運用効率化や生産拠点の効率化など、高度なカラーマネジメント環境コンサルティングサービスを提供しています。

上記のメニュー以外にも、印刷技術者を育成する人材育成プログラムやデザイナー向け支援プログラム「アドビ アプリケーション操作教育」、ソリューション営業育成プログラム「オンデマンドプリンティングカレッジ」など、多岐にわたるメニューを用意。今後も、定評のあるカラーマネジメント環境構築サービスに加えて、人材育成による持続的な成長/改善に向けたメニューも準備し、印刷業務にかかわるお客様を全方位で支援していきます。

(左から)
富士ゼロックス株式会社
プロダクションサービス営業本部
東日本営業部
首都圏営業グループ
阪本諭志
東京営業事業部 NB第一支店
メジャー2グループ
グループ長
富山容治
東京営業事業部 NB第一支店
メジャー2グループ
奥山健二郎
ソリューション・サービス営業本部
システムインテグレーションサービス部
東日本プロダクション技術部
明部良隆

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  • 注記:事例内容は2013年2月時点の情報です。

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